スマートホームで快適生活!メリットやおすすめ製品7選をご紹介
近年注目が集まっているIoTやAI技術を活用した「スマートホーム」。実際にスマートホーム化を検討したり、導入したりする家庭も増えています。では、スマートホーム化にはどのようなメリットがあり、どのようなスマート家電が必要なのでしょうか。
この記事では、スマートホーム化に必要なものやメリット、おすすめのスマート家電7選をご紹介していきます。より充実した暮らしのためにも、ぜひスマートホーム化を取り入れてみてください。
スマートホームとは?
スマートホームとは、IoT(物をインターネットで繋ぐこと)やAI(人工知能)の技術を活用した住まいのことです。
具体的には、テレビや照明器具などのIoT家電や、鍵や換気システムなどの住宅設備をインターネットに接続。さらに、スマホや音声スピーカーを利用してコントロールすることで、これまで以上に快適な暮らしが実現するというものです。
最近では、建設時からカーテンや給湯機器、玄関照明などがコントロールできるよう人感センサーが備えつけられたIoTマンションもあります。もちろん、後づけでスマート家電を導入することも可能です。
スマートホーム化に必要なもの
スマートホームを実現するためには、次のものが必要になります。
・スマートフォン
自宅をスマートホーム化するためには、スマートフォンが欠かせません。スマート家電の操作や設定の際に、スマートフォンをリモコン代わりに使用するためです。家電の稼働状況の確認やデータ管理にも活用するため、必要不可欠なアイテムです。
・自宅のWi-Fi環境
スマートホーム化するなら、自宅のWi-Fi環境を整えることも必要です。多くのスマート家電が、スマホによるコントロールでWi-Fi環境を利用します。スマートホームが提供する機能やサービスを最大限に利用するためにも、あらかじめ準備しておきましょう。
・スマートホームデバイス
スマートホーム化には、インターネットに対応した専用機器や家電といった「スマートホームデバイス」が必要です。スマートデバイスには、AIアシスタントが搭載されたスマートスピーカーやスマートプラグ、スマート家電といったものなどがあります。
スマートホームの代表的なスマートスピーカー
スマートホームにおいて、スマートスピーカーは必須アイテムです。スマートスピーカーとは、無線通信接続機能と音声操作のアシスタント機能をあわせ持つスピーカーのこと。ここでは代表的なスマートスピーカー2つをご紹介します。
・Google home
Google homeは、Googleアシスタントが搭載された「OK Google」のコマンドでお馴染みのスマートスピーカーです。
天気予報やニュースのチェック、アラームやスケジュール設定、音楽再生や家電操作など、質問や指示に応じて対応します。
・アレクサ
Alexaとは、「Amazon Echo」による音声認識サービスのことです。Amazonが開発したバーチャルアシスタントAI技術で、正式名称を「Amazon Alexa」といいます。
「アレクサ、○○して」と話しかけるだけで家電の操作が可能です。Alexaスキルは4,000以上もあり、さまざまなカテゴリーのスキルが用意されています。
たとえば、エンタメやゲーム、天気のチェックや検索、スケジュール管理、家電との連携、通勤時の交通事情に加えて、Amazon Musicからの音楽再生やKindleで購入した本の読み上げなど、Alexaならではの機能も充実しています。
スキルが追加できることで、活用の幅が広がるのも利点です。
スマートホーム導入による5つのメリット
1.家電とインターネットを接続できる
スマートホームの導入により、家電をインターネットに直接繋げられます。それにより、家電を制御するためのソフトフェアである「ファームウェア」もインターネット経由でアップデートが受け取れるため、常に最新の状態で家電を維持できます。
2.スマホや声で家電をリモート操作できる
スマートホーム化することで、スマホやスマートスピーカーからの音声により、家電を遠隔操作できます。操作するために専用のリモコンや機器に対応したリモコンを購入する必要はありません。
スマホやスマートスピーカーがリモコンの役目を果たしてくれるからです。スマホ1台あればどの家電でも操作できるのも、スマートホーム化のメリットでしょう。
3.高齢者やペットの見守りになる
スマートホームの導入により、外出先から自宅にいる高齢者やペットの様子をチェックできます。高齢者やペットを残した状態で家を空けるのが心配だという方も少なくありません。
そんなときはスマートホーム化によるネットワークカメラが役立ちます。離れていても、スマホからいつでも家の様子を確認できるので安心です。また、お子さまを独りで留守番させることが多い共働きのご家庭にも適しています。
4.自宅の防犯対策の向上になる
スマートホーム化は、自宅の防犯対策にも効果的です。スマートロックを利用することで、外出先で鍵をかけたかどうか不安なときもすぐにスマホで確認可能。万が一鍵をかけ忘れた場合でも遠隔操作で施錠できます。
あわせて監視用のネットワークカメラの設置位置を工夫することで、家全体をチェックできるので、防犯対策の向上にもなるでしょう。
5.消費電力を抑制できる
スマートホーム化することで効率よく家電を操作でき、無駄な消費電力を抑えられます。その理由は、家電の稼働状況をリアルタイムでモニタリングできるから。
モニタリングすることで、家電の稼働状況に応じて最適な使い方ができます。最小限の電力消費に抑えられ、コストダウンにも繋がります。
上級者がおすすめするスマート家電7選
1.ロボット掃除機
ロボット掃除機は障害物を避け、自由に部屋の中を行き来しながらゴミやホコリを吸い取り、自動で掃除してくれるアイテムです。掃除する手間や時間が省けるだけでなく、外出中に稼働させておけば、帰宅した際もきれいな部屋でゆっくりくつろげます。
ロボット掃除にはさまざまな機能があり、汚してしまった部分だけを掃除する「スポットクリーン機能」や、汚れに応じて重点的に掃除してくれる「ブースト機能」などがあります。
機種によっては水拭きをしてくれるもの、掃除機内に溜まったゴミを空にするステーションが用意されているものもあります。予算や目的に合わせて選んでみてください。
2.ネットワークカメラ
ネットワークカメラは、いわゆる見守りカメラと呼ばれるアイテムです。室内だけでなく、屋外でも利用できる、防水防塵性能の高い商品も販売されています。
別部屋にいる小さな子どもの様子の見守りや、外出時に室内にいるペットの行動や様子のチェックに活用する方も多いです。また、防犯対策として、自宅前のガレージや周辺の監視にも利用できます。
3.スマート電球
スマート電球は、Wi-Fi接続が可能なタイプであれば、自宅はもちろん外出先からも電源の操作ができます。消し忘れた場合も遠隔操作で消すことができるので節電に繋がります。
また、調光や調色機能に対応していれば、気分やシーンに合わせた使い方ができるのも魅力です。さらに、ワイヤレススピーカー搭載モデルであれば、照明をつけると同時に音楽も楽しめます。
4.スマートロック
スマートロックは、サムターン(鍵のつまみ)に取りつけ、鍵を使わずにスマホでドアの解錠や施錠できるというものです。
自宅の鍵を持ち歩く必要がなく、帰宅時に鍵を出さずに解錠できるのがメリット。ドアに近づくと解錠する「ハンズフリー解錠」や、自動的に施錠する「オートロック」機能があるものもあります。
また、外出先から鍵の状態を確認することができ、AIアシスタントと連携させて声での操作や遠隔操作することもできます。最近では、防犯カメラとインターホンが一体化されたもの、テレビ電話機能付きの室内用防犯カメラなども販売されており、一人暮らしのセキュリティ強化にもおすすめです。
5.スマートプラグ
スマートプラグは、既存の家電をインターネット対応の「IoT家電」に変換するための機器です。コンセントに挿して家電のプラグと接続すれば、スマホやスマートスピーカーから電源のオンオフを操作できます。
家電の消費電力の状況や、待機電力の削減のために通電をオフしたり、消費電力が変化したときにスマホによる通知で把握したりすることが可能です。
6.スマートリモコン
自宅にある複数のスマート家電をまとめて管理できるのがスマートリモコンです。非スマート家電でも一般的なリモコン操作ができるタイプのものであれば、ほとんどの家電で利用できます。
外出時に照明の消し忘れの対処や、帰宅前にエアコンをつけて室内を適温に設定するといった使い方も可能です。
さらに、タイマーやスケジュール機能、人感センサーにより、ライフスタイルに合わせて自動化できます。
7.スマートカーテン
スマートカーテンは、声や自動設定に合わせて、カーテンを開け閉めしてくれるというもの。あらかじめスケジュールに合わせて時刻を設定しておくことで、カーテンを自動開閉してくれます。
起床時刻に合わせてカーテンを開けて目覚めを促すため、朝日が天然の目覚まし時計の代わりになりますし、日が暮れれば自動でカーテンを閉めてくれます。
外出中や旅行中は、設定した時間にカーテンを自動開閉させることで、防犯にも役立つでしょう。
まとめ:スマートホームでゆとりのある住まいづくりを
自宅をスマートホーム化することで、外出先からもスマホひとつで家電や照明を遠隔操作でき、留守中の家族の見守りや防犯対策など、さまざまな使い方ができます。ライフスタイルに合わせて、タイマーやスケジュールを設定できるのも利点です。便利で快適な暮らしのためにも、ぜひスマートホーム化を検討してみてはいかがでしょうか。