【家事楽!混合水栓を洗濯機に取り入れると?】実例もご紹介!
家づくりで住宅設備を考える際は、具体的な暮らしを意識することが大切。洗濯機にお湯と冷水の両方が取り入れられる混合水栓を取り入れると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、毎日の家事を楽にする混合水栓について解説!混合水栓を洗濯機に取り入れた住宅の実例もあわせてご紹介します!
そもそも混合水栓とは
混合水栓と聞いて、具体的にイメージできない方も多いでしょう。混合水栓とは、お湯と水をセットで出せる水栓のこと。
混合水栓と単水栓の違いをご紹介します。
水栓は「単水栓」と「混合水栓」の2種類
一般的に「蛇口」と呼ばれているものの正式名称は「水栓」。水栓には単水栓と混合水栓の2種類があり、単水栓は水もしくはお湯しか出ない一方、混合水栓は水とお湯の両方を出すことができ、水温調節も可能です。
洗濯機用に設置している水栓は一般的に、単水栓のものが多いといわれています。今回は洗濯機の水栓を混合水栓にするメリット・デメリットや事例をご紹介します。
洗濯機を混合水栓にするメリット
洗濯機を混合水栓にするメリットは主に3つあります。1つずつ説明していきましょう。
洗濯物の汚れが落ちやすくなる
洗濯機で使う水栓を混合水栓にすると、洗濯物の汚れが落ちやすくなります。洗濯用洗剤は冷水よりもお湯のほうが汚れは落ちやすく、洗剤の効果をさらに高められるためです。
衣類についた皮脂や油汚れは40℃以上の熱で落としやすくなる点もメリット。冷水で洗っていたときよりも高い洗浄効果を見込めるのです。
洗濯槽にお湯をためやすくなる
混合水栓でお湯を使えるようになると、洗濯槽にお湯をためるのも簡単です。単水栓であれば、沸騰したお湯と冷水を混ぜて適温にしたものを洗濯槽に流し込んだり、お風呂場のお湯を洗濯槽にためるなどの手間が必要になります。
お湯をためて洗いたいときも混合水栓であれば上記のような手間は発生しないため、大変便利ですよね。
洗濯槽の掃除がしやすくなる
洗濯槽は洗剤や汚れがたまるため、定期的に掃除する必要があります。洗剤や汚れがたまると細菌が繁殖しやすくなるため、洗濯物に臭いが残ってしまったり生乾き臭がするといったケースも考えられます。
お湯であれば一定の細菌効果があるため、冷水ほど汚れはたまりにくいでしょう。
洗濯機を混合水栓にするデメリットや注意点
混合水栓は衣類の汚れが落ちやすく、洗濯槽も清潔に保ちやすいというメリットがあるとわかりました。
混合水栓のデメリットや注意点についても確認していきましょう。
洗濯物が色落ちしやすくなる
お湯を使って洗濯すると汚れが落ちやすい半面、色落ちも激しくなります。濃い色の服はとくに色落ちしやすいため、ほかの衣類と分けて洗ったり、40℃以下のぬるま湯で洗うなどの工夫が必要です。
色落ちに加えて、衣類が傷みやすくなるという点も考慮する必要があります。おしゃれ着洗いとして温度を低めに設定するなど、自分にとって大切な衣類はなるべくぬるま湯で洗うとよいでしょう。
光熱費が上がってしまうことも
混合水栓からお湯を出せるようになると洗濯する際に毎回お湯を使うことになるため、電気代やガス代がどうしても上がってしまいます。
ランニングコストに影響があるという点は把握しておくとよいでしょう。
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家の顔とも呼ばれる玄関は、すっきりとした印象にしたいもの。鍵などの小物を片付けやすく、物が散らかりにくい玄関のつくり方をご紹介します。
シューズボックスで広い空間を確保
玄関はシューズクロークではなくシューズボックスを採用し、すっきりとした印象に。靴だけでなくアウトドア用品なども収納できるシューズクロークは便利な一方、どうしても玄関スペースを圧迫してしまいます。
シューズボックスを設置することで玄関の土間スペースを広く保てます。
玄関には木材のニッチをつくり、鍵やちょっとした小物を収納できるスペースになっています。白壁と深い色の木材がマッチしており、おしゃれで機能的な空間に仕上がっています。
混合水栓を取り入れた洗濯機&水回りスペース
水回りスペースは清潔感におしゃれさをプラスするのがポイント。タイルや木材にこだわった水回りスペースや、混合水栓を取り入れた洗濯機置き場をご紹介します。
洗面台スペースは白を基調として清潔感のある印象に。洗面台にはタイル、洗面台下の収納棚には木材をワンポイントとして取り入れ、おしゃれな空間に仕上がっています。
ワンポイントとして異素材を取り入れると、よりおしゃれさが引き立つスペースになるためおすすめです。
洗濯機には混合水栓を
洗濯機スペースには混合水栓を取り入れ、お湯と冷水の両方を出せるようにしています。汚れが落ちやすくなるだけでなく洗濯槽も清潔に保てるため、家事負担を軽減できる点がメリットです。
畳スペースとつながるLDK
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は家族みんなが集まるスペースであるため、さまざまな使い方ができる空間にしたいですよね。
ロールスクリーンを活用した、畳スペースとつながるLDKをご紹介します。
畳スペースと併設するLDK
LDKは畳スペースと併用することで、くつろぎやすい空間になります。足を伸ばしたり寝ころべるスペースをつくることで、小さな子どもを寝かしつけたりちょっとしたお昼寝の場所としても活用できます。
使い方を限定しないLDKのつくり方で、家族みんなが過ごしやすいスペースに。
畳スペースを客間としても活用
畳スペースとLDKをロールスクリーンで区切ることで、畳スペースを客間としても活用できます。
客間として使うことを見据え、扉も畳スペースにつながるものとLDKにつながるものの2つを設置。ロールスクリーンを閉めればLDKを見られることもないため、生活感を与えない点もポイントです。
キッチンは冷蔵庫の位置がポイント!
毎日使うキッチンは、暮らし方や家族構成に合わせてつくるとよいでしょう。ここでは暮らしに合わせた冷蔵庫の配置をご紹介します。
家族が多いときは冷蔵庫を通路側に
冷蔵庫はキッチン奥ではなく通路側に設置することで、混みあうことなくキッチンを使用できます。家族が多い場合は、冷蔵庫を通路側に設置するとよいでしょう。
一方でキッチン奥に冷蔵庫を設置するメリットは、生活感を与えにくいこと。家族構成や日々の暮らし方によって、選ぶべき間取りや家具の配置は大きく変わります。自分の家族に合った家づくりをすることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?混合水栓のメリットやデメリットをはじめ、混合水栓を洗濯機に取り入れた住宅の実例などもご紹介しました。
住宅設備は細部にこだわることで、より暮らしやすい住宅に仕上がります。家族に合った暮らし方を模索し、楽しく家づくりをしていきましょう!