和室の間取りづくり、ポイントは?おしゃれな和室にするコツもご紹介

2023年11月18日

来客用や子どもの遊び場など、さまざまなシーンで役立つ和室スペース。家を建てる際にはぜひ取り入れたい!という方も多いのではないでしょうか。

今回は、和室における間取りづくりのコツや和室を設置するメリット・デメリット、導入時の注意点などを解説!ぜひ参考にしてみてください。

 

和室を取り入れるメリット

家に和室を取り入れるメリットについて解説します。和室を設置しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

小さな子どもがいる場合はお昼寝スペースとして使用できる

小さな子どもがいる場合、和室は子どもの育児スペースとして最適です。腰を落ち着ける空間になるため、子どものちょっとしたお昼寝スペースや授乳スペースとして役立ちます。

リビングに和室を取り入れることで、手軽に子どもの育児スペースとして活用できるためおすすめです。

 

広々使える空間になる

畳はフローリングと違って傷みやすいため、畳の上に大きな家具などを置くことがあまりありません。よって空間全体を広く使うことが可能です。

広々とした空間で、来客者だけでなく家族も使いやすい空間に仕上がります。

 

リビングが散らかっているときの収納場所になる

急な来客があり、リビングが散らかっていてお客さんを家に上げにくい…というケースでも和室は有効です。リビングに散乱している物を和室に収納できるため、急な来客でも焦らずに対応できます。

もともと物が少ない和室だからこそできる収納術ですよね。

 

イ草の香りでリラックス効果〇

畳ならではのイ草の香は、人をリラックスさせる効果があります。「畳独特の香りが好き」という方も多いのではないでしょうか。

イ草本来の香りを楽しみたいという方は、昔ながらの畳を用いるのがおすすめです。

 

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和室を取り入れるデメリット

和室を取り入れることでメリットは多くなる一方、もちろんデメリットもあります。家に和室を取り入れるデメリットについてご紹介します。

 

畳は傷みやすいためこまめなメンテナンスが必須

先ほど挙げた通り、畳は傷みやすいためこまめなメンテナンスが欠かせません。畳の上に重い荷物を置いたりするだけでも畳がへこんだり、経年劣化で畳の表面が毛羽立ちすることもあります。こまめなメンテナンスを施すことで、住み心地の良いきれいな畳を維持できるのです。

 

湿度が高いと畳にカビが発生することも

和室は湿度調節も欠かせません。あまりに湿度が高いと、畳に大量のカビが発生するため注意が必要です。来客用のみに和室を使う場合は、なかなか和室自体足を踏み入れない…ということもあるでしょう。あまりに放置しすぎると知らない間に湿度が上昇し続け、カビが発生するということも。定期的な換気を行うなど、湿度調節についても欠かさないようにしましょう。

 

和室の魅力を最大限に引き出す!間取りのポイント

和室は、日本独特の雰囲気や風情を楽しむことができる特別な空間。しかし、間取りや配置が間違ってしまうと、その魅力を活かすことができません。ここでは、和室を最大限に引き出すための間取りのポイントをご紹介します。

 

広々とした和室の配置

和室をより広々と感じるためには、適切な配置が必要です。まずは、和室をメインのスペースとして考え、その周囲に他の部屋を配置するのがおすすめ。和室を中心に配置することで、回遊性のある間取りを実現できます。

 

和室の天井を高くすると〇

和室の天井を高く設定することも効果的です。天井が高いと、より開放的な空間に感じられます。天井の高さを活かして、照明などのインテリアを配置すると、さらに和室の魅力が引き立つでしょう。

 

自然光を取り入れる窓の配置

和室には自然光を取り入れることが大切です。自然光は、和室の雰囲気を一層引き立てるだけでなく、明るく心地良い空間をつくり出します。

そのためには、和室の適切な位置に窓を配置するのがよいでしょう。窓の大きさや位置を考慮して、自然光が均等に入るようにしてください。また、目隠しのために縦型のすだれや続き障子を取り入れると、自然光を調節しながらプライバシーも守れるためおすすめです。

 

和室をよりおしゃれな空間に!和室づくりのアイデア

和室をよりおしゃれな空間にするには、いくつかの工夫が必要です。和室をよりおしゃれにする空間アイデアを解説します。

 

畳の種類は好みのテイストに合わせる

和室には欠かせないのが「畳」。畳は柔らかく足ざわりが良いだけでなく、和の風情を演出する重要な要素です。

畳を選ぶ際には、品質や耐久性に注意が必要です。上質な畳は、長く使うことができるだけでなく、素材の風合いや香りも楽しむことができます。また、畳の色や柄も選ぶポイント。最近はモダンなデザインの畳も増えており、あまり古風な雰囲気にしたくないという方におすすめです。

 

和モダンな家具を選ぶ

和室には、和モダンな家具を取り入れることで、モダンな雰囲気を演出することができます。たとえば、木製の家具や和紙を使った照明など、伝統的な要素を取り入れつつも、シンプルでスタイリッシュなデザインを選ぶと良いでしょう。

また、和室の床にカーペットを敷くこともおすすめです。カーペットは、床の冷たさを和らげるだけでなく、和室のアクセントとしても活用することができます。和柄や和風デザインのカーペットを選ぶと、和室の雰囲気が一層引き立ちます。

 

伝統的な和紙や照明を取り入れる

和室には、伝統的な和紙や照明を取り入れることで、和の風情を演出することができます。和紙を使った照明は、柔らかな光を放ち、和室全体を優雅な雰囲気に包み込みます。

障子に和紙を貼ることもおすすめです。障子に和紙を貼ることで、光を漏らしながらも視線を遮ることができます。和紙の柄や色を工夫することで、和室のアクセントになります。

 

緑を取り入れる

畳エリアの周りには、植物や和風のインテリアアイテムを配置すると、より癒しの雰囲気を演出できます。自分だけの特別な空間をつくり出すために、ぜひ工夫してみてください。

 

和室と庭を繋げる開放的なデザイン

和室と庭を繋げる開放的なデザインは、より自然との一体感を楽しむことができます。たとえば、和室の周囲には庭の植物を配置し、窓を大きくして自然光を取り入れることで、和室と庭を一体化させるのがおすすめ。

庭には和風の庭石や水石を配置すると、和室の雰囲気を庭にも広げることができます。自然との調和を大切にしながら、開放的なデザインを取り入れてみてください。

 

まとめ

和室を最大限に引き出すためには、間取りや配置、インテリアの選び方など、さまざまなポイントがあると分かりましたね!ぜひ、これらのポイントを参考にして、自分だけの特別な和室をつくり上げてください。