タイルデッキとウッドデッキ、どっちが良い?事例とともにご紹介!

2022年11月3日

新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増えた現在、外干し用スペースやセカンドリビングとしても使える「デッキ」を設置するケースが増えてきました。デッキとは、アウトドアリビングの場としてリビングやダイニングの前庭のようにつくられたスペースのこと。タイル製のタイルデッキや、木製のウッドデッキなどがあります。

今回は、タイルデッキとウッドデッキの特徴や事例をご紹介!材質によってメリット・デメリットがあるため、確認していきましょう。

 

タイルデッキとウッドデッキの違いは?

デッキの種類は、主にタイルデッキとウッドデッキの2種類に分けられます。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

タイルデッキのメリット

耐久性が高い

タイルデッキのメリットは、経年劣化が少ないことです。ウッドデッキの場合、直射日光に当たるとどうしても色あせてしまいますが、タイルデッキは比較的色あせないことがポイントです。そのほか水や洗剤でゴシゴシ洗っても表面が劣化することはなく、メンテナンスが手頃な点もメリットといえるでしょう。

 

カラーバリエーションが豊富

タイルデッキはカラーバリエーションが豊富なため、外観に合わせてデザインや色を選択できます。最近では木目調のタイルデッキも登場しており、より自分好みのデッキを選ぶことができます。

 

裸足で歩いても安心

ウッドデッキの場合は木がささくれ立って足にトゲが刺さってしまうといったケースもある一方、タイルデッキでは材質上、ささくれが立つことはありません。

裸足で歩いても安全な材質となっています。

 

タイルデッキのデメリット

日差しの照り返しが強いこと

タイルデッキのデメリットは、日差しの照り返しが強いことです。屋根があればある程度防ぐことはできますが、ウッドデッキよりも表面が熱くなりやすいでしょう。

 

ウッドデッキよりも建築費用が高くなりがち

ウッドデッキよりも建築費用は高くなる可能性があるほか、建築期間も長くなりがちです。タイルデッキは住宅の土台となる「基礎部分」を固めてからつくっていくため、どうしてもウッドデッキより時間がかかってしまうのです。

 

雨天時に滑る可能性がある

ウッドデッキは木材が水分を吸収するためある程度滑りにくい一方、タイルデッキは水分を弾きます。水分が吸収されずに表面に残るため、雨天時はウッドデッキよりも滑りやすい傾向です。

 

ウッドデッキのメリット

木のぬくもりを感じられる

ウッドデッキのメリットは、木のぬくもりを感じられることです。タイルデッキにはない高級感や木材のあたたかみを演出でき、洋風や和風などさまざまなデザインに合わせられます。

経年劣化しやすいという点はデメリットでもある一方、経年劣化も楽しめるような住宅になるのもウッドデッキのメリット。ともに歳を重ねていける魅力があります。

 

タイルデッキより費用が安い

ウッドデッキの設置工程はタイルデッキよりも簡単であるため、費用が安いこともポイント。建築期間もタイルデッキより比較的短くなります。

 

曲線的なデザインにすることも

木材ならではの柔軟性を生かし、曲線的なデッキスペースをつくることも可能です。柄や色は限られる分、形を自由に変えられる点はメリットといえるでしょう。

 

ウッドデッキのデメリット

定期的なメンテナンスが必要

ウッドデッキのデメリットは、定期的なメンテナンスが必要になることです。天然木であればカビや白アリなどが発生することもあるほか、直射日光に弱いことも挙げられます。

経年劣化で木がささくれ立つと、足にトゲが刺さってしまうことも。タイルデッキよりも短いスパンで定期的にメンテナンスすることが大切です。

 

デッキがついた間取りとは?坪数別にご紹介

一戸建てにデッキを付けるには、洗濯動線や方角、庭への動線なども考えながら設置する必要があります。

デッキが付いた間取りプランを坪数別にご紹介します。

 

【17坪】主寝室にデッキが付いた間取り

2階にLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を設置して1階に寝室や水回りスペースを置いた間取り。寝室に木目調のデッキを設置し、セカンドリビングとして活用できるようにしています。

玄関のアプローチはタイルデッキにし、白×木目調の切り替えがおしゃれな外観になっています。

 

もっと間取りが見たい方はこちらも

>>e間取りプランネット

 

【24坪】LDKと主寝室、通路の3か所からデッキにつながる間取り

LDKと主寝室、通路と3か所に出入口を設けたデッキスペースがある間取り。水回りスペースからもデッキスペースに出やすいよう工夫している点が特徴です。

デッキスペースを広めに設けて、外干しスペースやバーベキューなどのレジャーを楽しむ空間としても活用できます。

 

中庭としても使える!居住空間の中にデッキを設置した間取り

居住空間の中にデッキを設置し、中庭としても活用できる間取りになっています。吹き抜けとしての機能もあり、縦に広い空間をつくり出せる点も魅力の一つです。

 

タイルデッキとウッドデッキ、どちらが良い?事例をご紹介!

タイルデッキとウッドデッキの実例をご紹介します。各デッキどちらにするか迷った際は、ぜひ参考にしてみてください。

 

屋根付きのタイルデッキ

LDKと和室の前に屋根付きのタイルデッキを設置し、広々とした空間に。淡いグリーン×ホワイトのタイルデッキが高級感を演出しています。

デッキの前には庭を設置し、家庭菜園を楽しめるスペースに。庭での過ごし方がさらに充実するような住宅になっています。

 

大理石風!?おしゃれなタイルデッキ

3色のタイルを組み合わせて大理石のようなタイルデッキに。空間を広くとり、バーベキューなどのレジャーも楽しめるスペースに仕上げています。

方角も考慮して南側にリビング・タイルデッキを設けることで、自然光を多く取り入れられる点もポイントです。

 

ウッドフェンスを取り付けてプライバシーも確保したウッドデッキ

ブルーグレーの外壁とマッチした、和モダンなウッドデッキのある住宅。庭にはウッドフェンスを設けてプライバシーも確保しています。

リビングから直接ウッドデッキを通って庭に出られる間取りになっており、使い勝手のよい空間に仕上がっています。

 

リビングの壁一面を窓にした開放的なウッドデッキ

リビングの壁一面を窓にして開放的な雰囲気に仕上げたウッドデッキ。大きな窓で自然光が入りやすく、デッキへの出入りも容易にできる間取りになっています。

 

まとめ

いかがでしたか?タイルデッキとウッドデッキ、どちらもメリット・デメリットがあるとわかりましたね。

デッキスペースは間取りを工夫することで、庭部分の出入りや外干しスペースとして活用できるなど、使い勝手のよい空間に。家族で話し合いながらデッキスペースの用途を検討し、楽しく家づくりをしていきましょう!