4人家族で3LDKってどう?平均的な坪数とともにご紹介!

2023年4月15日

4人家族で家を建てる場合、部屋数や間取りはどのように設定すればよいのでしょうか。面積的に、家族全員分の部屋数を設けるのは難しいというケースもあるでしょう。

今回は4人家族におすすめの間取りや坪数について徹底解説!4人家族で家を建てたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

4人家族が暮らす家の平均的な坪数は?

4人家族で暮らす家を建てる場合、過ごしやすい平均的な坪数はどのくらいなのでしょうか。坪数の目安についてご紹介します。

 

家の広さは建物の延べ床面積で表す

家の広さを坪数で表す場合、一般的に土地は含まず、建物の延べ面積を指します。

人間1人が暮らすために必要な坪数は8~10坪といわれており、4人家族では32~40坪の広さが理想的。国土交通省がまとめている「住生活基本計画」では、4人家族が快適に暮らせる一戸建ての広さは38坪(125㎡)が目安とされています。

 

参考:住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準

 

4人家族向けに建てられた家の平均的な坪数は、30~35坪が多いといわれています。

上記の数字はあくまで目安・4人家族といっても家族構成や年齢によって適した広さは変わります。目安はあくまで目安としてとらえ、家族構成やライフプランに合わせて調整することが大事です。

 

4人家族で間取りを決めるポイント

4人家族で間取りを決める際は、部屋数から決めるのがよいでしょう。子どもの年齢によっても、必要な部屋数は異なります。

4人家族の際に考えたい、間取りを決めるポイントについてご紹介します。

 

子ども部屋の数

子ども部屋は子どもの人数分設けるべきか、間仕切りを用いて一部屋に収めるべきか、迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、夫婦+子どもが2人の4人家族というケースで考えてみましょう。

 

4人家族の場合、3LDKもしくは4LDKの間取りにする方が多いといわれています。4LDKの間取りにする際は、子ども1人につき1部屋設けることが可能です。一方3LDKでは、以下のパターンが考えられるでしょう。

①夫婦で1部屋、子どもが1部屋ずつの計3部屋にする 

②夫婦が1部屋ずつ、子どもが2人で1部屋にする 

③夫婦1部屋・子ども2人も1部屋にし、もう1つの部屋を家族共用の別空間として使用する

 

パターン①夫婦で1部屋、子どもが1部屋ずつの場合

夫婦の寝室を広く確保し、玄関付近に子ども用の2部屋を設置する間取り。子ども1人1人に部屋を設けられるため、子どものプライバシーを保つことが可能です。夫婦の部屋は1つとなってしまうため、夫婦のプライバシーを確保するのが難しいでしょう。

 

パターン②夫婦が1部屋ずつ、子どもが2人で1部屋にする場合

夫婦で1部屋ずつ、子どもが2人で1部屋の間取りは、同性の子どもで比較的年齢が小さな子どもに向いています。寝室は大きめにつくり、将来子どもが大きくなると壁やカーテンで仕切れるようにするのがよいでしょう。

 

パターン③夫婦1部屋・子ども2人も1部屋にし、もう1つの部屋を家族共用の別空間として

夫婦と子どもの寝室を1つにし、残りのもう1部屋を客間や書斎スペースなどに充てるのもよいでしょう。上記の間取り事例では、リビングに畳スペースを設置しています。客間としても、家族で足を伸ばしてくつろげるスペースとしても活用できるよう工夫していますね。

リビングでの過ごし方が制限されないこともメリットといえるでしょう。

 

来客スペース

来客スペースの有無も、間取りづくりに欠かせないポイントです。夫婦の親世帯や友人など、月に何度も来客がある場合は来客スペースを設置するのもよいでしょう。

「来客スペースを設置したいけれど、十分な部屋数を確保できない」という方は、リビングに小上がりの和室空間を設置するのもおすすめ。リビングと来客スペースを一体化させることで、生活空間や部屋数を削ることはありません。

 

収納スペース

収納スペースは快適な暮らしをする上で必要不可欠なスペースといわれています。十分な部屋数を確保しつつ収納スペースも減らしたくない場合は、中2階の下部分を収納空間として活用したり、小屋裏空間を収納スペースとして扱うといった工夫が必要です。

収納付きベッドやキャスター付きのキッチンワゴンを取り入れるのもおすすめです。収納付き家具を利用することで、生活空間を有効に利用できます。

 

4人家族の間取りを考える際に考えたい注意点

4人家族の間取りを考える際、気を付けたいポイントがいくつかあります。後述するポイントを押さえて間取りをつくると、暮らしやすさが長く続く間取りに仕上がります。

 

家族のコミュニケーションが活発になるようにする

子ども部屋を1つずつ設けると、子どもが自室にこもりきりでコミュニケーションが満足にとれない…というケースも考えられます。もちろん子どものプライベート空間は確保したいところですが、せっかく家を建てたのにあまり会話がないのは寂しいものですよね。

家族のコミュニケーションが活発になるには、「リビングを通らないと自室へ行けない」「2階ではなく1階に自室がある」などといった間取りのひと工夫が肝。玄関からそのまま自室へとつながる間取りにすると、子どもが帰宅してそのまま自室に行ってしまうというケースもあるでしょう。

 

自然光をたくさん取り入れられる間取りにする

平屋の場合は、部屋の中央まで自然光を取り入れるのが難しいことも。リビングなど家族全員で集まる場所が暗いと、気分も落ち込んでしまいます。リビングは南側に設置して大きな掃き出し窓を導入したり、中庭を設置して自然光を取り入れるのがおすすめです。

間取りの関係で南側にリビングを設置できなかったり、中庭を導入するスペースがない場合は、吹き抜けを取り付けて窓を設置するのもひとつの手です。吹き抜けを設置すると格段に部屋がおしゃれな雰囲気となるのも嬉しいポイントですよね。

 

水回りの動線も意識する

4人家族など人数が多い場合、水回りの動線も意識することが大切です。朝の通勤・通学時間帯に洗面台が混みあうケースには、洗面台を2台設置するのがよいでしょう。洗面台の隣に化粧スペースを設置して洗面台を1人が独占して使わないようにするなど、ちょっとした間取りのひと工夫でより暮らしやすい住宅となります。

 

まとめ

今回は、4人家族に取り入れたい間取りや間取りづくりの注意点について解説しました!子どもの年齢や来客の多さなどで、必要な部屋数や動線は大きく異なります。

自分のケースではどのような間取りが最適か家族で話し合いながら、過ごしやすい間取りをつくっていきましょう!

 

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