住宅ローンの審査にかかわるクレジットカード。押さえておきたいポイントをチェック!
家を建てる際に必要になる住宅ローン。住宅ローンを借りる際は金融機関からの住宅ローン審査を受けるため、いかにスムーズに審査を進められるかがカギになります。
今回は、住宅ローン審査で押さえておきたいクレジットカード利用の注意点をご紹介!家の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもなぜクレジットカードの利用が見られるの?
住宅ローンを申し込む際、金融機関がチェックする項目の1つに「クレジットカードの使い方」というものがあります。住宅ローンとクレジットカード、一見何の関連もないように思えますが、実は住宅ローン審査の際に欠かせない情報となります。
クレジットカード利用は申請者の「信用情報」として機能
住宅ローンとは、家を建てる際に金融機関へまとまったお金を借りることを指します。借りた人がきちんとお金を返せるかどうか?というのは、お金を貸す方(金融機関)は最も気になる情報ですよね。
住宅ローンの審査では、「借りた人がきちんとお金を返せるかどうか」を信用情報として確認します。この信用情報として重視されるのが、クレジットカードの使い方なのです。
クレジットカード利用で見られるポイント
ここでは住宅ローン審査において見られるポイントをご紹介します。自分では何気なく使っているカードでも、住宅ローン審査になると注目される!というケースもしばしばあるため、しっかり確認していきましょう。
カード払いの延滞
最も注意すべきは、カード払いの「延滞」です。クレジットカードは、その月に使用したカード利用額が翌月などに口座から引き落とされる制度ですが、「残高が足りない・口座に振り込むのを忘れていた」などの理由からつい延滞してしまった…というケースは多くあります。
たとえ少額でも延滞したという情報は残り、住宅ローン審査に影響を与えることも。信用情報機関には61日以上の滞納があった際に情報が登録されるようになっていますが、61日以内であればよいというわけではありません。金融機関によって重視する情報は異なるため、原則的に延滞はしないよう心がけましょう。
リボ払い
リボ払いとは「リボルビング払い」の略で、カードの利用金額にかかわらず月々の支払金額が一定となるクレジットカードの支払方法を指します。リボ払いはクレジットカードの分割払いと似ていますが、機能はかなり異なります。たとえば当月にカバンと靴を購入した場合、分割払いとリボ払いでは月々で支払う金額が異なります。リボ払いは毎月支払う金額が決まっているため、当月にどれだけ使っても支払額は変わらないのです。
そのためつい使いすぎてしまうリボ払い。デメリットは支払残高が溜まりやすい点といえます。支払残高が減りにくいため、急な出費の際に支払いが追い付かず借金を背負うリスクもあるでしょう。
持っているクレジットカードの枚数
クレジットカードの保有枚数も、見逃せないポイント。ポイントが貯まったり何かのキャンペーンでつい作ってしまったりと、ついつい枚数が増えてしまう…という方も多いのではないでしょうか。
クレジットカードはお金を比較的簡単に借りられるカードであるため、何枚も保有していると「複数のカードを使って借入するのではないか?」と金融機関に疑われてしまいます。クレジットカードは3枚ほどに抑えておくことが大切です。
またクレジットカードの枚数は、たとえ使っていないものであっても保有枚数としてカウントされます。そのため住宅ローンの審査をお願いする前に、使っていないクレジットカードがある場合は解約するようにしましょう。
クレジットカードを使って高額商品を多く購入している
金融機関にもよりますが、クレジットカードを使って頻繁に高額な商品を買っている場合も住宅ローンの審査では不利になることも。きちんと返済をしていても、「住宅購入後も高額な商品を買って住宅ローンが払えなくなってしまうのでは?」と金融機関から疑われるためです。
しかし、金融機関によってはあまり気にしないところもあります。いくつかの金融機関に審査を申し込むようにしましょう。
ローンの履歴
クレジットカードは基本的に「一括払い」の使用であればカードの履歴は問題ありません。しかし、先ほど挙げたリボ払いや分割払い、キャッシングなどを繰り返している場合は、金融機関に不信感を与えてしまうことも。
住宅ローンの審査前には溜まっている支払いを完済しておくと安心です。
クレジットカードと住宅ローン、気になるアレコレを一挙解説
住宅ローンはクレジットカードの利用と密接につながっていることが分かりました。ここでは、クレジットカードと住宅ローンで気になるアレコレをご紹介します!
クレジットカードで住宅ローンを支払える?
クレジットカードは利用するだけでポイントが貯まる仕組みのものも多く、クレジットカードで住宅ローンを支払いたいと思う方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、クレジットカードで住宅ローンを支払うことはできません。これは、クレジットカードはカード会社、住宅ローンは金融機関と管轄が全く異なるためです。
なおマンションなどの家賃であれば、一部クレジットカードの支払いが許可されている場所もあります。
団体信用生命保険の支払いは可能?
家を建てるサイン必要となる団体信用生命保険や火災保険といった保険では、クレジットカードを利用しての支払いが可能です。クレジットカード払いにすることでポイントもたまりやすくなるでしょう。
住宅ローン借入中にクレジットカードをつくることは可能?
基本的にクレジットカードを利用するにも審査が必要です。多額の借金や消費者金融への借入履歴がある場合はクレジットカードの審査は厳しくなりますが、住宅ローンの場合はほとんど影響はありません。むしろ住宅ローンの審査が通っている人ということで信用されやすくなるともいわれています。
まとめ
今回は、住宅ローン審査に大きくかかわるクレジットカードについてご紹介しました!何気なく使っているクレジットカードですが、実は大きくみられるポイントがあるのだと分かりましたね。
クレジットカード利用のポイントを押さえながら、家づくりを進めていきましょう!
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