31坪はどんな間取り?実例とともにご紹介!

2023年4月22日

「自分が建てられる坪数は分かったけれど、実際にどのような間取りが可能なのか分からない…」と実際に間取りをイメージできない方も多いのではないでしょうか。「〇坪まで建てられる」といわれても、プロでない限りなかなか間取りや部屋数のイメージはつきにくいものです。

この記事では、31坪の平屋間取り実例をご紹介!1坪=約3.3㎡であるため、100㎡ほどの面積となります。畳で換算すると、およそ62枚分。6畳一間のワンルームが10個分と考えてよいでしょう。

今回は、31坪でありながらも4部屋設けている4LDKの住宅となっており、過ごしやすい間取りとなっている住宅を解説します。30坪台の家を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

今回ご紹介する間取り

今回ご紹介する実例は、31坪で4LDKの間取り。リビングの開放感と、家族それぞれのプライベートな空間の双方を意識した家づくりに着目してご覧ください。

 

今回ご紹介する動画はこちら>https://www.youtube.com/watch?v=OJ-BT_odhrs&t=43s

 

横幅広々の玄関

家族が多い場合、玄関の土間スペースはすっきりと広く保ちたいものですよね。左右のスペースを広く確保した玄関の収納や土間スペースをご紹介します。

 

経年変化を楽しめるモルタル仕上げの土間

玄関の土間スペースはモルタル仕上げにすることで、味のある風合いに仕上がっています。モルタルとは、セメントに水と砂を混ぜてつくった建材のこと。水はけがよくなるため土間との相性は抜群です。

モルタルは丁寧に塗装したような「塗り感」がおしゃれで人気のある建材ですが、ひび割れしやすいといったデメリットも挙げられます。

一方で上記のようなモルタルの表面がひび割れをするのは、経年変化で味わいのある雰囲気に仕上がるという声も。どことなくアンティークな風合いに仕上がるでしょう。

 

リビングの明かりがとれる室内用窓を設置

暗くなりがちな玄関も、室内用窓を用いて玄関とリビングをつなぐことで明るい空間に仕上がります。細長い室内用窓がスタイリッシュな雰囲気を醸し出していますね。

 

大きなシューズクローク

左右に広いシューズクロークを設け、収納空間を確保。引き戸を設置して靴の臭いが玄関土間に充満しないよう工夫するほか、生活感を与えないというメリットもあります。

玄関土間に用いたモルタルの床をシューズクロークまで延長させることで、靴を履いたまま収納空間まで通じる間取りに仕上がっています。

 

南側の明るいLDK

家族が集まるLDK(リビング・ダイニング・キッチン)スペースは、自然光が差し込む明るい空間に仕上げたいもの。採光機能×開放感のある間取りが素敵なLDKをご紹介します。

 

白を基調としたシンプルで開放感のあるリビング

白を基調とした19畳のリビングで、開放感のある内装に。床に使用された無垢材があたたかい印象を底上げしており、白の壁材とマッチした雰囲気に仕上がっています。

キッチン台にはダイニングにもなるようなテーブル板を設置し、椅子を設置すればバーのような風合いに。ダイニングテーブルはシンプルな風合いにすることで、おしゃれな印象も醸し出しています。シンプルな家具がリビングの広さをより引き立てていますね。

 

南側に大きな掃き出し窓を設置

南側に背の高い大きな掃き出し窓を設置。自然光を多く取り入れることで、明るいリビングとなるよう工夫しています。

自然光が差し込みやすい南側に掃き出し窓を設置することで、明るくあたたかなリビングに仕上がっています。

 

開放感あふれるキッチン

対面式のキッチンにすることで、リビングにいる家族との距離感を縮められます。また家族の様子を見ながら料理や片付けができる点も大きなメリットです。

対面式で開放感のあるキッチンについて解説します。

 

キッチンフードに壁を設置しない、開放的な空間

通常の住宅ではキッチンの換気扇を覆うレンジフードに壁を設置している一方、今回の住宅ではレンジフード前の壁を除去。あえてレンジフードをむき出しにすることで、開放感のあるキッチンスペースを実現しています。

白を基調としたキッチンで、清潔感のある空間に仕上がっています。

 

大容量のパントリー

キッチン横には大容量のパントリーを設け、広い収納空間を確保しています。扉を設置するタイプのパントリーにすることでパントリーの中身は見えず、生活感を与えない空間に。

 

キッチンから帰宅が分かる!?玄関とのつながり

玄関とリビングをつなぐように設置している室内用窓は、キッチンから見ると玄関の明かりがくっきりと見えるように配慮しています。

この住宅では玄関からリビングに行くまでに各部屋があるため、リビングを通らずとも自室へ入っていける間取りとなっています。家族のプライバシーに配慮している反面、帰宅後リビングに立ち寄らないと家に帰っているのか分からないというケースもあるでしょう。

リビングに室内用窓を設置することで、玄関の明かりがついたらすぐに分かるような仕組みに。プライベートに配慮しながらも、すぐに帰宅したかどうかが分かる間取りとなっていますね。

 

30坪台で広く見せたい!間取りのポイントは?

31坪の平屋間取りをご紹介しました。30坪台の間取りは、大体3~4LDKの間取りが多いといわれています。

30坪台で間取りを検討する際、広く見せるにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

 

吹き抜けを設置する

30坪台で広く見せるには、縦の空間を上手に活用するのがよいでしょう。2階であれば1階と2階の空間をゆるりとつなぐ吹き抜け、平屋であれば勾配天井を活用するのがおすすめです。

吹き抜け部分に窓を設置することで、リビング全体が明るくなるのも大きなメリットです。

 

スキップフロアを設置する

小上がりのスキップフロアを設置することで、空間を上手く有効活用するのもよいでしょう。

スキップフロアとは、中2階とも呼ばれる1階と2階の中間にあるスペースのこと。書斎やちょっとした小上がりの和室スペースとしても使えるため、大変便利です。

またスキップフロアを設置する場合、スキップフロアの下部分を収納空間として活用するのも良いでしょう。敷地が限られている場合、収納スペースを満足に設置できず部屋が散らかってしまうというケースもあります。スキップフロアの下部分を収納として活用することで、効率良く収納空間を確保できます。

 

階層を増やす

敷地が限られている場合、回数を増やすのも一つの手。ワンフロア増やすたびに30坪の生活空間を増やせるためです。

家族が多い際には2階建てや3階建てにするなど、階層を工夫することも大切です。

 

まとめ

今回は31坪の間取り実例と30坪台で家を建てる際の注意点について解説しました!敷地が限られていても、ちょっとした間取りの一工夫で開放感を演出できます。

30坪台の家を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!