住宅ローン初心者でも安心♪ローンの選び方から徹底解説!

2023年5月17日

はじめて住宅ローンを利用する方の中には、どのような返済計画を立てればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。長い期間をかけて返済していく住宅ローンの借り入れは、失敗したくないものですよね。

今回は、住宅ローン初心者でも安心なローンの選び方を徹底解説します!住宅ローンでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

住宅ローンとは

住宅ローンの種類は金利の種類や返済タイプなど多岐に渡り、自分のニーズに合った住宅ローンを選ぶことが大切です。自分に合ったローンを選ぶことで、失敗しない返済計画を組むことが可能になります。

住宅ローンの種類と基礎的な知識について解説します。

 

住宅ローンの基礎知識

住宅ローンとは、住宅を購入するために借り入れるローンのこと。住宅ローンは通常、15~35年の期間で返済することが多いといわれています。

一般的にローンを組む際は担保をもとに設定し、住宅ローンの場合は住宅そのものを担保に設定。支払いが滞った場合に貸し手は住宅を差し押さえることもあります。

 

住宅ローンの金利タイプとは

住宅ローンは主に固定金利型、変動金利型、固定金利選択型の3種類に分けられます。固定金利型住宅ローンとは、ローンの期間中に金利が変わらないもの。変動金利型住宅ローンは、金利が定期的に変わるものを指します。固定金利選択型は、固定金利と変動金利どちらも兼ねたハイブリッド型です。

それぞれの金利タイプについてご紹介しましょう。

 

金利とは

住宅ローンを語る際に欠かせない「金利」とは、お金を借りる際に必要な利子のことをいいます。2,000万円の住宅ローンを組む際、借り手は2,000万円を銀行から借ります。金利が0%であれば2,000万円を借りるだけで済みますが、金利が設定されていないと銀行にお金が入ってくることはありませんよね。

ここで登場したのが、「利子」という考え方です。お金を貸す際の手数料とイメージするのがよいでしょう。住宅ローンにおける金利とは、住宅ローンを組む際の「手数料」なのです。

 

固定金利型・変動金利型・固定金利選択型の違い

「金利は生き物」といわれており、さまざまな社会要因が折り重なって市場の金利が決定されます。現在の日本は低金利時代。比較的金利の負担は低いといわれていますが、金利タイプによって負担する金額がかなり変わるため、金利タイプは慎重に選びましょう。

固定金利型の場合、市場金利が変わっても影響を受けない点がメリットです。月々の支払い金額が一定になるため返済計画を見通せる一方、変動金利よりも金利が高いといわれています。

変動金利の場合は、市場金利が変わった際に良くも悪くも影響を受ける点がメリットでありデメリットともいえるでしょう。金利が下がれば月々の支払い額も下がる一方、金利が上がると支払い額も上がるためです。

固定金利選択型は、5年間は固定金利、期間が過ぎると変動金利…といった形で期間によって金利が変わるタイプを指します。

 

住宅ローンの返済方法とは

住宅ローンの返済は、通常であれば月単位で行われます。毎月の支払額は、ローン金利や返済期間、ローンの金額によって決まります。ボーナスを活用して一時的に多めにローンを支払う「繰り上げ返済」を行うことも可能です。

住宅ローンの返済方法は、元利均等返済と元金均等返済の2種類に分かれています。先ほど述べた金利と元本を返済する方法について解説します。

 

元利均等返済・元金均等返済の違い

元利均等返済とは、月々の返済金額が一定となる返済方法のこと。返済当初は利息を多く支払い、徐々に元本の割合が多くなります。元利均等返済は返済の割合こそ変わりますが、毎月の返済金額は変わりません。見通しを持った返済計画にしたい方は、元利均等返済が向いているでしょう。

元金均等返済とは、元本の支払いは同じで利息の割合が変化する返済方法のこと。返済当初は支払金額が大きく、徐々に返済金額が減っていきます。

元利均等返済と元金均等返済それぞれの総返済額を比べると、元利均等返済のほうが高くなることも。しかし元利均等返済であれば返済額が変わらないため、元利均等返済を選ぶケースのほうが多いといわれています。

 

失敗しない住宅ローンの選び方は?

住宅ローン選びの第一歩は、どのようなローンが自分のニーズに合っているかを判断することです。ローンの条件や金利、手数料などを検討し、他の金融業者と比較しながら決めましょう。

住宅ローンを決める際に押さえておきたいポイントについて解説します。

 

金利変動を見越した金利タイプの決定を

先ほど金利タイプの違いについて述べた通り、金利タイプを決めることは今後の返済計画に大きく関係します。一般的に変動金利を組む方が多いといわれている一方、金利上昇のリスクに耐えられないというケースもあるでしょう。

 

ライフイベントに合わせて返済計画を行う

金利変動を考慮して金利タイプを決めるタイミングで、ライフイベントについても考慮しましょう。子どもの出産や入学などを控えている場合、家庭の支出金額は大きく異なります。どのタイミングでお金が必要になるか見通しを持ちながら返済計画を組んでおきましょう。

 

忘れがちな諸費用も考慮してローンを組む

住宅ローンを組む際は金利にばかり目が行きがちである一方、事務手数料や保証料も見逃せない費用です。事務手数料や保証料は金融機関や返済方法によって異なり、数10万円の差が出ることも多いといわれています。

忘れがちな諸費用も考慮しながら住宅ローンを組んでいきましょう。

 

団体信用生命保険の保障内容

団体信用生命保険とは、通常「団信」とも呼ばれる保険のこと。住宅ローンの契約者が死亡または高度障害となった際に適用される保険となり、保険料は住宅ローンの金利に含まれます。

最近では団信でもがん団信や3大疾病団信など、特定の疾病・ステージにり患した場合に適用されることが多いといわれています。団信の保障内容によって金利も大きく変わるため、自分のケースに合った団信を選ぶことが大切です。

 

まとめ

今回は、住宅ローンの選び方や押さえておきたいポイントについて詳しく解説しました!住宅ローンは長期にわたるローンとなるため、慎重に考えながら決めることが大切です。

自分のケースに合う住宅ローンは何かを考えながら、後悔のない家づくりをしていきましょう!