かっこいい家を徹底調査!特徴や実例に見るこだわりポイントもご紹介

2022年6月17日

理想の家は?と聞かれたら「かっこいい家」と答える人が多いのではないでしょうか。
せっかく建てるなら、できるかぎり理想に近い家を建てたいですよね。

今回は建築実例などで公開される「かっこいい家」の数々を調査し、かっこよく見えるための条件についてご紹介します。

これからかっこいい家を建てたい人、かっこいい家づくりのポイントが知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

かっこいい家の特徴とは?

かっこいいといわれる家は、どれも建てた人のこだわりや個性が光っています。

近年の傾向では、かっこいい家と呼ばれる家は、モダンスタイルをベースとし、無駄をそぎ落としたシンプルな造りが基本です。ここからは家がかっこよくスタイリッシュに見える条件を具体的に見ていきます。

 

デザインやフォルム

好みの系統を表す言葉で「かっこいい」と対で使われるのが「かわいい」です。かっこいい家のデザインやフォルムは、全体的に直線的で、シャープさが感じられます。それに対してかわいい家はナチュラルなやわらかさや温かみを感じられるデザインが特徴的です。

「かっこいい家」は直線的なデザインが基本ですが、曲線をアクセントとして取り入れると、動きが出てかっこよさに磨きがかかります。ただし、コロンとした丸みのあるデザインはかわいい印象になるため、取り入れないよう注意しましょう。モダンでかっこいい家には、流線型などスタイリッシュなデザインが似合います。

 

色味

かっこいい家の色使いは、黒・白・グレーといった無彩色をベースに、使う色の数を抑えることがポイントです。外壁では濃紺やブルーなど、ダークな寒色系で個性を出すのもよいでしょう。

床や壁面、家具などにダーク系の木目やアクセントカラーを効果的に取り入れて、メリハリのあるかっこよさを演出してください。

 

素材感

モダンでかっこいい家づくりには、外装・内装ともに、無駄のない無機質な素材が好まれます。ガルバリウムなど金属系のシャープな外壁素材をベースに、木材などナチュラルな素材をバランスよく組み合わせた実例も素敵です。

かっこよさを追求するなら、素材の質にも注目しましょう。外装・内装に関係なく、質の低い素材を使うと仕上がりが安っぽく見えてしまい、かっこよさから遠ざかります。こだわりの部分には良質の素材を使うなど、予算の範囲内で工夫しましょう。

 

かっこいい家の外観ポイント

かっこいい外観をつくることで、家全体の印象がクールな印象になりますよね。外観がかっこよく決まるポイントについて詳しく見ていきましょう。


モダンで印象的なシルエット

外観のシルエットで建物の第一印象が決まります。かっこいい家のシルエットは直線的で、四角形がベース。キューブをいくつか組み合わせたり、土地の条件を活かした形状で設計したりするなど、アレンジで印象が変わります。

屋根の形もかっこいい家づくりにかかせない要素です。片流れ屋根は、見た目がシャープで勾配のつけ方によって、よりスタイリッシュな印象になります。

 

モノトーンや抑えた色味の外壁

外壁の色味はモノトーンカラーをベースとした単色や2色使い、濃紺などダークな寒色系でまとめるのがおすすめです。シャープでモダンな外観になります。

単色やモノトーンだと重過ぎる場合は、玄関扉や目隠しフェンス、バルコニーなどに木目を取り入れるとよいでしょう。重々しい印象をうまく和らげた、おしゃれで機能的なアクセントになります。

 

すっきりとした見た目

玄関や窓などの造りが控えめで、無駄のないすっきりとした見た目がかっこいい家のトレンドです。設計段階からしっかり計画すれば、光量を確保したうえで窓の存在感をなくしたり、玄関や窓を道路や隣家からの人目が気にならない場所に配置したりできます。

雨どいや換気口など、家の機能として必要な要素は目立ちやすく、雑然とした印象になりやすいです。配置を工夫したり、外壁と同系色にまとめると、すっきりしたモダンな外観になります。

 

かっこいい家の外観を実例でご紹介!

かっこいい家の外観を実例写真とともにご紹介します。

 

実例①黒を基調とした直線的なフォルムの外観

かっこいいダークな色合いにあたたかな木材がよく映える外観。シャープな形にすることでさらにかっこよさを引き出しています。

 

実例②爽やかなブルーに片流れ屋根!爽やかでかっこいい外観

片流れ屋根を取り入れてモダンでかっこいいフォルムにし、外壁の色は爽やかなブルーグレーにするのもポイント。爽やかさの中にスタイリッシュなかっこよさも感じられるスタイルになっています。

 

実例③和モダンな雰囲気が素敵なかっこいい外観

今話題の、和風×モダンデザインである「和モダン」な雰囲気の平屋で、かっこいい外観に。洋風なかっこよさとはまた違う奥ゆかしさやスタイリッシュさを感じます。

 

かっこいい家の内装ポイント

家の内部がかっこいいと、家で過ごす時間がいっそう充実するでしょう。内装をかっこよくするには、テイストの統一感とシャープな印象をつくる素材感がポイントです。


テイストの統一感

内装で無駄のないかっこいい家を実現するには、インテリアのテイストに統一感をもたせましょう。モダンテイストの中にもナチュラルモダンや和モダンなど、さまざまなバリエーションがあります。好みや個性に応じて計画してみてください。

キッチンとダイニングなど、つながりのある部屋の壁や床、設備や家具のテイストを統一すると、家全体がすっきりして広々と見えます。

 

シャープな印象をつくる素材感

外観と同じく、内装も素材選びは大切なポイントです。インテリアをかっこよくシャープな印象にするには、ガラスやアクリル、スチールやアイアンといった無機質な素材を使うとよいでしょう。

無機質な素材や木目など、異素材を組み合わせる場合はバランスが重要です。たとえばモダンスタイルにナチュラルな素材を使いすぎると、かっこよさより、やわらかい印象が強くなってしまいます。

異素材を組み合わせるときは、かっこよく見える配分を意識し、選ぶようにしてください。

 

かっこいい家の内装を実例とともにご紹介!

外観だけでなく内装も意識することで、かっこいい家が出来上がります。かっこいい家の内装を実例とともにご紹介します。

 

実例①リビングの勾配天井がかっこいい!クールなLDK

リビングに向かって天井を高くした勾配天井のLDK。インダストリアルな空間にしながらも、キッチンのペンダントライトであたたかな雰囲気も醸し出しています。

メリハリのあるLDKがかっこいい実例です。

 

実例②アイランドキッチンを主役にしたLDK

壁付けキッチンではなく、完全に独立させたアイランドキッチンを主役にしたLDK。家具や床材のカラーはダークブラウンで統一し、高級感のあるかっこいい内装となっています。

 

実例③「魅せる」収納で趣味×かっこいい空間を演出

趣味で集めているものや、収納で場所を取ってしまうものは「魅せる」収納にすることで収納空間を節約するだけでなくかっこいい空間も演出できます。

家づくりの際は、どんなものを飾りたいか考えながら壁のデザインを選ぶとよいでしょう。

 

かっこいい家は間取りも重要

間取りは暮らしやすさや住み心地に関わります。自分らしくかっこいい家を建てるためには、間取りの決め方も重要です。

 

かっこいい家具が映える開放感のある空間

インテリアの主役になるお気に入りの家具も、圧迫感のある空間ではその魅力が半減してしまいます。

モダンなインテリアをかっこよく見せるには、ただ家具を配置するだけでなく余白も意識しましょう。余白や開放感のある間取りなら、お気に入りの家具がよりかっこよく映えます。

ほかにも、かっこいいインテリアを保つためには、家具やものを詰め込みすぎないよう注意してください。無駄のないすっきりした空間を維持することを意識しましょう。

 

合理的で機能的な配置や動線

実例の家をそのまま真似しても、条件が異なると暮らしにくい家になってしまいます。家族の生活スタイルに合わせた機能的な間取りや生活動線は、かっこいい家を維持する大切なポイント。

施工後に後悔しないために、設計段階で地形や方角、ライフスタイルに合う間取りを計画しておきましょう。

家族の生活スタイルに合わせた機能的な間取りや生活動線は、かっこいい家を維持する大切なポイントです。

 

まとめ:かっこいい家の特徴や実例を参考に、自分らしくかっこいい家を作ろう!

今回は、かっこいい家を徹底調査し、その条件について解説しました。

かっこいい家をつくるためには、デザインやフォルムなど見た目に関する部分はもちろん、住み心地も意識した間取りにすることが大切です。

かっこいい家の条件を参考にしながら、自分らしく、住みやすい理想的な家を実現しましょう。