おしゃれな庭のレイアウト実例5選|ポイントやパターンもご紹介

2024年2月18日

「庭のレイアウトが決まらない」
「庭のレイアウトは実例を見ながら考えたい」
せっかく素敵なマイホームができたのに、ちぐはぐな庭になると残念な気持ちになってしまいますよね。この記事ではそのような方に向けて、おすすめの庭のレイアウトをご紹介します。また、素敵な庭にするためのポイントも解説するのでぜひ参考にしてみてください。

 

庭のレイアウトを考えるコツ

おしゃれな庭になるかどうかは、事前にレイアウトをしっかり考えられるかどうかで決まってきます。ここでは庭のレイアウトを考えるコツを解説します。

 

どんな庭にしたいか、どんな過ごし方をしたいかを考える

「おしゃれな庭」と一言でいっても、「おしゃれ」の定義は人それぞれです。パートナーと「おしゃれな庭にしたい」という共通の認識をもっていたとしても、ズレが生じることも起こりえます。仮にあなたが「シックな庭」がおしゃれだと考えていても、パートナーは「ナチュラルテイストな庭」をおしゃれな庭と考えているかもしれません。

そこで大切なのが、どのような庭にしてどのような過ごし方をしたいかをちゃんと共有することです。万が一、パートナーとの間に大きなズレがあれば、認識のズレを修正することから始めましょう。

上記に加えてもう一つ大切なポイントがあります。それが、家の外観とのバランスです。どれだけあなたとパートナーのおしゃれな庭の定義が一緒だったとしても、家の外観との調和がとれていないと客観的にちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。

この点に関しては、どうしても当事者だと主観的な見方に偏りがちですので、第三者の意見に耳を傾けるのがおすすめです。一番おすすめなのは、庭の施工経験が豊富な業者に相談することです。施工実績が多数ある業者なら的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

 

庭の維持コストも考慮する

庭のレイアウトを考えるうえで忘れてはいけないのが、庭の維持コストです。庭をきれいに維持するには多かれ少なかれコストがかかるものです。ここでいう「維持コスト」とは金銭的なコストと時間的なコストの両方を指します。

仮に自他ともに認めるおしゃれな庭が完成したとしても、庭の維持費に年間5万円かかるか10万円かかるかで家計への影響が大きく変わってきますよね。また、庭のメンテナンスにかかる時間が毎週1時間かかるか2時間かかるかでも、時間的なコストは左右されます。

もちろんどれが正解なのかは人それぞれですが、そのコストをしっかり認識したうえで許容できるかが大切です。さらに、たいていの場合は金銭的にも時間的にも想定した以上のコストが必要になりやすいため、多めにコストを見積もっておくのがポイントです。

 

実用性とデザイン性のバランス

ナチュラルな雰囲気やモダンな雰囲気など、見た目にばかり目が向きがちです。しかし、デザインばかりで過ごしにくい庭のレイアウトになっては本末転倒。もちろん庭を観賞用にしたい方はデザイン重視でもよいのですが、多くの方は庭での過ごし方にもこだわりたいのではないでしょうか。そして、残念ながら実用性とデザイン性が両立しないケースもたくさんあります。

実用性とデザイン性のバランスをどう調整するかは、庭づくりにおいて非常に大切なポイントです。ハウスメーカーのアドバイスを聞きながら、パートナーと意見をすりあわせておきましょう。

 

具体的にイメージするならアプリやWebサービスも活用

庭づくりでよく起きるのが「思っていたのと違う」という想像との乖離です。これを防ぐにはパース図を作成し、それに沿って庭のデザインをつくっていくのが王道です。しかし、パース図の作成には時間がかかるというデメリットがあります。

そこでおすすめなのがスマートフォンアプリの活用です。近年では外構デザインを作成できるアプリが登場しています。ここでは便利な外構デザインアプリをご紹介します。

1. メタバガーデン

外構デザインアプリで最も人気があるのがメタバガーデンです。メタバガーデンにはCG合成機能やAR(拡張現実)シミュレーション機能がついています。このうち、特にARシミュレーション機能はほかのアプリにはない便利な機能です。これは商品を選択し、その画像を現実の風景に落としこむことで、かなり具体的に配置をイメージできるようになるという機能です。これにより、イメージとの乖離を防ぎやすくなります。

2. カタリノ

カタリノはCG合成機能に特化したアプリです。実際に撮影した写真に素材アイテムを配置するだけで、シミュレーションが完成します。素材アイテムの角度や大きさを自由に変えられるうえ、ビフォーアフターの比較も簡単にできます。さらにこれらの操作がとてもシンプルなのもうれしいポイントです。

3. 07viewer

07viewerは多機能な外構デザインのWebサービスです。web上で合成写真を配置し、シミュレーションを作成し、VRで閲覧できます。VR上では精巧に表現されたシミュレーションを主観的に見られるため、完成形をイメージしやすくなります。
このシミュレーション機能のほかに建材カタログや庭のデザイン、関連ブログの閲覧ができたり、写真メモ機能がついていたりと07viewerのみで庭のシミュレーションが完結してしまうほどです。

 

おしゃれな庭のレイアウトのパターン

ここでは庭のレイアウトのパターンをご紹介します。個性的でおしゃれなものばかりですので、レイアウトを検討する際の参考にしてみてくださいね。

 

心が穏やかになる「和風テイスト」

和風テイストの庭は、古きよき日本庭園のようなレイアウトです。砂利や四季折々の花や植物を取り入れてみましょう。

 

まるで童話のワンシーン「ナチュラルテイスト」

ピーターラビットが住んでいそうな木々と植物が魅力のレイアウト。ナチュラルテイストも芝生を活用するパターンが多いため、緑色がメインカラーとなります。人工芝なら手入れも簡単ですので、洋風の家と庭を検討している方におすすめしたいレイアウトです。

 

シンプル&モダンな「スタイリッシュテイスト」

近代的な家にぴったりのレイアウトです。洋風な家とも相性がいいオールマイティなレイアウトも魅力です。

 

開放感がクセになる「オープンスタイル」

ここからは庭の機能性についても見ていきましょう。

庭をオープンにするかどうかも大事な方向性の一つです。大きな囲いがない分、広々とした空間に感じられるでしょう。会社の同僚や学生時代の友人を招待しても狭苦しく感じません。さらにバーベキューやドッグランもできるので、アウトドア志向の方と相性のいいスタイルですね。

 

「プライベートスタイル」であえてクローズドな空間に

「庭でも人目を気にせずにプライベートを満喫したい」
そのような方におすすめなのが「プライベートスタイル」です。プライベートがしっかり確保された庭はまるでセカンドリビングのよう。家族や自分の時間を大切にしたい方におすすめのスタイルです。

 

おしゃれな庭のレイアウト実例5選

ここではおしゃれな庭のレイアウトの実例を5つご紹介します。

 

①日本庭園を彷彿させる「和」の庭

豪勢な日本家屋にぴったりの和風テイストの庭です。季節の植物や石を使った小道が和を引き立てます。

 

②ウッドデッキ×チェアでカフェ風に

広々としたウッドデッキに、シンプルな木製のチェアやテーブルを設置すると、おしゃれなカフェ風のレイアウトに。こんな素敵な空間でモーニングやランチを食べられたら、それだけで幸せですよね。

 

③中庭がセカンドリビングに

庭にプライベート性を求めるなら、中庭という選択肢も外せません。「コの字型」の中庭にすれば、中庭を経由してすべての部屋に行き来できるため、回遊性も抜群です。

 

④タイルでスタイリッシュさを演出

庭にタイルを敷き詰めただけでこんなにもスタイリッシュな外観に。家の外観との調和が取れれば、シンプルな方法でも十分おしゃれに見えるという好例ですね。

 

⑤異国情緒あふれるおしゃれな庭

プロヴァンス風な家にぴったりの洋風な庭。やわらかいベージュ基調のタイルと芝生の鮮やかなグリーンに、つい目をひかれます。

 

まとめ:おしゃれな庭のレイアウトであなただけの空間をつくろう

この記事ではおしゃれな庭のレイアウトの実例をご紹介しました。「庭のレイアウト」と一言でいってもさまざまなパターンがありましたね。家づくりだけでなく庭づくりにもこだわってみましょう。

また、レイアウト以上に大切なのは「どのような庭にしたいか」という方向性です。この方向性をないがしろにしてしまうと、のちのち後悔してしまうかもしれません。

庭づくりもパートナーと相談しながら進めていくのがおすすめです。そのうえであなたにとって居心地のいい、あなただけの空間をつくっていきましょう。