縦長の間取りって実際どう?メリット・デメリットをくわしく知りたい!

2024年5月26日

家を建てるのに必ず必要になる土地。土地と一言でいっても正方形や長方形、変形地といったものなどさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

今回は、縦長の土地に家を建てるメリット・デメリットについてご紹介します♪

 

縦長の間取り、特徴は?

縦長の土地に家を建てると、どのような間取りになるのでしょうか。ここでは縦長の間取りが持つメリット・デメリットをご紹介します。

 

縦長の間取りにするメリット

縦長の間取りにするメリットを3点解説します。

 

1.リビングスペースの採光・通風が容易

縦長の間取りになると、リビングスペースの採光が比較的容易になります。正方形・変形地の土地と比べて窓やバルコニーの間口全体にLDK(リビング・ダイニング・キッチン)スペースを配置できるため、風通しがよく明るいリビングに仕上がるでしょう。

こちらは南側に大きな掃き出し窓を設けた長方形の間取り。自然光の差し込みやすい南側に大きな窓を設け、明るいリビングとなっています。長方形の間取りを検討する際は、どの方角に部屋を設けるかも考えておくのがおすすめです。

 

2.キッチンから全体を見渡しやすい

縦長の土地に建てる場合、LDKの間取りも縦長のものになることが多いでしょう。縦長のLDKで対面キッチンにすると、料理中もリビングまで隅々見渡せる間取りに仕上がります。

小さな子どもがいる家庭の場合、料理中などは子どもの様子を見ていないと不安ですよね。縦長のLDKスペースで、キッチンから部屋全体を見渡せる間取りに仕上がります。

 

3.家具のレイアウトが容易

縦長の土地に建てる場合、正方形の間取りよりも壁の面積が大きくなるため家具のレイアウトがしやすいことも特徴です。壁に沿うように家具をレイアウトすることで、空間を広くすっきりと見せることも可能です。

 

縦長の間取りにするデメリット

縦長の間取りはメリットが多数ある一方、やはりデメリットも。1つずつご紹介します。

 

1.リビングとダイニングの区別があいまい

縦長のLDKスペースにした場合、リビングとダイニングが縦並びになることで空間の区別があいまいになるケースがあります。縦長のLDKになる場合は、リビングとダイニングの空間を分けられるような家具の配置・インテリア選定を行うとよいでしょう。

 

2.キッチンに光が届きにくい

縦長のLDKスペースは窓を取り付けることで採光しやすい一方、窓が小さければキッチンスペースまでは届きにくいといったケースもあります。

縦長のLDKスペースをつくる際は、リビングの採光のみを考えるのではなくLDKスペース全体に行き届くよう窓を設置するのがよいでしょう。

 

3.回遊性のある間取りをつくりにくい

縦長の間取りにする場合、正方形の土地と比べて室内をくるくるとまわれる回遊性のある間取りはつくりにくいでしょう。また部屋間の移動がどうしても長くなってしまうため、廊下をできるだけ減らすといった部屋間の移動負担が軽くなる間取りに仕上げることがポイントです。