
おしゃれなコンクリートの家の特徴 | メリット・デメリットも解説
「おしゃれでスタイリッシュな家を探している」
「建てるなら災害に強い住まいにしたい」
このようにお考えの方には、コンクリートの家がおすすめです。
この記事では、おしゃれなコンクリートの家の特徴について解説します。木造住宅との違いや、メリット・デメリットも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンクリートの家の特徴
コンクリートの家の特徴について、くわしく見ていきます。
コンクリートの家とは
コンクリートの家とは、構造がコンクリートでできている家のことです。具体的には、壁面や天井などにコンクリートを用います。
コンクリートの家は、一戸建てではコンクリートを鉄筋で補強する鉄筋コンクリート造(RC造)が一般的です。また、木造住宅のように柱や梁ではなく、鉄筋コンクリートの壁面で建物の重さを支える「壁式構造」が多く採用されます。
木造住宅との違い
コンクリートの家と木造住宅の違いは、構造に使用される素材です。構造にコンクリートを使用するコンクリートの家とは異なり、木造住宅は柱や梁などの構造に木材が使われます。
この柱や梁に壁をはめ込んで家が造られるため、コンクリートの家に比べると強度が下がります。
コンクリートの家のメリット3つ
コンクリートの家のメリットは、以下の3つです。
① 災害に強い
② 遮音性が高い
③ 間取りやデザインの自由度が高い
それぞれくわしく解説します。
① 災害に強い
コンクリートの家のメリットの1つに、災害への強さが挙げられます。
コンクリートの家は構造が鉄筋コンクリートでできているため、耐震性や強度が高く、地震や台風による大雨・強風などにも強いのです。
また耐火性にも優れており、火災が起こった際に延焼を抑えられるだけでなく、一酸化炭素などが生じることもありません。
② 遮音性が高い
遮音性の高さも、コンクリートの家のメリットです。
構造に木材を使用している木造住宅に比べて、鉄筋コンクリート構造のコンクリートの家のほうが構造部分からの音漏れが少なく、宅外からの音も宅内に届きにくくなります。
このため、プライバシーや騒音の面で安心といえるでしょう。
③ 間取りやデザインの自由度が高い
コンクリートの家は、間取りやデザインの自由度が高いこともメリットといえます。木造住宅のように柱や梁が必要なく、広い室内空間を確保できるからです。
また、直線的なイメージが強いコンクリートですが、曲線のデザインも表現できます。
このように、間取りやデザインの選択肢が幅広いため、コンクリートの家は好みやこだわりを反映しやすいのです。
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コンクリートの家のデメリット3つ
コンクリートの家には、以下の3つのデメリットがあります。
① 費用が高くなる
② 汚れがつきやすい
③ 結露やカビが発生しやすい
それぞれくわしく見ていきましょう。
① 費用が高くなる
コンクリートの家は、費用が高くなる傾向があります。使用するコンクリートの量が多く、その費用がかさむためです。
また、多くのコンクリートを用いることで家全体の重量が重くなるため、地盤強化が必要になる場合があり、別途費用が発生します。
このように、多くのコンクリートを使うことによる費用面のデメリットが生じるのです。
② 汚れがつきやすい
汚れがつきやすいことも、コンクリートの家のデメリットです。
コンクリートの表面には水分がつきやすく、水分とともに汚れも付着します。また、シミも発生します。この汚れやシミを防ぐには定期的なメンテナンスが必要です。
コンクリートの家はおしゃれな外観が特徴的ですが、その外観を維持するためには継続して費用が必要になるでしょう。
③ 結露やカビが発生しやすい
コンクリートの家では、結露やカビが発生しやすくなります。木造住宅のように調湿性がないからです。
結露やカビが発生すると、コンクリート表面のシミや汚れにつながるだけでなく、室内の環境も悪化します。
結露やカビの対策として除湿機の設置などが有効ですが、このような対策にも費用がかかるため、コンクリートの家を建てる際には注意が必要です。
おしゃれなコンクリートの家にするためには、以下の4つのポイントを押さえるとよいでしょう。
① 広いコンクリート面を確保する
② 木材との調和を意識する
③ コンクリート表面のデザインを工夫する
④ 実績のある施工業者を選ぶ
それぞれくわしく解説します。
① 広いコンクリート面を確保する
コンクリートの家では、できるだけ広いコンクリート面を確保することがおすすめです。こうすることで、コンクリートの存在感や表面のデザイン性を最大限活かせます。
特に外壁は、コンクリート面の広さで印象が大きく変化します。
コンクリートの大きな面を見せることで、おしゃれなデザインを実現しましょう。
② 木材との調和を意識する
木材との調和を意識することも重要です。コンクリートと異なる特徴を持つ木材を上手く取り入れることで、デザイン性を高められます。
例を挙げると、内装にコンクリートのみを使用すると冷たく無機質な印象が強くなりますが、木材と合わせることで温かく親しみやすい印象も加えられるのです。
コンクリートの家では、コンクリートのスタイリッシュさを大切にしながら、木材の持つ温かい印象も上手に取り入れてみましょう。
③ コンクリート表面のデザインを工夫する
コンクリート表面のデザインを工夫することもおすすめです。
コンクリート表面のデザインは、打ちっぱなしだけではありません。たとえば、コンクリート表面に美しい木目を表現する「本実仕上げ」という手法があります。また、コンクリートのつなぎ目を見えにくくするのか、あえて残すのかによっても印象は変わります。
打ちっぱなしのシンプルで無機質な印象にするのか、「本実仕上げ」などでよりデザイン性をもたせるのか、家のコンセプトを踏まえて検討するとよいでしょう。
④ 実績のある施工業者を選ぶ
おしゃれなコンクリートの家を実現するには、施工業者の選定が重要です。施工業者によっては、コンクリートの家を施工した実績が少ない場合もあります。
地盤強化が必要な場合もあるコンクリートの家は、確かな技術を持つ業者でなければ建築は困難です。
コンクリートの家を施工した実績があるのか、コンクリートの家について深い理解があるのかなど、経験や実績を踏まえて施工業者を選びましょう。
この記事では、コンクリートの特徴や、メリット・デメリットについて解説しました。
コンクリートの家は、間取りやデザインの自由度が高く、理想のおしゃれな家を実現できます。一方で、多くのコンクリートが必要なため、費用がかさむことなどがデメリットです。
コンクリートの家を建てる際には、ご紹介した4つのポイントを押さえて、おしゃれな家を目指しましょう。