タイルのテラスがポイント!家事動線にこだわった28坪の平屋

2022年6月20日

注文住宅はお庭づくりにこだわりたい!という方も多いのではないでしょうか。テラスやウッドデッキを設置することでカントリー風な住宅に仕上げられる反面、お手入れが難しく、具体的な使い道を決めていないと活用できないというデメリットもあります。

今回は、タイル製のテラスを設置した28坪の平屋をご紹介!お手入れしやすいタイルを使うことで掃除の負担を減らせるだけでなく、具体的な使い道をイメージしながら動線を設計しています。

テラスを活用しながら家事動線にこだわった平屋を見ていきましょう!

 

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タイルのテラスでお手入れ簡単!

テラスを設置してお庭を楽しめるのは、マンションではなかなかできない一軒家ならではの醍醐味。しかし、どうしても雨風にさらされるためお手入れが難しい側面もありますよね。お手入れを楽にしつつ、テラスを楽しめるコツとは何なのでしょうか。

 

掃除がしやすいテラスとは

リビング横に設置したテラスはタイル製にすることで、おしゃれな雰囲気に仕上げています。テラスと聞くと木製のウッドデッキを想像する方も多いと思いますが、あえてタイル製にすることでお手入れを楽にしている点がポイント。

タイルは水で洗えるほか、木製のものと比べて劣化しにくい特徴もあります。建材も工夫することでより使い勝手のよい庭をつくることができます。

 

使い道が広がるテラス

洗濯物をテラスで干せるよう、スペースを広めに設計している点もポイント。夏は家族でバーベキューをしたり、子どもが遊ぶちょっとしたスペースにしたりと使い道が広がります。

勝手口とつなげることでキッチンからも直接出入りできるようになっており、家事動線も確保されています。

 

クローゼット完備の主寝室

主寝室ではゆったりと自分の時間を過ごしたいという方も多いのではないでしょうか。プライバシーを確保しながらもクローゼットを完備して使い勝手のよい部屋にするひと工夫をご紹介します。

 

廊下をはさみ、音が漏れないように

主寝室は廊下を挟んで独立させることで、音が漏れないように工夫されています。家族といえど、プライベートな部分は一人でゆっくり休みたいもの。間取りを工夫することで、家を建てた後も暮らしやすさが長く続く住宅になります。

 

ウォークインクローゼットで使い勝手のよい空間に

主寝室には大人が2人入れるサイズの大きなウォークインクローゼットを設置。朝起きてそのまま着替えられるためとても便利です。

主寝室のウォークインクローゼットは広めにつくり、クローゼットの奥には冬物や夏物など一定の季節にのみ取り出す季節もの、手前にはよく使うものなど、汎用性に応じてスペースを区切るのもおすすめ。自分が持っている衣類や布団の量を把握しておくことで、自分たちのサイズに合った収納スペースをつくることができます。

 

広く見せるリビングのコツ

家族が集まるリビングはこだわりたいポイントのひとつ。土地の形を生かした間取り設計で、空間を有効活用しながら快適に過ごせるリビングとなっています。

リビングづくりのコツをご紹介します。

 

あえてダイニングとリビングを分けない

あえてダイニングとリビングを分けない間取りにし、リビングを広く見せています。ダイニングとリビングをどちらも取り入れたい場合、縦長の土地だと間延びしてしまい、キッチンからリビングまでの動線が長くなるほか、ほかのスペースを圧迫することも。

ダイニングはカウンターで補うことで、リビングを広く見せることができます。

 

床は無垢材を使用

床はオーク材とよばれる無垢材を使用し、あたたかな印象に。あえてカウンターの椅子は黒の締め色を用いることで、木のぬくもりを感じつつも間延びした印象にならないリビングになっています。

 

収納力抜群のキッチン

お家時間の増加で、主夫・主婦だけでなく家族みんなで使う機会も増えたキッチン。収納力を高めることで、より使い勝手のよい空間に仕上がります。

家族みんなが使いやすいキッチンづくりのコツとは何なのでしょうか。

 

収納棚を前後に設置

キッチンスペースを囲むように収納棚を前後に設置し、収納スペースを多く確保しています。収納棚を上に設置すると、背の低い方は収納しづらかったり、子どもは取り出しにくいという一面も。

手が届く範囲に多く収納スペースを設置することで便利なだけでなく、家族みんなが安心してキッチンを利用できます。

 

生活感をなくす2つのコツ

収納棚にそのままゴミ箱を収納できるようにし、キッチン奥には冷蔵庫を置くスペースを設置。ゴミ箱や冷蔵庫がリビングからは見えないように工夫されています。

リビングとダイニングが一体化していると、キッチンとリビングとの距離が近く、どうしても生活感が出てしまうことも。キッチン設計のひと工夫で、生活感を与えないように配慮されています。

 

テラスからキッチンにつながる家事動線

冷蔵庫スペース付近には勝手口がついており、テラスとつながる家事動線を確保。買い物から帰った際、勝手口からそのままキッチンへとつながるため家事の負担が軽減されます。

キッチン裏にはパントリーも完備されているため、買い物からすぐに冷蔵庫やパントリーに収納できます

 

キッチン裏には広々とした家事室を

アイロンをかけたり洗濯物をたたんだりとちょっとした家事に最適な家事室は、動線を工夫することでより便利な空間に。家事室を設置する際におすすめな動線設計や空間づくりのコツとは何なのでしょうか。

 

コンセント穴を完備

コンセント穴を等間隔に設置し、アイロンやミシンなどをすぐに使えるよう設計されています。家事室で何をするのか具体的にイメージしながらコンセント穴を設置すると、無駄なく利便性のよい家事室になります。

また、家にいる時間が増えて家族みんなで家事をすることも増えました。家事室をあえて広くつくることで子どもと一緒に裁縫できたり、ちょっとしたスタディスペースにも活用できます。

 

雨の日は室内干しも

家事室の天井からは物干し竿を吊るし、雨の日には室内干しができるように工夫されている点もポイント。家事室といっても用途を限定しないことで、天候や家族のライフスタイルに合わせて自由に部屋を活用できます。

家事室から直線上に脱衣所があるため洗濯動線もしっかりと確保。晴れた日はテラス、雨の日は家事室と干す場所を考えながら動線が設計されています。

 

家事室の隣にはパントリーを設置

家事室を出てすぐ右手にはパントリー、左手には独立洗面台を設置し、家事動線を確立しています。キッチンとつながっているため、料理の合間にパントリーに食材を取りに行ったり、家事室で手が汚れた際はすぐに洗面台で手を洗えるなど、より家事が楽になる間取りとなっています。

 

まとめ

いかがでしたか?家事動線に優れたキッチンのほか、リビングやダイニングを広く見せる空間のつくり方なども学べましたね。

家事動線を確保することで、家での暮らしやすさが格段に上がります。間取りや動線にも注目しながら楽しく家づくりをしていきましょう!