キッチンの収納アイデア9選!収納スペース・道具別に詳しく解説
「キッチンをきれいに見せたい」「使いやすくしたい」という悩みを抱えている方は少なくありません。いざ収納を見直そうと思っても、工夫しなければ使い勝手の悪いキッチンになってしまう可能性があります。
この記事では、キッチン収納のアイデアを9つご紹介。キッチン収納に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
キッチン収納に取り入れたい3つのルール
キッチンスペースをすっきりと保つためには、収納スペースを工夫する前にルールを決めておきましょう。ルールが決まっていないと、収納をいくら増やしても片づかず、きれいなキッチンを保つことはできません。
ここでは、きれいなキッチンを保つために必要なルールを3つご紹介します。
収納物を種類ごとに分ける
収納物を種類ごとに分けるようにしましょう。キッチンまわりには、数多くの収納物があります。たとえば、食材・調味料などの食品関係や食器類、フォーク・スプーンなどのカトラリーなどです。
これらをジャンル別に分類して収納することで、使いやすいキッチンになります。
使用頻度が高いものを取りやすい場所に入れる
よく使うものは出し入れしやすい場所に収納しましょう。キッチン用品や調味料など、使用頻度が高いものを奥まったところに片付けると収納自体が面倒になり、出しっぱなしの原因になります。
出し入れしやすい場所に収めるには、収納スペースに余裕をもたせることがポイント。使い勝手のよいキッチンになるよう、定期的にキッチン関連の収納物の場所を見直しましょう。
使いやすいキッチンをイメージして収納場所を決める
使用頻度のほかにも、キッチンを使用する際の作業手順を意識して収納場所を決めると、より使いやすいキッチンになります。
フライパンやフライ返しなどは、コンロの近くに置いてあると使いやすく便利。そのほか包丁やまな板はシンクの近くに置いておくなど作業手順を考慮して収納場所を決めましょう。
キッチンの収納スペースごとのアイデア4選
キッチン収納は、収納スペースによってアイデアが異なります。
ここでは、キッチン収納の中でも使用頻度が高い4つの収納スペースのアイデアをご紹介します。
吊り戸棚の収納アイデア
吊り戸棚とはキッチンの天井や壁の上部に取りつけられた収納棚のことで、別名「ウォールキャビネット」といいます。高い位置に収納スペースがあるため、あまり使わない軽いものを入れておきましょう。
しかし、ただ収納しただけでは取り出しにくく、使い勝手が悪くなる可能性があります。利便性を高めるために、以下4つの収納アイデアを取り入れてみてください。
・取り出しやすい取手付きケースに入れて収納する
・蓋付きのプラスチックボックスに入れて重ねて収納する
・ファイルボックスを使ってキッチンタオル、ラップ類などをまとめてから収納する
・吊り下げラックを取りつけて調味料やラップなどよく使用するものを収納する
吊り戸棚は奥まで手が届きにくいため、取っ手つきの収納ボックスや収納ケースを利用するのがおすすめです。
フロアキャビネットの収納アイデア
フロアキャビネットとは、作業台やシンク下にあるキッチン収納のことです。開き扉タイプのものと、引き出しタイプのものがあり、使用頻度が高いものの収納に向いています。
フロアキャビネットで利用できる収納アイデアは以下3つです。
・シンクやコンロなどキッチン上部にあるものに合わせて収納物を決める
・ザルやボウル、掃除用具などはカテゴリーごとに分類してから収納する
・底が深い引き出しには仕切りを設置して収納できるようにする
カウンター下収納のアイデア
カウンター下収納とは、アイランドキッチンや対面キッチンといったキッチンの反対側にある収納スペースのことです。賃貸などの狭い家にはあまり設置されていませんが、リビングやダイニング側にあるため、あまり使用頻度が高くないものの収納に向いています。
カウンター下収納で利用できる収納アイデアは以下の3つです。
・扉がついている収納の場合は、あまり使わない食器を収納する
・保存食や非常食など災害の際に必要なものをまとめておく
・キッチン関連用品以外にもおもちゃなどの収納として活用する
キッチン用品だけでなく、リビングなどで使用するものもまとめて収納することで、部屋自体がすっきりとした印象になります。
食器棚の収納アイデア
お皿やコップ、スプーンといった食器を収納する食器棚は、積極的に取り入れたい収納アイテムです。食器棚を設置することでキッチンの収納スペースを増やせるため、すっきりと使い勝手のよいキッチンになります。
次の3つの収納アイデアを参考に収納を工夫してみてください。
・コの字ラックを使用して同じ種類の食器をまとめる
・高い棚には吊り戸棚と同様に取手付きのケースに入れてから収納する
・細々したものは用途ごとに分類してプラスチックボックスに入れて収納する
道具別のキッチン収納アイデア6選
キッチンで使う道具にはさまざま種類があるため、ただ片付けるだけでは煩雑な印象になることも。収納物に合った工夫を行うことで、使い勝手のよいキッチンができます。
ここでは、道具別のキッチン収納のアイデアを5つご紹介します。
鍋・フライパン
鍋やフライパンは、ファイルボックスを活用すると、立てて収納できます。フライパンや鍋を立てて片づけられる収納スタンドも販売されていますが、ファイルボックスは100均でも揃えることができるため、購入費用も安くおすすめです。
ただし、購入するファイルボックスは、プラスチック製のものにしましょう。プラスチック製のファイルボックスであれば、汚れたとしても洗いやすく、清潔な状態を保てるためです。
キッチンツール
スプーンや箸、菜箸などのツールが多い場合は、小分けのボックスを使って種類ごとに分けて収納しましょう。カトラリー用の分類ボックスが販売されているので、種類や大きさごとに分けると片づけがラクになりますし、見た目もきれいです。
カトラリー用の分類ボックスがない場合には、100均の縦長のボックスを活用するのもよいでしょう。
食器・カトラリー類
食器類を食器棚以外の用途で収納する 場合は、立てて収納すると、出し入れがスムーズになります。立てて収納するためには、ラックやボックスを使用して空間を仕切ることが大切です。
空間を仕切ることで食器類に傷がつきにくく、分類ごとに食器を分けられるため、より使い勝手がよくなります。
食品類
缶詰やレトルト食品など、常温で保存できる食品類は、ボックスを使って分類された状態で収納するようにしましょう。ボックスに入れると取り出しやすいのはもちろん、必要な食品を探しやすくなります。
また、在庫を確認するときに数を把握しやすいという点も大きなメリットです。
調味料
調味料や香辛料を収納するための小さな棚であるスパイスラックを使って調味料を収納するのがおすすめです。見た目がおしゃれなうえに、デットスペースになりやすいコンロ奥のスペースを有効活用できます。
また、調味料を同じ容器に入れ替えることで、統一感が出て、すっきりとした印象を与えることが可能です。
ただし、コンロ奥に調味料を設置する際は、熱に強い容器を使用するようにしましょう。
ゴミ箱
燃えるゴミ・燃えないゴミ・かん・びんなどゴミの種類ごとにゴミ箱を準備しておくとよいでしょう。ゴミ箱は見えないところに収納すると見た目がおしゃれ。また蓋つきのものを選ぶようにし、においが漏れて虫が寄ってこないよう配慮するとよいでしょう。
デッドスペースを生かす!キッチンの収納アイデア2選
キッチンの収納スペースを増やしたくても、もともとキッチンが狭くてなかなか収納を広げられないというお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
デッドスペースを生かすキッチンの収納アイデアをご紹介します。
キャスター付きの棚で隙間収納に
キッチンと冷蔵庫の間などにキャスター付きの棚を設けて隙間収納にすると、効率よく収納スペースを設けられます。可動式の棚にすることで、出し入れしやすくしている点がポイントです。
壁面収納を活用
おたまやしゃもじなどの食器を「吊るす」ことで壁面収納をするのもおすすめです。壁はどうしてもデッドスペースになりがちですが、フックのある調理器具などを吊るして「見せる」収納をするとよいでしょう。
まとめ:収納アイデアを活用してきれいなキッチンにしよう
キッチンの収納アイデアを活用することで、きれいで使い勝手のよい理想のキッチンができます。また、収納スペースが足りない場合でも、工夫次第でスペースを増やすことが可能です。
整理整頓された理想のキッチンにするために、この記事でご紹介したキッチン収納のアイデアを活用してみてください。