住みたい都道府県ランキング|住み心地に関するランキングもご紹介

2024年6月1日

住みたい都道府県ランキングは毎年公表され、注目を集めています。自分の住む県や住みたい県はランキングの何位か、気になる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、「街の住みここちランキング&住みたい街ランキング」の2023年版から、都道府県のランキングをご紹介します。人気のある県や住み心地に関するランキングの結果についても解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

 

住みたい県や住み心地をランキングでチェック

賃貸未来研究所(大東建託)は、47都道府県に住む成人男女を対象として居住満足度調査を実施しています。まずは、総合的に人気のある県に関する調査結果を3つ、ランキングでチェックしてみましょう。

 

住みたい都道府県ランキング(全国版)トップ5

その街の人気がわかる「住みたい街ランキング」。2023年の都道府県版のトップ5は以下の通りです。

東京都は4年連続で1位に輝きました。2位は2年連続で福岡県、5位は4年連続で北海道が獲得。3位の沖縄県と4位の神奈川県は昨年と順位が入れ替わりましたが、どの県も不動の人気を誇っていることがわかります。

住みたい県の人気の理由や自治体ランキングの結果はこちらの記事も参考にしてください。
>>住みたい街ランキング(全国版)トップ10の魅力を解説!

 

住み心地のよい県ランキング(全国版)トップ5

「街の住みここちランキング」は、その県に住んだ人に住み心地を調査した結果です。単年度の調査ではなく、2019~2023年の回答を累積して集計しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

1位は4年連続の東京都で、4位の福岡県と5位の沖縄県は2年連続で入賞しています。2位の神奈川県と3位の兵庫県は昨年と順位が入れ替わりましたが、どちらも堂々の連続上位に。

この調査では県の偏差値もつけられており、東京都は偏差値74.4、2~5位にランクインした県はすべて偏差値60以上となっています。

住み心地がよい理由については、この後ご紹介する因子別ランキングもあわせてチェックしてみてください。

 

住み続けたい県ランキング(全国版)トップ5

「住み続けたい街ランキング」は、今住んでいる街にずっと住み続けたいかを調査した結果です。こちらも2019~2023年の回答を累積して集計しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

1位に輝いたのは兵庫県で「住みここち」や「街の幸福度」といった各ランキングでも上位に入っています。2位の香川県と3位の愛媛県は2年連続でトップ3にランクイン。兵庫県は偏差値73.1、2~5位はすべて偏差値60以上となっています。

 

因子別|住み心地に関するランキングもチェック

住みたい街(都道府県)の生活や具体的な住み心地も気になるものです。

「因子別ランキング」は、住み心地に関する59の設問に対する回答を因子分析した結果で、2019~2023年の回答を累積して集計しています。さまざまな角度からトップ5にランクインした県の魅力をチェックしてみましょう。

 

「生活利便性」1位は東京、2位は沖縄県

「生活利便性」の調査結果は「おしゃれさ・洗練さ」「デパート・大型商業施設」などの設問が大きく影響を与えています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

トップ5は、順位が多少入れ替わりますが「住みたい街ランキング」や「街の住みここちランキング」の上位と重なっていることがわかります。

 

「交通利便性」トップは大都市圏に集中

「交通利便性」の調査結果は「幹線道路へのアクセス」「都心へのアクセス」などの設問が大きく影響を与えています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

上位10位くらいまでは大都市圏に集中しています。

 

「行政サービス」の3位に石川県

「行政サービス」の調査結果は、「公立保育園や認証保育園、児童館等」「小中学校や塾の教育の充実度」などの設問が大きく影響しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

総合的評価の高い県の中で、石川県がトップ3に入っています。なお、石川県は「街の住みここちランキング」総合では11位です。

 

「親しみやすさ」のトップ3は東京都、沖縄県、神奈川県

「親しみやすさ」の調査結果は「気取らない親しみやすさ」「地元出身でない人のなじみやすさ」などの設問が大きく影響しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

トップ5は「住みたい街ランキング」や「街の住みここちランキング」の上位県や、他県や外国から来た人を受け入れてきた実績のある県に集中していることがわかります。

 

「防災」のトップは群馬県、奈良県、栃木県など内陸に集中

「防災」の調査結果は、「津波の心配のなさ」「地盤の心配のなさ」などの設問が大きくかかわっています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

今回「防災」面で上位にランクインした県は、内陸部に集中しています。

 

「静かさ・治安」トップ3は長野県、島根県、福井県

「静かさ・治安」の調査結果は「騒音や騒々しさのなさ」「閑静さ」などの設問が大きく影響しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

この調査では「生活利便性」や「交通利便性」とは異なる魅力を持つ県がトップ5に輝きました。なお、1位の長野県は「街の住みここちランキング」の総合で17位に入っています。

 

「物価家賃」が安いのは群馬県、福岡県、鳥取県など

「物価家賃」の調査結果は「家賃や不動産価格の安さ」「物価の安さ」などの設問が大きく関与しています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

この調査では東京近郊の群馬県や九州のビジネス・商業の拠点である福岡市を有する福岡県が上位に。3位に鳥取県、4位は石川県、5位に宮崎県がランクインしました。

 

「自然観光」のトップ3は島根県、長野県、石川県

「自然観光」の調査結果は「海や川、山などの自然」「有名観光地や景勝地等」などの設問が大きくかかわっています。都道府県版のトップ5は以下の通りです。

自然や観光の面では魅力あふれる県が多い中、トップ5には日本海側の県が多くランクインしています。美しい海岸線や出雲大社を有する島根県が1位に輝きました。

 

まとめ:住みたい県の住み心地をランキングでチェックしてみよう

この記事では、「住みたい都道府県ランキング」のトップ5や、都道府県の住み心地に関する調査結果をご紹介しました。さまざまな角度の結果から、住みたい都道府県の魅力について再確認したり、さらに知りたくなったりしたのではないでしょうか。

この調査は毎年実施されていますので、2024年の住みたい都道府県ランキングや住みここちランキングもぜひチェックしてみてください。