外壁塗装の費用相場と塗装費用を安くする方法5選!

2023年4月30日

「外壁塗装をしたいけれど、費用相場がわからない」
「外壁塗装をしたいけど、お金がない」
外壁塗装費用は100万円以上かかることもあります。そこまで大きな金額をかけるのですから、失敗したくないですよね。この記事ではそんな方に向けて、外壁塗装の費用相場や費用を抑えるコツを解説します。

 

そもそも外壁塗装はなぜ必要?

「お金がない」「少しくらい見た目が悪くなっていても気にならない」という理由から、つい後回しにされがちな外壁塗装。しかし外壁塗装を後回しにしていると、のちのち大きな家のトラブルに発展しかねません。そこで、ここではなぜ外壁塗装が必要なのかを解説します。一方で外壁塗装が必要ではないケースもあるため、こちらもご紹介します。

 

外壁塗装が必要な理由

外壁を塗装し直すのは、いわば予防治療のようなものです。たとえば、虫歯の場合はひどい虫歯になってから治療するとお金も時間もかかってしまいます。しかし定期検診を受け、虫歯にならないようにしておけば、歯医者に通うのは年に数回で収まります。仮に軽微な虫歯があったとしても、早期に治せば通院する回数は少なく済みますよね。

塗装の剥がれを放置しておくと見た目の印象もどんどん悪くなります。さらに外壁塗装が劣化すると雨漏り、すきま風や建物の強度に悪影響を及ぼします。そこまで症状が悪化してしまうと、修復するのに外壁塗装だけではすまなくなり、外壁塗装以上に大きな修理費用が必要になってしまうのです。

 

もともと外壁塗装が必要ではないケースも

外壁の素材によっては、外壁塗装をする必要がないケースもあります。たとえば、タイルやレンガなら外壁塗装が不要です。タイルやレンガは塗装をすると、かえって耐用年数が短くなってしまうので注意が必要です。また、タイルやレンガの耐用年数は長いのですが、継ぎ目に使われる目地部分は劣化します。目地部分にひび割れ等の劣化がある場合は、メンテナンスをしましょう。

 

外壁塗装が必要なタイミングとサイン

外壁塗装が必要な理由やタイミングについて解説します。そもそも外壁塗装が必要ない場合もあるので参考にしてみてください。逆に、ひとつでも当てはまれば外壁塗装を検討しましょう。

 

外壁塗装が必要なタイミング

一般的に築10年が外壁塗装のタイミングといわれています。塗料の耐用年数が5~15年のものが多いためです。外壁が劣化している場合は、築10年といわずに早めに手を打ったほうがよいでしょう。

 

外壁が劣化しているサイン

外壁が劣化している場合は外壁塗装をなるべく早く行わなければいけません。ここでは、外壁が劣化しているサインをご紹介します。特に外壁の剥がれや割れは建物の強度に影響を与えるため、要注意です。

 

色あせ

外壁の色あせがひどい場合は、外壁塗装を検討したほうがよいでしょう。外壁が色あせているとみすぼらしい印象を与えてしまいがちです。また、塗装の劣化の初期段階でもあります。

 

ひび割れ

外壁のひび割れは「クラック」ともいいます。ひび割れはかなり外壁の劣化が進んでいる状態です。ひび割れを見つけたら、早急に手を打ちましょう。

 

浮き・剥がれ

外壁塗装の塗膜が劣化してくると、塗料が浮いたり剥がれたりしてしまいます。外壁が浮いたり剥がれたりしていると、見た目がかなり悪い上に、そこから雨水が染み込んできてさらなる悪影響につながります。

 

カビ・コケ

カビやコケは塗料の劣化が原因ではなく、周辺環境が原因となることがほとんどです。湿度が高い場所は特にカビやコケが発生しやすくなります。カビやコケ自体は高圧洗浄で落とせますが、塗料の中にはカビやコケの発生を防ぐものもあるので、塗料を選ぶ際はしっかりチェックしましょう。

 

チョーキング

チョーキングとは外壁の劣化が進み、表面に粉のようなものが付着している状態を指します。外壁を触って、外壁と同じ色の粉が手につくことはありませんか?それがチョーキングなのです。チョーキング状態の外壁はかなり劣化が進行しているので、早急に業者を手配しましょう。

 

外壁塗装の費用相場と注意点

ここでは外壁塗装の費用相場と注意点を解説します。

 

外壁塗装費用は坪数や塗料でほとんど決まる

外壁塗装費用は、塗装する範囲の広さや塗料の種類で大きく変わってきます。当然のことですが、塗装する範囲が広ければ広いほど費用はかさみます。

塗料も耐用年数や効果が高いほど割高になるので、塗料選びも大切です。

 

坪数別の費用相場

ここでは外壁塗装の坪数別の費用相場を提示します。

 

外壁塗料の費用相場

ここでは塗料の種類別の費用相場を提示します。

 

外壁塗装費用は安すぎても危険

ここまで外壁塗装の費用相場について解説しました。やはり外壁塗装にはどうしても大きな金額が必要になりますが、節約したいからといって安さを追い求めるのも危険です。一時的な安さを優先しても長い目で見たときに損をする場合があるため、慎重に判断しましょう。
また、悪質な業者も稀にいます。破格な安さで外壁塗装ができたとしても、手抜き工事をされたのでは意味がないですよね。業者の選定も慎重に行いましょう。

 

外壁塗装を安くするポイント5選

外壁塗装費用は安すぎても危険ですが、適正に安くする方法もあります。場合によっては10万円以上安くなる方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

①相見積もりを取る

複数の業者に見積もりを依頼して、比較しましょう。おそらく業者によって見積内容が変わってくるはず。業者によって、得意なポイントや重視するポイントが異なるためです。単純な価格だけでなく、アフターサービスなど総合的に判断するのがポイント。

 

②地元の業者を選ぶ

地元の業者を選ぶと、大手の施工業者よりも安くなる傾向です。大手の施工業者の場合、下請けの業者に委託することにより、手数料などが発生することがあるためです。地元の施工業者であれば自社施工をするケースが多く、大手業者よりも安くなる可能性が高いのでおすすめです。

 

③リーズナブルな塗料を選ぶ

外壁塗装の塗料にはさまざまな種類があります。中には高額な塗料も。しかし、安すぎる塗料も耐用年数が短いといったデメリットもあります。予算の範囲内で、自身にあった塗料を選びましょう。

 

④助成金や補助金を利用する

リフォームをするに当たり、自治体から助成金や補助金が出ることがあります。自治体によって、支給される条件や金額が異なるので必ず確認しましょう。

 

⑤施工時期を梅雨や冬にする

梅雨や冬はあまり外壁塗装には適していません。そのため、梅雨や冬の施工価格が安い場合があります。その分、工期が長くなりがちというデメリットもあるので、注意が必要です。

 

まとめ:

この記事では外壁塗装費用の相場や費用を安くする方法について解説しました。
外壁塗装においては悪質業者による被害も報告されています。そのため、決して安ければいいというわけではありません。しかし、外壁塗装の適正な費用を知っておけば、被害にも遭いにくくなるはずです。そのうえで、塗装費用を安くする方法を試すのがおすすめです。
特に相見積もりや助成金・補助金を活用できれば、10万円以上も安くなることもあります。ぜひ検討してみてください。

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