屋根塗装でおすすめな色は?色選びのポイントもご紹介

2023年3月6日

家の印象を左右する屋根。形や素材にもこだわりたいですが、同じくらい塗装の色も納得のいくものにしたいですよね。

今回は、屋根塗装でどんな色を選べばよいのか、色選びのコツや色を決めるポイントについてご紹介!ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。

 

屋根塗装はどんな色がよい?

屋根塗装の色はどう選べばよいのでしょうか。明るい色と暗い色の2種類に分けてそれぞれの特徴を説明します。

 

暗い色がベター

屋根の塗装をする際、基本的には暗い色がベターといわれています。屋根は直射日光や雨風にさらされやすいため、外壁や外構といった他の場所よりも劣化が激しいという側面も。

暗い色であれば、汚れが目立たないためおすすめ。黒や紺などの暗く濃い色の場合は直射日光にさらされて色あせすることも多いため、注意が必要です。

 

白や明るい色は劣化が目立つことも

白や明るい色の屋根であれば、パッと外観が華やぎます。色が明るい分、汚れや劣化症状も目立ちやすくなる点に注意しましょう。

白やグレーであれば色あせなどの劣化は目立たない一方、赤や青などの原色を使用すると、色あせが激しくなってしまうこともあるでしょう。

 

屋根塗装はどんな色がよい?色を決める際のポイントとは

屋根の塗装をする際、どのような色味がよいのでしょうか。屋根塗装で使用する色味を決める際のポイントについてご紹介します!

 

外壁との相性を見る

屋根塗装の色味を決めるのにまず大切になるのは、外壁との相性を見ることです。外壁との色調が合わないと、屋根だけ浮いている印象になることも考えられます。屋根塗装の色味を考える際は、予定している外壁の色とマッチするよう検討すべきでしょう。

また外壁と屋根の相性を考えるといっても、メリハリのあるモダンな外観に仕上げたいのであれば、屋根と外壁の色味を変えるのも一つの手です。ホワイトの外壁にビビッドカラーの屋根を合わせると、ポップな印象に仕上がります。

 

屋根の形に合っているかを確認する

屋根の形との相性を見るのもおすすめです。シックな雰囲気の片流れ屋根であればブラックやグレーを基調としたもの、左右対称の切妻屋根の場合は、パステルカラーなどの淡い色を用いるとよいでしょう。

理想とする外観によって、選ぶ外壁の色や屋根の色味、形は異なります。屋根の色味を考える際は、屋根の形にマッチしているかどうかも確認するようにしましょう。

 

周りの家との相性を見る

屋根の色味をはじめとした外観全体のテイストを検討する際は、周囲にある家の外観ともマッチするかどうか考えましょう。これは外壁の色を決める際にも関わる部分ですが、あまりに周りの空間と浮いている場合は良い意味でも悪い意味でも目立ってしまいます。

 

面積効果を確認する

色味を検討する場合は、面積効果を確認することも大切です。面積効果とは、色の面積ごとに与える印象が大きく異なる現象のこと。明るい色であれば、大きい面積の色にするとより一層明るい色に見えます。小さな色見本ではポップなビビッドカラーであっても、実際に塗ってみると主張が激しく、派手な印象になってしまう…ということも考えられます。屋根や外壁の色を決める際は、なるべく大きな色見本で確認するようにしましょう。

 

外構との相性を見る

屋根の色味は、外構との相性も考えることがおすすめ。盆栽や松の木といった和風な外構を設置している場合は暗い色に抑えるなど、外構との相性を見ながら屋根が浮かないように工夫することが大切です。

 

おしゃれな外壁×屋根の実例

屋根塗装の色味を検討する際は、理想のテイストをまず定めてから外壁と屋根の色をそれぞれ決めていくとよいでしょう。

今回は、おしゃれな外壁×屋根の組み合わせ実例をご紹介します。

 

【ナチュラルな北欧スタイル】ホワイトの外壁×爽やかブルーの屋根がかわいい実例

白の外壁と鮮やかなブルーの屋根が素敵な実例。玄関アプローチは家の形にくり抜くことで、ナチュラルレトロな雰囲気に仕上がっています。

玄関ドアもパステルブルーにすることで、ころんとした印象の外観に。外壁から突出する軒も空間を狭く設定し、重すぎない外観を実現しています。

上から見ると少しレトロな印象も与えていますね。他と被らない鮮やかなブルーが目を引く素敵な実例となっています。

 

【クールスタイル】ブルーグレーの外壁と屋根がスタイリッシュな実例

ブルーグレーの外壁でクールに仕上げた実例。屋根の色味は暗いグレーで引き締めることで、メリハリのあるクールな印象を実現しています。

屋根の外側部分はホワイトで縁取りすると、クールさの中にフェミニンな印象もプラスできるでしょう。

 

【和風スタイル】淡いグリーン×ネイビーがおしゃれな実例

淡いグリーンとホワイトの外壁が和風で素敵な雰囲気に。ネイビーに塗装された屋根とも相性が良く、落ち着いた外観に仕上がっています。

平屋にマッチする淡い色使いが和やかで良いですよね。

 

【モダンスタイル】色の切り替えがおしゃれな実例

外壁の色は手前をホワイト、奥の色をグレーにし、カラーの切り替えがモダンでおしゃれな平屋住宅。屋根塗装の色味はネイビーに設定し、メリハリのある外観に仕上がっています。外壁や屋根はホワイト、グレー、ネイビーでモノトーンに固めている一方、玄関付近は木材で引き締めると、ワンランク上のおしゃれな住宅になります。

 

【レトロスタイル】モスグリーンの外壁にブラウンの屋根がマッチした実例

モスグリーンの外壁にブラウンの屋根で、レトロポップなイメージに仕上げた実例。外壁から伸びている軒は短く設定し、重すぎない雰囲気を実現しています。

ブラウンの屋根は汚れが目立たないほか、比較的明るい色味のため色あせが目立ちにくい点もメリットといえるでしょう。

 

まとめ

今回は、屋根塗装をするうえで押さえておきたい色選びのポイント、実例をご紹介しました!屋根は色次第で家を格段におしゃれにできる一方、直射日光や雨風が直接当たるためこまめなメンテナンスは欠かせません。

色味ごとのポイントを押さえ、おしゃれさが続く家をつくっていきましょう!