タイルデッキの費用相場は?ウッドデッキとの違いも解説

2023年3月28日

庭やデッキスペースといった外の空間を確保できるのは、一戸建てならではのメリットですよね。最近では中庭やデッキスペースをアウトドアリビングとして活用する事例も増えています。

今回は、タイルデッキにかかる費用やメンテナンス方法について解説!ウッドデッキとの違いやそれぞれのメリット・デメリットもご紹介します。

 

タイルデッキとウッドデッキの違いをご紹介

一戸建てで外の空間を確保する方法として、デッキスペースを設置することが挙げられます。デッキスペースはリビングから外への空間をゆるやかに区切るため、アウトドアリビングとしても活用できる点がポイント。近年人気が高まっている外構のひとつです。

タイルデッキとウッドデッキの違いやメリット・デメリットを解説します。

 

タイルデッキとは

タイルデッキとは、タイルをコンクリートなどの土台に貼り付けて施工したもの。タイルデッキのメリット・デメリットを解説します。

 

タイルデッキのメリット

タイルデッキのメリットは、ウッドデッキと比べて耐久性に優れていること。ウッドデッキは木で出来ているためバーベキューができないなどといった制限がかかってしまう一方、タイルデッキの場合は上記のように用途が限定されることはありません。

またウッドデッキの場合は表面の毛がささくれ立って子どもの足に刺さってしまうといった危険性もある一方、タイルの場合そういった心配はありません。色味が限られるウッドデッキと違いバリエーションを楽しめるほか、高級感も演出できます。 

 

タイルデッキのデメリット 

タイルデッキのデメリットは、夏場に自然光の照り返しが強くなる点です。タイルデッキの表面に多くの熱を持って熱くなってしまい、デッキスペースへ出入りしにくくなるといったことも考えられます。

タイルデッキは雨に濡れると滑りやすいというのも気を付けるべきポイント。雨が降った後はタイル表面の水気を取り除いてデッキスペースに出るなどといった工夫をしましょう。

 

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、木製のデッキのこと。ウッドデッキのメリット・デメリットを解説します。

 

ウッドデッキのメリット

ウッドデッキのメリットは、木材特有の温かみを感じられることです。和風の住宅であれば奥行きのあるデザインに、洋風の住宅であればカントリー調のおしゃれな印象に仕上がります。ウッドデッキはどのようなデザインの住まいであっても相性が良いため、比較的マッチしやすい外構といえるでしょう。 

 

ウッドデッキのデメリット

ウッドデッキはタイルデッキよりも定期的なメンテナンスが必要です。ウッドデッキは経年変化を楽しめる一方、デッキ表面がささくれ立ち、足の裏に刺さってしまうというケースも考えられます。

雨に比較的弱いため、カビが発生することも。濡れたまま長期間放置しないなど、定期的なメンテナンスが必要となるでしょう。

 

タイルデッキとウッドデッキを徹底比較した記事はこちら

 

タイルデッキの費用は?安価に仕上げるポイントも解説

タイルデッキを設置するにはどれくらいの費用が必要なのでしょうか。安価に仕上げるポイントも解説します。

 

タイルデッキの費用相場

タイルデッキの費用相場は1㎡あたり1万5千円から5万円ほどといわれています。屋根の有無や高さなどによって価格は大きく異なるため注意が必要です。 

 

タイルデッキを安価に仕上げるポイント

タイルデッキを安価に仕上げるポイントについてご紹介します。できるだけ費用を抑えながらおしゃれなタイルデッキを設置したいという方はぜひ参考にしてみてください。

 

費用が抑えやすい長方形や正方形のタイルを選ぶ 

タイルデッキは、選ぶタイルによって施工費用も大きく異なります。具体的には、長方形や正方形などのタイルを選ぶのがおすすめです。

必要なタイルの形は、デッキの形状によって異なります。たとえばタイルデッキの形を変則的なもの(L字や円形など)にしたい場合はタイルをカットする必要があるため、正方形や長方形のタイルよりも多くの費用が発生します。タイルを選ぶ前に、どのようなデッキの形にするか、デッキの広さについても検討しておきましょう。

 

複数の外構業者に見積もりを取る

タイルデッキの施工を頼む際は一つの外構業者にのみ見積もりを取るのではなく、複数の外構業者に相見積もりを取るようにしましょう。一社だけでは金額が高かったり相場感がつかめないと言ったことも考えられるためです。品質の高いタイルデッキ工事ができる外構業者を探すと後々のメンテナンスも相談しやすくなります。

 

高価なローデッキにしない

通常のタイルデッキは、地面からの高さが40~50㎝ほどです。そのため段差なしでは上がりにくく、階段もしくはローデッキ(段床)を施工するケースが多いといわれています。

ローデッキとは、タイルデッキの床を全体に設置する階段状のステップのこと。ローデッキは階段よりも必要とする材料が多いため、費用が上乗せされてしまいます。施工費用を少しでも抑えたい場合は、ローデッキではなく階段を選ぶのがおすすめです。ローデッキか階段かで迷った際は、外構業者に両方提案してもらい金額を比較検討すると良いでしょう。

 

タイルデッキ単体での施工ではなく、外構工事一式での工事にする

タイルデッキ単体での施工ではなく外構工事一式での工事でデッキを施工するのがよいでしょう。タイルデッキの下地となるモルタルなどは、外構工事と併せて行うと効率がよいためです。外構工事が完了した後にタイルデッキを設置すると、費用が上乗せされてしまうこともあるため注意が必要です。

加えてハウスメーカーや工務店ではなく、外構工事専門の会社に頼むのがよいでしょう。ハウスメーカーや工務店でも施工はできますが、専門的な外構工事は対応できないといったケースも考えられます。外構工事にこだわりたい場合は、外部の専門的な業者にお願いするのが一番でしょう。

 

まとめ

今回は、タイルデッキとウッドデッキの違いやタイルデッキを安価に仕上げる方法についてご紹介しました!タイルデッキはウッドデッキと比べて定期的なメンテナンスの頻度が少なく、耐久性に優れている点がメリットです。

タイルデッキの施工に必要な費用を押さえ、自分に合ったタイルデッキをつくっていきましょう!