カフェ風な家をつくるには?実例とともに解説!

2022年8月18日

モダン、インダストリアル、シックなど、家のテイストはさまざま。リラックスできる空間でありながらも、どこか洗練されたおしゃれさが残るカフェのような家にしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、カフェのようにくつろげる家のポイントを実例と共にご紹介!おしゃれで落ち着いた空間にしながらも、効率的な生活動線も意識したカフェ風な平屋を解説します。

 

カフェのような家をつくるポイント

カフェのようにゆったりとリラックスできる空間は、家でも実現したいものですよね。カフェのような家にはどのような特徴があるのでしょうか。家づくりのポイントをご紹介します。

 

壁や床は木材を用いる

カフェ風な家の壁や床は、木材を使用してあたたかい雰囲気に仕上げています。木材の色合いを明るいものにすると、ナチュラルなカントリースタイルの空間になります。一方で暗い色合いの木材を使用すると、シックで落ち着いた空間に。

どのようなイメージの家にしたいか、イメージを膨らませながら建材を決めていきましょう。

 

照明は暖色であたたかく

カフェのような家の特徴として、照明にこだわっていることも挙げられます。天井から吊るすペンダントライトや、光を天井や壁に投射して反射光を利用する間接照明がおすすめです。

また、照明の色は暖色にするのもポイント。あたたかい空間を演出でき、より過ごしやすい空間に仕上がります。

 

内装のテイストを統一する

カフェ風の家をつくる場合、内装のテイストを統一することが大切です。あたたかい木目調のインテリアを用いると、ゆったりとリラックスできる空間に仕上がります。

おしゃれな内装をつくる際、インテリアの色合いはそろえることを意識しましょう。テーブルや椅子の色合いや雰囲気を合わせることで、統一感のある部屋になります。

 

魅せる収納でおしゃれに

闇雲に収納スペースを増やすのではなく、お気に入りの家具や家電はあえて「魅せる」ように収納しましょう。

ギターやレコードを壁に飾ったり、アクセサリースタンドを活用すると、よりおしゃれな空間に仕上がります。好きなものに囲まれながら日々過ごせるのも魅力のひとつですよね。

 

カフェ風の平屋をご紹介!

今回は、和洋折衷のリビングが素敵なカフェ風の平屋をご紹介。おしゃれなリビング・ダイニングのつくり方だけでなく、効率的な洗濯動線にもこだわった快適な家に仕上がっています。

 

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寝室とつながる玄関で、ぐるりと回れる動線に

平屋を建てる際大切なのは、回遊性のある家にすること。平屋は1階部分に生活空間が集中するため、快適な動線設計を意識しながら家づくりをすることが大切です。

平屋ならではの動線設計のコツを見ていきましょう。

 

玄関と寝室をつなぐ動線に

玄関からLDK(リビング・ダイニング・キッチン)、主寝室とそれぞれつながることで、玄関周りをぐるぐる回れる動線になっています。

リビングと寝室の間に廊下を挟むことで生活音をシャットアウトしているのもポイント。平屋はどうしてもプライベートな空間は確保しにくいのですが、廊下をうまく活用することでリラックスできる空間を実現できます。

 

ウォークインクロゼットはポールを2か所設置

寝室の奥にはウォークインクローゼットを設置し、「寝室→ウォークインクローゼット→LDK→玄関」と、各部屋をぐるぐる回れる動線に。

ウォークインクローゼットはポールを2か所設置し、背の高いコートやボトムスなどは上のポールに、カッターシャツなどのトップスは下のポールにそれぞれ掛けられるよう工夫しています。

 

和×洋がマッチしたカフェ風のリビング・ダイニング

リビング・ダイニングは家の大部分を占めるため、こだわりたい部分ですよね。ゆったり落ち着けるカフェ風なリビング・ダイニングのつくり方をご紹介します。

 

和×洋がおしゃれなカフェ風リビング

床は暗いトーンの木材にしながらも、壁はホワイトにすることでナチュラル過ぎず、北欧な雰囲気も感じられるようなカフェ風のリビングに仕上がっています。

リビングには大きな掃き出し窓を2つ設置し、光を多く取り込める設計に。段上がりの和室との相性もよく、和×洋のおしゃれな雰囲気が漂うリビングになっています。

 

ペンダントライトがおしゃれなダイニング

ダイニングには天井から吊り下げるペンダントライトを使用し、カフェ風のおしゃれな雰囲気になっています。

あたたかい木目調の床材に、照明は線の細いスタイリッシュなものにすることで、メリハリのついたおしゃれなダイニングに仕上がります。

 

段上がりがおしゃれな和室スペース

リビングには段上がりの和室を取り入れ、和と洋がコラボした空間に。和室にある暖色の照明もとてもおしゃれですよね。

段上がりの和室にすることでリビングにメリハリが生まれ、1ランク上のおしゃれな住宅に仕上がっています。

 

カフェ気分を味わえるキッチンづくりのコツ

毎日使うキッチンは、お気に入りの空間にすることで家事も楽しくなりますよね。キッチンでもカフェ気分を味わえるコツが隠されています。

カフェ風なキッチンは、どのようにつくるとよいのでしょうか。

 

天井から音が流れる!?カフェ風なキッチン

白いタイルの壁を設置し、ペンダントライトもあいまって北欧風カフェのような雰囲気に仕上がっているキッチン。キッチン台も白で統一することで、おしゃれさと清潔感を兼ね備えた空間になっています。

キッチンの天井からは音楽が流れるように設計されており、よりカフェ気分を味わえます。

 

キッチンの照明がスピーカーに

キッチンから音楽が流れるのは、照明とスピーカーが一体となったライトを天井につけているため。取り入れる照明も工夫することで、おしゃれで機能的なカフェ風の平屋をつくることができます。

 

パントリーにWi-Fiを設置できるように

Wi-Fiのルーターやコンセントなどは、リビングがごちゃごちゃしやすい要因のひとつ。パントリーにWi-Fiが設置できるようコンセント穴を設置しておくことで、見えないところにWi-Fiルーターを収納できます。

 

洗う→干す→収納の洗濯動線を確立

毎日の洗濯は、洗う→干す→収納と行程が多く、手間や時間がかかりがち。洗濯機から物干しスペース、物干しスペースから収納場所への距離がそれぞれ離れている場合、移動距離が長いため面倒ですよね。

洗濯に必要な3つのステップを凝縮した動線づくりとは、どのようなものなのでしょうか。

 

脱衣所と家事室、家事室とウォークインクローゼットをつなぐ

脱衣所とウォークインクローゼットの間に家事室を設置し、室内干しができる空間を確保しています。脱衣所と家事室、家事室とウォークインクローゼットがつながることで、「洗う→干す→収納」の流れを直線で完結できるのです。

 

まとめ

今回はカフェ風の平屋をご紹介しました!ゆったりと落ち着いた雰囲気にできる部屋のつくり方だけでなく、ぐるぐる回れる動線や効率的な生活動線など、平屋ならではの工夫も詰まっていましたね。

たくさんの実例を見ながらどのような雰囲気の家にしたいかを考え、楽しく家づくりをしていきましょう!