建売住宅を購入する際の注意点は?選ぶ際に見るべきポイントも解説!

2023年11月18日

憧れのマイホームを購入する際、間取りを一から設計できる注文住宅にするか、ハウスメーカーがあらかじめ建てた建売住宅にするかで、迷う方も多いのではないでしょうか。建売住宅はあらかじめ間取りやデザインが決まっているため家づくりにかける時間や労力、お金を省けるというメリットがある一方で、注意しなければいけないポイントもいくつかあります。

今回は、建売住宅を選ぶ際の注意点や見るべきポイントを徹底解説!ぜひ住宅選びの参考にしてみてくださいね。

 

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅を購入する際のメリット・デメリットについてまずは確認しておきましょう。建売住宅ならではのメリットをご紹介します。

 

建売住宅ならではのメリットは?

建売住宅のメリットには、注文住宅よりも比較的安価な価格、短期間での引渡しが可能な点が挙げられます。

建売住宅はハウスメーカーで一括して材料を仕入れてつくっていることが多いため、1棟ごとの価格は安価なものに設定されています。また建売住宅はすでに完成しているものであるため、物件を選んだ後はすぐに引越しすることが可能。注文住宅の場合は間取り設計からデザインまで考える必要があるためどうしても1年単位で時間はかかってしまいますが、建売住宅の場合は期間の心配はありません。

 

建売住宅ならではのデメリットは?

一方、建売住宅のデメリットとして個性や希望に合わせたカスタマイズは難しい点が挙げられます。建売住宅は一定のプランに基づいて建てられるため、間取りや設備などの選択肢がどうしても限られてしまいます。もちろん建売住宅は家のプロであるハウスメーカーがつくっているため過ごしにくい間取りになることはありませんが、個性的なデザインや設計を求めている方には少し物足りない家になることもあるでしょう。

 

建売住宅の購入前に確認すべき注意点

建売住宅を購入する際に押さえておくべき注意点についてご紹介します。後悔しない住宅購入のためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう!

 

ポイント①立地

建売住宅を選ぶうえで、立地はとても重要な要素。注文住宅であれば土地探しから自分たちで行うことが多いため希望の立地にある土地をある程度絞り込んで購入できる一方、建売住宅はハウスメーカーが所有する分譲地や複数のハウスメーカーが入っている大型分譲地などが多い傾向です。そのため、通勤や通学の利便性、周辺の生活施設の充実度、自然環境など、自分や家族の暮らしにとって必要な条件を考慮して選ぶ必要があるでしょう。また、将来的な利便性や価値の見込みも考えることが大切です。

 

ポイント②間取り

建売住宅の間取りは、家族や生活スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。必要な部屋の数や広さ、リビングとキッチンの配置のバランスなどを考慮し、適切な間取りかどうかを判断する必要があります。

また間取りについて検討する際は、将来的な変化にも対応できるよう柔軟性を持たせた間取りを選ぶこともおすすめ。「子どもが2人いるため子ども部屋は2つないと絶対にダメ」と決めるのではなく、「子どもが将来独立したときのために子ども部屋は1つにして仕切りで部屋を区切ろう」など、変化するライフスタイルに合わせて間取りを考えましょう。

 

ポイント③設備や仕様

建売住宅の設備や仕様も、希望に沿っているものかどうか確認するのがおすすめ。建売住宅ではエアコンや食洗器などがあらかじめ付いて販売されているケースも多くあるため、設備が自分のライフスタイルに合うものかどうかは検討するようにしましょう。

また、意外と見落としがちなのがコンセント穴や照明ソケットの数。「キッチン周りにおけるコンセント穴の個数が足りなかった」「明るめが好みだが照明ソケットが足りないため十分に照明を取り付けられなかった」といったケースを防げるよう、事前に確認しておきましょう。

 

ポイント④耐震性・耐久性

数10年と住む家になるため、耐震性や耐久性などは欠かせない要素。建売住宅であるためある程度の性能には仕上がっていますが、不安な方は耐震等級などを営業スタッフに確認するとよいでしょう。

 

ポイント⑤施工会社の特性

建売住宅では、間取りやデザインなどすべての要素が施工会社にゆだねられます。個性的な建売住宅を購入したいのであれば設計事務所も兼ねたハウスメーカーに頼んだり注文住宅を手掛けているハウスメーカーを見たりするなど、施工会社の特性も確認することが大切です。

また近年では、家の中のあらゆるものがインターネットとつながるIoT住宅も多く登場しています。IoT技術を用いた建売住宅を購入したい方は、最新技術に強い施工会社を選ぶとよいでしょう。

 

ポイント⑥オプション費用

建売住宅にいざ住み始めるとなると、最初に提示された金額以上に費用がかかってしまうことも少なくありません。これは、エアコン工事や照明器具の設置、カーテン工事など実際に住み始める際の準備でかかる追加費用のこと。

必要最低限のオプション費用であっても、相場は50~100万円ほどといわれています。オプション費用についても具体的な契約前に確認しておきましょう。

 

ポイント⑦アフターサービス

数10年住むことになる建売住宅。どれだけきれいに保っていても、経年劣化はどうしても避けられません。

急にある設備が壊れてしまったり使えなくなったときに、アフターサービスは欠かせない要素となります。建売住宅を検討する際は、アフターサービスが充実している施工会社を選ぶのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、建売住宅のメリット・デメリットや建売住宅を建てるうえで押さえておきたい注意点について解説しました!建売住宅はメリットが多くある反面、押さえておきたいデメリットもあります。

建売住宅ならではの特性を押さえながら、納得のいく家づくりをしていきましょう!