平屋に階段?!秘密基地みたいな間取りが素敵な平屋住宅

2022年6月28日

2階がなく1階のみで構成される平屋住宅は、家族とのコミュニケーションがとりやすい反面プライバシーの確保が難しいというデメリットもありますよね。

今回ご紹介するのは、まるで秘密基地のようなスペースを持つ平屋住宅。室内にロフトを設置することでプライベートの空間が確保されているほか、部屋ごとにテイストを変えてメリハリをつけている点もポイントです。

おしゃれさと機能性を兼ね備えた家づくりのコツを見ていきましょう!

 

今回の動画はこちら

 

雰囲気のあるアンティーク仕様の玄関

家の顔ともいえる玄関は、こだわりたいという方も多いのではないでしょうか。玄関のテイストを決めてイメージに合った建材を選ぶことで、統一感のある玄関をつくることができます。

玄関づくりのコツを見ていきましょう。

 

外観のアクセントに!アンティーク風な玄関ドア

アンティーク風の玄関ドアを設置し、外観全体のアクセントになっています。格式高いイメージでありながらも、ハートやお花の模様を取り入れることで可愛らしい雰囲気も醸し出しています。

 

高さのあるシューズクロークで収納力を確保

シューズクロークは背の高いものにすることで収納力を確保しています。玄関収納はさまざまなものを収納できるため便利な反面、土間スペースを圧迫してしまうことも。縦に伸ばすことで土間スペースを十分に取りつつ、収納できる容量も確保できます。

 

玄関右手のトイレもアンティーク風に

玄関右手のトイレはブラウンを基調に設計することで、アンティークな雰囲気に。玄関まわりのデザインを統一させて家づくりを進めると、テイストが散らからずにしっかりまとまる住宅に仕上がります。

 

タイルの使い分けがかっこいい!おしゃれなリビングのヒミツ

家族みんなが集まるリビングやキッチンは、おしゃれさと機能性を兼ね備えることでより快適な空間になります。

リビングとキッチンの壁に使用するタイルを使い分けることで、洗練されたおしゃれな雰囲気に。室内干しもできるという家事効率も考慮したリビングを見ていきましょう。

 

リビングとキッチンでタイルを使い分ける

リビングの壁は白いレンガのような壁紙にし、キッチンの壁はカラフルなタイルを使用。キッチンとリビングにあえて異なる柄の壁紙を組み合わせることで、洗練された都会的な印象に仕上がっています。

 

室内干しもできる!ホスクリーンとは

物干しざおを天井から設置できる住宅設備「ホスクリーン」をリビングに導入し、雨の日には室内干しができるよう工夫しています。

また、洗濯機などを置く水回りスペースはリビングとつながっているため、洗濯動線もしっかりと確保できています。

 

オープンキッチンでも手元が見えない!キッチンづくりのひと工夫

料理中に家族とコミュニケーションがとれると人気のオープンキッチンは、手元が見えやすいため急な来客に対応できないというデメリットもあります。

オープンキッチンでも手元が見えないキッチンづくりのひと工夫をご紹介します。

 

キッチンは手元が見えないよう壁を設置

キッチンに低い壁をつくり、リビングから手元が見えないように設計しています。とくに料理中は食材や調味料などを置くためどうしても生活感が出てしまうほか、いつもキッチンを綺麗に保つのが面倒なことも。

手元が少し隠れる壁を取り付けることで、家族とのコミュニケーションを保ちながらキッチン周りをすっきり見せられるようになっています。

 

換気扇を横向きにして広々空間を演出

通常では換気扇の前に壁を取り付けるのですが、換気扇のファンを横向きに設置して壁を取り払うことで、開放感のあるキッチンになっています。換気扇の向きひとつでも空間づくりが変化するため、理想のキッチンスペースをイメージしながら家づくりをするとよいでしょう。

 

タイルとの相性抜群!白を基調としたキッチン

キッチンもリビングと同様に白を基調としており、高級感のある雰囲気になっています。玄関はアンティーク調、キッチン・リビングは高級感を意識するなど、部屋ごとにテイストを変えることでメリハリの効いたおしゃれな住宅に仕上がります。

毎日使うキッチンは、自分の理想を詰め込んで楽しみながら使える空間にしたいもの。家族で理想のイメージを話し合いながらキッチンづくりを進めましょう。

 

リビングとは一味違う主寝室

主寝室は自分好みのスタイルにして収納を多く設けることで、ゆっくりと落ち着けるお気に入りの空間に仕上がります。リビングとは一味違う主寝室のつくり方をご紹介します。

 

薄いグレーの壁紙を基調としたかっこいいスタイルに

主寝室の壁は薄いグレーの壁紙にしてシックな雰囲気を演出しています。主寝室は色味を抑えることで落ち着いた雰囲気になり、ゆったりとした時間を過ごせる空間になります。

 

書斎としても使える⁉広々ウォークインクローゼット

主寝室の奥にはウォークインクローゼットを設置し、朝起きてそのまま着替えられる動線になっています。このウォークインクローゼットは書斎としても使える点がポイント。広い棚を2つ設置しており、物を収納するだけでなくテーブル代わりにしてワークスペースとして使うこともできます。

使い道を限定しない設計にすることで空間の自由度が広がり、便利で使い勝手のよい住宅となります。

 

家事動線もばっちりな水回り

間取りや動線にもこだわることで、より快適な住宅を実現できます。家事動線を考慮した水回りの間取りをご紹介します。

 

キッチンの後ろに洗面台を設置

キッチンの後ろ側に洗面所スペースを設置し、家事動線が直線で完結するよう工夫しています。キッチンやリビングから水回りスペースにそのまま行けるため、廊下に出る必要もありません。

夏や冬は、エアコンが効いていない廊下に出ると体温が急激に変化することも。間取りや動線を工夫することで、住みやすく安全な住宅になります。

 

浴室に差し色をプラス

浴室の壁にアクセントとして水色を取り入れると、メリハリのあるおしゃれな空間に早変わり。シンプルになりがちな浴室も、壁紙を一部変えるなどちょっとしたアレンジを加えることでぐっとおしゃれな空間になります。

 

平屋に階段⁉まるで秘密基地のような趣味の部屋

平屋住宅でも、ロフトを活用することで自分だけのプライベートなスペースを構築できます。まるで秘密基地のようなロフトのつくり方をご紹介します。

 

階段を上るとシアタールームが

リビングからつながるようにロフトをつくり、階段を設置してシアタールームをつくっています。ロフト設置の失敗例としてありがちなのが、ハシゴの上り下りが面倒になり、使わなくなってしまったというケース。

あえてハシゴではなく階段を設置することで行き来しやすくなり、気軽に使える空間となっています。

 

まとめ

いかがでしたか?アンティーク調の玄関をはじめ、白を基調としたキッチンやリビング、落ち着いた雰囲気の主寝室など部屋ごとにテイストがわかれており、メリハリの効いた住宅になっていましたね。

平屋だとプライベートな空間を確保しにくいというデメリットはありますが、空間づくりのひと工夫でゆっくりと趣味の時間を楽しめます。

暮らしをイメージしながら必要な部屋やテイストを吟味し、楽しく家づくりを進めていきましょう!