家の片付け基本の4ステップ!コツや維持する方法も解説

2024年4月7日

「もので散らかった家を片付けたいけど、どこから手をつけたらよいのかわからない」とお悩みの方もいるでしょう。片付けで大切なことは、基本手順とコツを押さえたうえで、効率よく作業を進めることです。

この記事では、家の片付けに関する4つの基本手順と、スムーズに作業を進めるコツ、部屋をきれいに維持する方法について、解説していきます。家をすっきり片付けたい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

家の片付けにおける4つの基本手順

片付けを行う順番も大切なポイントです。思いつきや手あたり次第始めてしまうと、部屋にものが溢れて収集がつかなくなり、挫折してしまいます。片付けは次の順番に従って行いましょう。

 

1. 全てのものを出す

まずはものや量を把握するために、片付けるエリアにある全てのものを出します。ものを出す際は、以下の点を意識して行ってみてください。

    • ・収納スペースが小さいエリアは1つずつものを出す(キッチンの引き出しやダンボール)
    • ・普段使用していない収納エリアからは予期せぬものが出てくることもある
    • ・作業がしやすい箇所から行う

 

2. 必要か不要かで分ける

ものを取り出したら、使うものと使わないものとで分けていきます。普段は使わなくても年に1度使うものは残しておき、1年以上使っていないものは手放しましょう。

ポイントは使えるか、使えないかで分けないことです。「まだ使えるからもったいない」といって取っておくことはおすすめしません。使わないものを取っておいても意味がないからです。使わないけれどもったいなくて捨てられない場合は、不用品としてネットオークションやフリマアプリに出品したり、買取を利用したりする方法もあります。

 

3. 必要なものを仕分ける

2で分けた必要なものをグルーピングしていきましょう。分けたものをグルーピングしておけば、収納する際の作業もスムーズに行うことができます。

  •  
  • ・同じ作業に関連するものはまとめる
  • ・使用頻度別にまとめる「日常使うもの」「ときどき使うもの」「ほとんど使わないもの」

 

4. 使用しているものをしまう

使用頻度の高いものから収納していきましょう。収納の仕方は、ものを詰め込まずに余裕を持たせるのがポイントです。ものが出し入れしやすく、元の位置に戻しやすくなります。

・生活導線に合わせて収納:「片付ける場所を生活導線上につくる」
家や車の鍵は、外出の際に持ち歩くものです。玄関の扉のすぐ横にフックを設置し、鍵の置き場をつくっておくと使いやすくなります。

・使用頻度別に収納:「よく使うものはワンアクションで出し入れ」
目線から腰高の位置が使いやすい高さだとされています。

・一緒に使うものはまとめて収納:「目的別にセットをつくる」
「アイロンセット」「朝食セット」「お弁当セット」などはまとめて置ける場所を決めましょう。

ボックスに収納する場合は、中に入っているのかわかるようにしておくことも大切です。ラベルを貼って明記する、中のものが見える透明やクリアなものを使用するとよいでしょう。収納する際のコツは以下の3つです。

 

家の片付けをスムーズに進める3つのコツ

片付けが苦手な方でもコツさえ掴めば、片付けられるようになります。ここでは、片付けを
スムーズに進めるための3つのコツをご紹介します。

 

1. 範囲の狭い場所から手をつける

片付けは範囲の狭い場所から始めましょう。部屋全体を一気に片付けようとするのは無謀です。結局片付かずに、別の日に先延ばしにしてしまうことも考えられます。「今日は○○を片付ける」など、ジャンルを決めて行ってみてください。

範囲が狭い場所から手をつけることで、場所から手をつけることで、片付けられた達成感を得ることが大切ですることが大切です。別のエリアを片付けるモチベーションも湧いてくるでしょう。

 

2. 時間を決めて片付ける

タイマーなどで時間を計ることも片付けのコツです。ダラダラと片付けていては、時間ばかりかかってしまいます。時間を意識して集中して作業することで、効率よく片付けを進められるでしょう。

また、毎日の日課として「片付けタイム」を設けるのもおすすめです。1日数分であれば、時間や労力がさほどかかりません。毎日の習慣として続けやすく、片付けへのハードルが下がります。

 

3. 使わないものは手放す

使わないものは潔く手放しましょう。片付けが進まない理由のひとつが、ものが捨てられないことです。明確なルールを決めておくと、ものを手放しやすくなります。たとえば、「ワンシーズン着なかった服」「1年使わなかったもの」は不要と判断するなどです。

使わないものの中には「思い出の品」など、捨てられないものもあります。それらはダンボールにまとめて実家や倉庫で保管するとよいでしょう。写真などはデータとして残し、ものは処分すれば部屋も片付きます。

 

家の片付け上手が実践!きれいを維持する方法4選

片付け上手の方の家は、いつもきれいな状態で保たれています。片付けの基本は「整理、収納、維持」の繰り返しです。では、具体的にどのようにしてきれいな部屋を維持しているのでしょうか。ここでは、片付け上手が実践している方法をご紹介します。

 

1. 最低限のものだけを置く

部屋には最低限必要なものだけを置くようにしましょう。日用品のストックは溜めてしまいがちですが、保管場所を決め、所有量を把握します。ストックがなくなったら買い足す、スペースに収まる分だけにするというルールを決めておけば、必要以上に溜め込むこともありません。

 

2. ものを定位置管理する

ものの置き場所を決めて、定位置管理をすることも大切です。どこに何があるか把握しやすく、片付けも短時間で完了します。家族それぞれがものの位置を把握して、使ったあとはきちんと片付ければ、ものが迷子になりません。ものを探す時間や手間が省け、いつもきれいに片付いた部屋で気持ちよく過ごせます。

 

3. 部屋のリセット時間をつくる

1日1回、部屋のリセット時間をつくることで、部屋をきれいな状態で維持しやすくなります。どのタイミングでもよいのですが、寝る前がおすすめです。1日を生活した部屋はものがあちこちに散らかっています。散らかったものをそれぞれ定位置に戻して、整理整頓しましょう。家族みんなで行えば、あっという間に片付きますし、片付けの意識が根付きます。翌朝もすっきりと片付いた部屋で気持ちよく一日をスタートできるでしょう。

 

4. 簡単に片付く工夫をする

普段片付けの習慣がない方にとっては、片付けるのが面倒に感じてしまうかもしれません。そんな方は片付けに時間をかけずに、ラクに実践できる方法を取り入れましょう。

・放り込むだけの片付け
簡単に片付ける工夫として、大きなかごに放り込むだけの方法があります。放り込むだけのざっくりとした片付けなので、短時間で簡単に片付くのがメリットです。きっちり片付けようとしても、なかなか習慣化しにくいものですが、放り込むだけなら継続しやすいです。

・家事の導線を考慮した家具の配置
家具の配置は導線を考慮することで、片付けがぐんとラクになります。ポイントはできるだけワンアクションで済むようにすることです。たとえば、ダイニングテーブルをキッチンの横に設置すれば、配膳と片付けがワンアクションで行えます。家事の時短に繋がりますし、ストレスなくきれいに保つことが可能です。

 

自力で家が片付けられない場合は家事代行業者に依頼

自力で家が片付けられない方は、家事代行業者に依頼する方法もあります。ここでは、業者に依頼した場合の費用の相場や注意点について見ていきましょう。

 

家事代行業者に依頼した場合の費用相場

片付けを業者に依頼した場合、時給2,000~6,000円が相場です。業者の作業範囲により、金額に差が出ます。時間がかかるほど費用がかさむため、できる範囲は事前に自分で片付けておき、依頼する範囲を決めておきましょう。

部屋の広さや部屋数によって費用は異なり、ワンルームで30,000~80,000円が相場です。部屋数に応じて、費用がかかる計算です。

また、作業に必要なスタッフの人数により、人件費が加算されることもあります。作業の時間帯が早朝や深夜の場合や、不用品の回収を依頼する場合は、オプション料金の支払いも考慮する必要があるでしょう。それらも踏まえたうえで、依頼を検討してみてください。

 

業者に依頼するうえでの注意点

業者に依頼する際は、次の点を確認しておきましょう。

・損害賠償補償対応があるか
優良認定を受けている業者の多くは損害補償保険に加入していますが、保険に加入していない業者もあります。トラブルになることもあるため、見積もりや相談の際に確認しておきましょう。

・不用品の回収を行ってもらえるか
不用品の回収を無料で請け負うサービスもありますが、多くの業者がオプション料金になっています。その点も確認して明確にしておくことが大切です。オプションの場合は、費用の見積もりも提示してもらいましょう。

 

まとめ:家をすっきり片付けて快適な空間をつくろう

家が散らかっていて片付かない方は、片付けの基本を押さえましょう。ご紹介した片付けの順番やコツを実践することで、部屋の片付けがスムーズに行えます。部屋がすっきり片付いたら、きれいな状態を維持するよう心がけましょう。ぜひ片付け習慣を身につけて、快適な暮らしを実現してくださいね。