玄関の向きってどこがいいの?全方角のメリット・デメリットを網羅!

2023年2月18日

基本的に玄関は南向きがよいとされていますが、具体的に方角別でどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは方角別の特徴について解説します。

 

南向きの玄関

南向きに玄関を設置すると、自然光が入りやすい明るい空間となります。南向き玄関のメリット・デメリットをご紹介します。

 

南向き玄関のメリット

・日当たりが良い:南向きの玄関は日当たりがよく明るいため、室内が暖かく仕上がります。玄関を中心に光が行き渡るため、部屋全体が明るい空間となるでしょう。

・冬場の暖かさ:冬場に日光が入りやすいため、冬でも暖かい空間を維持しやすい点も大きな特徴です。

 

南向き玄関のデメリット

・日差しが強い:夏場は日差しが強いため、室内が暑くなりやすい点に注意が必要です。

・劣化症状が早くなることも:南向きの玄関は直射日光が当たるため、玄関ドアの色あせや劣化が激しいといわれています。南向きの玄関を設置する際は、こまめなメンテナンスが大切です。

 

東向きの玄関

東向きの玄関は朝陽が差し込みやすく、午前中は明るい玄関になります。東向き玄関のメリット・デメリットをご紹介します。

 

東向き玄関のメリット

・朝陽が差し込む:東向きの玄関は朝陽が差し込みやすく、家全体が明るい空間になります。朝に通勤や通学をする際も、明るい玄関だと気持ちも晴れやかになりますよね。

・風水的にも吉相:東向き玄関は、風水の面から見てもよいとされています。家を建てる際に風水なども気になる方は、東向き玄関がおすすめです。

 

東向き玄関のデメリット

・室内が明るすぎる場合も:太陽が昇る時間帯に人が出入りする際、自然光が多く差し込むため室内が明るくなりすぎることも。家の中が見えやすいなど、プライバシー面で心配な方は注意が必要です。

・強い日差しで玄関の劣化が早い:南向き玄関同様、自然光が多く差し込むため玄関の劣化が早いことも考えられます。

 

西向きの玄関

西向き玄関は西日が差し込みやすく、夕方は比較的明るい空間になります。西向き玄関のメリット・デメリットをご紹介します。

 

西向き玄関のメリット

・夕方や夜が明るい:西からの日差しが入りやすいため、夕方は比較的明るい玄関になります。

・北西からの風が入りやすく快適:西向き玄関であれば、北西からの風を取り込みやすいといわれています。夏場などはとくに、北西の涼しい風が入ってくるため快適に過ごせるでしょう。

 

西向き玄関のデメリット

・西日対策が必要:西向きの玄関では、夕方ごろに差し込む西日がまぶしい場合も。玄関ドアの劣化症状が進みやすくなるということも考えられるため、西向き玄関を設置する際は建具についても劣化しにくいものやメンテナンスしやすいものにするのがおすすめです。

・照明を工夫して明るい玄関に:西向き玄関の場合、午前中などは暗くなりがち。玄関照明を十分光量の強いものにすることで、時間帯を問わず明るい玄関に仕上がるでしょう。

 

北向きの玄関

北向きの玄関は採光の面では不利である一方、メリットもたくさんあります。それぞれ確認していきましょう。

 

北向き玄関のメリット

・夏場でも玄関周りが暑くなりにくい:北側の玄関であれば自然光があまり差し込まないため、夏場でも玄関周りを比較的涼しく保てます。

・玄関の建具が劣化しにくい:玄関ドアなどの建具が劣化しにくいことも、北側玄関のメリットです。色あせしやすいため、長く外観の美しさを保てるでしょう。

・日当たりの良い空間を生活空間にできる:北向きの玄関であれば、日当たりの良い空間をリビングなどの生活空間に充てられる点もポイントです。

 

北向き玄関のデメリット

・暗い玄関になりがち:北向き玄関の場合は自然光が差し込みにくいため、時間帯を問わずほかの方角よりも暗い空間になりがちです。北向き玄関を設置する際は、玄関の照明もある程度明るいものにしておく必要があるでしょう。