ミニマルな暮らしはどうつくる?実例とともにご紹介

2023年2月23日

いま注目されている、ミニマルな暮らし。生活に必要な最小限のものを持ち、すっきりとした空間で生活するという暮らし方を指し、憧れる方も多いのではないでしょうか。

ミニマルな暮らしは、家づくりのひと工夫でより実現しやすくなります。今回は、ミニマルな暮らしを送る際のポイントや注意点、ミニマルな暮らしを送る家づくりを実例とともにご紹介!ミニマルな暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

いま注目されているミニマルな暮らしとは?

ミニマルな暮らしとは、必要最小限のものだけを持ち、質の高い生活を送るライフスタイルのこと。極力物を減らすことですっきりとした居住空間を保つほか、面積が限られている部屋でも対応しやすいことが特徴です。

 

ミニマルな暮らしを送るポイント

必要最小限の物だけを持つミニマルな暮らしは、家づくりの段階から工夫することでも実現可能です。

ミニマルな暮らしを送るためのポイントをご紹介します。

 

①壁をなくし、空間を広く使う

ミニマルな暮らしをするには、余分な壁や部屋をなくすことが大切です。部屋数を最小限にして広い空間に仕上げることで、間取りに可変性が生まれます。

子どもが大きくなった際に将来間仕切りで新たに部屋をつくるといった工夫も、部屋数を抑えることで可能になります。子どもが小さいうちはLDKを広く使い、子どもが大きくなった時点でリビング部分を仕切り、ひと部屋設けるとよいでしょう。

 

②収納空間はまとめる

収納空間は多くつくらず、まとめて数か所設置するのがおすすめ。靴やアウトドア用品などはシューズクローク、キッチン用品や食料品はパントリーといったように、収納したい物ごとに収納空間を決めておくのがよいでしょう。

面積の限られた空間であれば、キッチンと水回りスペースを近くに置くことでストックルームを設置するのもよいでしょう。

 

③余白のある家具の配置

ミニマルな暮らしを演出するには、インテリアの配置も重要です。置いているインテリアが多くごちゃごちゃしていると、生活感を与えてしまいます。

ミニマルな暮らしを検討する際は、家具の配置も意識してみましょう。

 

ミニマルな暮らしのメリット・デメリット

ミニマルな暮らしに憧れる方も多い一方、やはりメリット・デメリットがあります。一つずつ確認していきましょう。

 

ミニマルな暮らしのメリット

ミニマルな暮らしを送るメリットについて、改めて確認しましょう。

 

生活を簡素化し、家事のストレスなどを軽減できる

必要最小限の物しか持たないミニマルな暮らしでは、物で家の中がごちゃごちゃするといったことはありません。また物が少ないぶん片づけやすいため、掃除や洗濯といった家事の負担も軽減されるでしょう。

 

住む場所を選ばない

ミニマルな暮らしは、広い面積を要することもありません。都心部に住む場合、広い土地があまりないためどうしても狭い面積の住宅になりがち。

ミニマルな暮らしであれば必要な物や部屋数もある程度抑えられるため、居住空間の大きさはあまり大きな問題ではないでしょう。

 

生活感のないシンプルな暮らしを実現できる

ミニマルな暮らしは家の中が片付きやすく、生活感のないスタイリッシュな居住空間に仕上がります。来客時に急いで片づけなければいけないといったことも少ないため、生活しやすい点が特徴です。

 

本当に必要なものを吟味できる

物を極力減らすことで、自分にとって本当に必要なものは何かを吟味できる点もメリットです。ミニマルな状態をつくるために使用頻度が低いものを断捨離していくため、無駄なものをそぎ落として必要な物だけを手元に置くことが可能です。

 

ミニマルな暮らしのデメリット

メリットの多いミニマルな暮らし方ですが、やはりデメリットも。しっかり確認していきましょう。

 

消費主義のライフスタイルに慣れている方は、順応するのが難しい場合も

ミニマルな暮らしは、意識してもなかなか出来るものではありません。特になかなか物を捨てられない方や、つい物を買ってしまうという方は、ミニマルな暮らしを維持するのが難しい場合もあります。

ミニマルな暮らしを維持するには、こまめな断捨離や掃除を行うのがよいでしょう。

 

緊急時にストックがない

ミニマルな暮らしはできるだけ物を減らすという考え方なので、緊急時に食べ物や生活用品などのストックがないことも考えられます。ミニマルな暮らしを検討する際は、非常用の生活用品や食料品もある程度ストックしておくのがおすすめです。

 

ミニマルな暮らしの実例

ミニマルな暮らしを成功させるには、家づくりのひと工夫が大切です。ここでは、ミニマルな暮らしを実現できる住宅の実例をご紹介します!

ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

 

真似したいポイント続々!延べ床面積25坪の平屋

ミニマルな暮らしは、家事負担が減ることも大きなメリット。延べ床面積25坪のミニマルな暮らしを実現できる平屋についてご紹介します。

 

テーブルを1つにしてすっきりと魅せるLDK

リビングにはあえてテーブルやソファを置かず、ダイニングとリビングの機能を一体化させたLDK(リビング・ダイニング・キッチン)。テーブルやソファといったインテリアを減らすことで、すっきりとした生活空間を実現しています。

 

壁付けキッチンでダイニングスペースを広く保つ

壁付けのキッチンを設置し、ダイニングスペースを広く確保しています。対面式にすると、壁と収納スペースの間に人が入るようになるためどうしてもスペースを取ってしまいますよね。壁付けキッチンにすることで空間を広く取れるほか、油跳ねも気にならないためおすすめです。

 

テレビを置かないすっきりとしたリビング

テレビは置かず、動画配信サービスで動画を楽しめる空間に。プロジェクター内蔵のリビングライトを設置して白壁に投影することで、スクリーンも要らない効率的なスペースとなっていますね。

 

リビングの裏には大きなストックルーム

動画を投影する白壁の裏側は、ストックルームとして活用。キッチンや水回りからも距離が近くなっており、収納空間を1つに集めた空間となっています。

収納空間を集約させることで、便利なLDKスペースに仕上がっています。

 

引き戸のレールをなくし、ルンバで家事ラクに

居室のドアはすべて引き戸にし、ドアの下部分はレールをなくしたつくりになっています。レールをなくして各居室と廊下の間に段差がないようにすることで、家中にルンバを走らせられるスペースに。

家づくりのひと工夫で、家事負担が軽減されます。

 

まとめ

今回は、ミニマルな暮らしのメリット・デメリットや実例をご紹介しました!ミニマルな暮らしは、すっきりとしたシンプルでかっこいい住宅をつくる第一歩。

ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね!