広いリビングにする実例をご紹介!メリットやデメリットも解説

2023年11月11日

家族団らんできる広いリビングに憧れている方は多いのではないでしょうか。最も家の中で滞在時間が長いリビングが広いとうれしいですよね。しかし、広いリビングにはデメリットもあります。家を建てたあとに後悔しないように、デメリットも把握しておきましょう。この記事では広いリビングの魅力やポイントをお伝えします。

 

広いリビングが人気の理由

ここでは広いリビングが人気の理由を解説します。

 

おうち時間が増えた

近年大幅に家にいる時間が増えました。その背景には映像配信サービスなど、家にいながら楽しめるコンテンツが多様になったことが挙げられます。また、コロナ禍以降、外食や飲み会の機会が減った方も多いのではないでしょうか。こうした生活習慣や交友関係の変化もおうち時間が大幅に増えた要因だと考えられます。
そして、家にいる時間が増えたならおうち時間を少しでも快適にしたいと考える方が多くなり、広いリビングの需要も高まったのです。

 

在宅勤務やオンライン学習の増加

在宅勤務や子どものオンライン学習の増加も広いリビングの人気の後押しをしています。子どものオンライン学習の様子を見守るにはリビングが最適です。しかし、リビングだとテレビが点いたり、普段遊んでいるおもちゃが置いてあったりと気が散ってしまいます。
大人も在宅勤務をする方が増えました。自分ひとりで作業するのであれば、自室にこもれますが、子どもが体調不良や学級閉鎖で家にいる場合はリビングでの作業になります。

また、オンライン学習が増えたのは学校だけではありません。英会話教室やプログラミング教室のような習い事でもオンライン学習が増えました。
ジムや音楽教室のような趣味のレッスンでもオンライン化が進んでいます。これからもオンラインでできることは増えていくでしょう。

 

リビング学習の増加

近年の新たな風潮としてリビング学習が増えてきています。リビング学習とは宿題などの自宅学習を子ども部屋ではなく、リビングで行うことです。親の目の届く場所で学習してくれるので安心感があります。また、普段の会話や自然音が聞こえる環境のほうが集中力が高まるという理由でリビング学習を取り入れている家庭も多いようです。

 

広いリビングのメリット

ここでは広いリビングのメリットを解説します。

 

部屋が明るくなる

リビングを広くすれば窓も大きくなります。窓から入ってくる自然光で、リビングが明るくなるので気持ちいい空間に。特に早朝や午前中に入ってくる陽光は清々しくて、心地よく感じられるでしょう。さらに、部屋が明るいと開放感がある空間になるのも、大きなメリットです。

 

高級感を感じる

リビングが広いとそれだけで高級感が漂います。また、リビングを広く見せるためにガラスの間仕切りを設置したり、吹き抜けを作ったりとさまざまな趣向を凝らすことになるでしょう。
その結果、ひと味もふた味も違う素敵な間取りになり、高級感を感じられるのではないでしょうか。

 

家具やデザインにこだわれる

自分の好きなように家具をコーディネートできるのも、広いリビングならではのメリットです。大きめのソファやテーブル、おしゃれな観葉植物などレイアウトの幅が広がります。

 

ライフスタイルの変化に合わせやすい

ライフスタイルが変わればリビングの役割も変わってきます。子どもが小さいうちは、リビングにおもちゃや絵本が多くなりがちです。子どもが大きくなれば、自分の部屋で過ごすようになります。家族といるより、一人の時間が落ち着くからでしょう。子どもがいなくても、住んでいるうちに趣味が変わる場合や家具や家電製品が変わる場合もあります。

このように、個人差はありますがライフスタイルは変化していくものです。リビングが広ければさまざまな変化に適応しやすくなるでしょう。

 

h2:広いリビングのデメリット

次に広いリビングのデメリットを解説します。

 

冷暖房の効率が悪い

リビングが広いと冷暖房の効きが悪くなってしまいます。大きなエアコンを設置したり、電気代がかさんだりと全体的にコストがかかりやすくなるため、気密性や断熱性を意識した家づくりが必要です

 

家具のデザインと利便性のバランスが難しい

好きな家具を好きなように置けるのが広いリビングの魅力です。しかし、家具のデザインや置き場所によっては、チグハグな印象を与えてしまいかねません。また、デザインばかり優先した結果、かえって居心地の悪い空間になることもあるため、注意が必要です。デザインに自信がない方はインテリアコーディネーターのような専門家に頼るのもおすすめですよ。

加えて、家具の金額も高額になりがちです。必要最低限の物を購入したら、あとは「本当に必要な物か」自問自答しましょう。一呼吸置くだけでも無駄遣いを減らせますよ。必要ない家具は買わないように気をつけましょう。

 

掃除が大変

リビングが広くなると掃除も大変になります。趣向を凝らせば凝らすほど掃除しにくい箇所にホコリが溜まりがちに。家具も置けば置くほど、掃除が大変です。しかも、設置するときは「掃除が大変になるかも」なんて考えないと思います。
しかし、だからこそ考えを一歩進めて掃除のことにも思考を巡らせてみましょう。

 

広いリビングの間取り実例4選

1.リビングに奥行きをもたせる

リビングに奥行きをもたせると視覚的に広く見えます。

    • ・リビングを縦長の間取りにする
    • ・間仕切りにガラスを使用
    • ・リビング階段を採用
    特に縦長の間取りにするのはとても大事なポイントです。

 

2.勾配天井や吹き抜けで開放感を演出

広いリビングにするなら、奥行きだけでなく高さも大事です。勾配天井や吹き抜けがあれば、開放感のあるリビングになります。勾配天井のような間取りが難しい場合は天井を高くするだけでも視覚的に広く見えますよ。

 

3.ウッドデッキで外まで続くかのような感覚

ウッドデッキがあれば地続きでリビングが広がる感覚を味わえます。晴れた日はウッドデッキで食事をするのも優雅で素敵ですね。

 

4.キッチンもダイニングもひとまとめにして大空間に!

「もっとリビングを大きくしたい」という方はキッチンとダイニングをまとめてしまうという方法もあります。すると、圧巻の大空間にさま変わり。しかし、一室が広くなると柱を設置する必要があります。気になる方はハウスメーカーや工務店に確認してみましょう。

 

広いリビングで快適な暮らしを実現させよう

この記事では広いリビングについて解説しました。広いリビングにはデメリットもあるので、家づくりで後悔しないためにも、デメリットにも必ず目を向けておきましょう。また、広いリビングにするためのポイントも解説しました。広いリビングを実現するために重要なのは「開放感」です。どれだけリビングが広くても、開放感がなければ広いだけの雑多な部屋になってしまいます。広いリビングに興味のある方は、ここでご紹介した方法を試してみてください。