【収納部屋の実例8選!】散らからない収納部屋のコツとは

2022年10月13日

家づくりの際、収納部屋をどうつくるか悩む方も多いのではないでしょうか。動線や間取りを考慮しながら収納部屋をつくることで、使い勝手のよい空間に仕上がります。

今回は、散らからない収納部屋のコツを実例とともにご紹介します。

 

散らからない部屋づくりのコツは?

そもそも散らからない部屋にするためにはどのようなコツがあるのでしょうか。

収納のコツや散らからない環境をつくるポイントについて解説します。

 

収納する場所を決める

掃除用の家電は廊下のクローゼット、毎日使う衣類はウォークインクローゼット、大切な書類や印鑑は寝室の棚…など、収納する場所をあらかじめ決めておくとよいでしょう。

収納する場所が決まっていない場合、部屋のどこに片付けたかわからないため、物を紛失しやすい部屋になってしまいます。収納する場所を決めて使った物は元に戻すことを徹底すると、物が片付きやすいすっきりとした空間に仕上がります。

 

使用頻度によって片付ける場所を変える

物が散らかってしまう部屋の特徴として、使用頻度に合わせて収納されていないことが挙げられます。シーズンものの衣類をはじめ、使用頻度の少ない家具・家電や小物などを分けて収納することで、使い勝手のよい収納空間を実現できます。

 

数年使っていない物は本当に必要?要るものと要らないものを分ける

家に物が多いというのも片付かない一因といえるでしょう。要るものと要らないものを分ける「断捨離」を行い、常に家が片付きやすい状態にしておくことが大切です。

要るものと要らない物を分ける際は「衣類や化粧品などであれば2~3年ほど使っていない物は捨てる」など、自分なりにルールをつくるとよいでしょう。

 

魅せる収納で片付けのテンションもアップ

お気に入りの食器やアクセサリー、ギターなどは、収納スペースにしまうのではなくあえてリビングなどに「魅せる」収納として飾っておくのもよいでしょう。

大切な物を紛失することなく収納できるほか、お気に入りの物に囲まれて収納できるのも大きなメリットです。

 

収納部屋のレイアウトを決めるコツ

収納部屋はただ設ければよいだけではなく、レイアウトについても確認しておくとよいでしょう。

収納部屋のレイアウトを決めるコツについて解説します。

 

デッドスペースを活用する

階段下のスペースや中2階の下部分などといったデッドスペースを活用することで、効率よく収納部屋を設置できます。

敷地が限られる場合は、なるべく居住スペースに空間を割きたいですよね。部屋のデッドスペースをなくすような間取りにすると、使い勝手のよいスペースになります。

 

生活動線を意識した動線にする

家事などで日常的に使用する生活動線を意識して収納部屋を設置すると、家全体が使いやすい空間になります。

動線の通路となる場所には収納スペースを設けないようにするとよいでしょう。

 

家具が使えるかどうか

せっかく収納スペースを確保しても、家具の配置などの問題で引き出しが開かないといった事態になると使いやすさは半減してしまいます。

収納部屋のレイアウトを決める際は、扉や引き出しを全開にできるかも確認しましょう。

 

収納部屋の実例8選!

収納部屋の実例をご紹介します。生活動線とマッチした収納やデッドスペースを活用したレイアウトなどを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

和室の仕切りを収納スペースとして活用

リビングと和室をつなぐ3段扉には、隠れ収納スペースが出てくるよう設計されています。リビングにある物をそのまま隣の和室に片付けられる生活動線が確保されているだけでなく、収納空間も見せないためすっきりとしたリビングを保てます。

 

水回りスペースと寝室をつなぐウォークスルー収納

主寝室の手前にウォークスルー収納を設置し、寝室を出てすぐ着替えられる動線に。水回りスペースからも近いため、洗濯した衣類をウォークスルー収納に片付けてそのまま寝室につながるという動線になります。

廊下をうまく活用して収納スペースを確保することで、より便利な収納スペースになります。

 

前後に収納スペースを設けたキッチン

キッチンスペースを囲むように収納棚を前後に設置し、収納スペースを多く確保しています。キッチンは食器や調理道具などで物が散らかりがち。多めに収納スペースを設けることで片付きやすいキッチンに仕上がります。

また収納棚を上に設置すると、背の低い方は収納しづらかったり、子どもは取り出しにくいという一面も。手が届く範囲に多く収納スペースを設置することで便利なだけでなく、家族みんなが安心してキッチンを利用できます。

 

パントリーは2段に分かれて使い勝手〇

パントリーは可動棚にして2列に分かれているのがポイント。片方は上側に寄せてウォーターサーバーや冷凍庫を置いたりするなど、使い道が広がります。

 

奥行き深めのパントリーで使い方が広がる空間に

キッチン横のパントリーは奥行きを広くし、箱ごと購入した場合でもそのまま収納できるようになっています。可動棚で自由に棚を動かせるため、ヌックスペースとしても活用できる点がポイントです。

ヌックスペースとは、秘密基地のようなこぢんまりとしたスペースのこと。ちょっとした趣味の空間にもできる居心地のよい場所を指します。奥行きが広いため、棚をすべて取り外すとすっぽりと人が入れるスペースに。のれんやロールスクリーンで仕切り、自分だけの空間にできます。

 

リビングに収納スペースを設置

家族全員がいつでもくつろげるリビングにするには、収納力も欠かせません。

テレビ横に大きめの収納スペースを設置することで、誰でもすぐに物を収納・取り出せるような空間に仕上げています。

収納スペースは、配置だけでなく空間づくりも大切。左側に書類や小物類を入れられる可動棚、右側に掃除機などの背が高い道具を入れるスペースにすることで、幅広く物を収納できます。

 

蔵収納で収納スペースをおしゃれに確保

中2階の下部分を蔵収納として使うことで、効率よく収納スペースを確保できます。

床に近い位置に収納できる蔵収納のメリットは、何といっても水平収納ができること。広く用いられる屋根裏の空間を活用した小屋裏収納は、上から荷物を取り出すため負担が大きく、なかなか使わないという意見もあります。中2階を活かした蔵収納であれば、そのまま床に水平に収納できるため、重い荷物も楽に出し入れできます。

まるで秘密基地のような蔵収納の空間にワクワクする子どもは多いはず。そういった面でも子どもが喜ぶ空間に仕上がるのではないでしょうか。

 

中2階の下部分をすべて蔵収納に

中2階に位置する子ども部屋の下部分をすべて蔵収納にし、10畳以上の大きな蔵収納を設置。日頃使わない季節ものの道具を多く収納できるため、大変便利なスペースとなっています。

中2階を設置すると、下部分のスペースを収納空間として活用できるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

まとめ

今回は収納部屋づくりのコツと実例をご紹介しました!収納スペースは今後の暮らしやすさを左右するため、慎重に設計することが大切です。

多くの実例を参考に、自分の家族に合った収納空間をつくっていきましょう。