【シーン別】リビングスペースを快適にするポイントをご紹介!
家族みんなが集まるリビングスペースは快適にしたいもの。今回は、リビングづくりのポイントをシーン別にご紹介します。
リビングの種類は主に2種類
リビングは間取り図面で「L」と表現され、一般的にリビング単体というよりは「リビング・ダイニング(LD)」もしくは「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」という間取りを取り入れている方が多いでしょう。
LDとLDKではどのような違いがあるのでしょうか。
リビング・ダイニングとは
ダイニングとは、食事をする部屋のこと。現在ではダイニングスペースが独立している住宅は滅多になく、多くはリビングと併設したスペースになります。
リビング・ダイニング・キッチンとは
リビング・ダイニング・キッチンとは、リビングとダイニングが併設された部屋にキッチンも設置されている間取りを指します。
キッチンは通常、部屋の一角やカウンターで仕切られたスペースに設置されています。
シーン別!リビングスペースづくりのポイント
一言でリビングといっても、その使い方は家族ごとに大きく異なります。シーン別にリビングスペースのつくり方を解説します。
家族団らんの場として
リビングを自然と家族が集まるような団らんスペースにするには、家族一人一人のスペースを確保していることが大切。ラグマットやカーペット、畳などを敷いて足を伸ばせるような環境にしておくとよいでしょう。
リビングに割ける面積が限られている場合は、ダイニングと併設するのもおすすめ。ソファとしても使えるようなテーブルセットを用いることで、ダイニングとしての昨日も果たしながらゆったりと過ごせる空間を実現できます。
趣味を楽しむ場として
リビングにちょっとした書斎スペースを設置し、趣味を楽しむ場として活用するのもおすすめ。完全に空間が分かれた書斎部屋をつくってしまうと、家族とのコミュニケーションがとりづらかったり、つい書斎にこもってしまうというケースも考えられます。
リビングに扉を設けて秘密基地のような空間にすることで、適度な距離感に。趣味を楽しむ場としてのリビングスペースを実現できます。
ワークスペースとして
リビングスペースにカウンターを設けることで、ワークスペースとしても活用できます。家族と適度な距離感を保ちながらワークスペースを確保できるためおすすめです。
またリビングに中2階を設置してワークスペースにするのもよいでしょう。生活音や家族の声が気になる方も一定の距離を確保できます。
子どもの遊び場として
子どもが小さい場合は、子どもの遊び場としてリビングを活用することも可能です。リビングに畳を設置すると、子どもの遊び場やお昼寝スペースとしても活用できます。
おもてなしの場として
リビングスペースは、一般的にお客様をおもてなしする場としても使われています。いつお客様が来ても慌てないよう、リビングスペースはある程度きれいな状態を保つことが求められます。
リビングスペースをきれいに保つには、収納空間を充実させて片づけておくことが大切。いつでもおもてなしできるような空間にしておきましょう。
快適なリビングスペースにする収納のつくり方
快適なリビングスペースにするには、空間のつくり方や過ごし方のルールを定めておくのがよいでしょう。高い機能性を保てるリビングスペースの収納術をご紹介します。
リビングスペースにファミリークローゼットを設置する
リビングスペースに家族で使えるファミリークローゼットを設置すると、子どものランドセルや仕事用のカバン、ジャケットなどを収納できます。
帰宅時、リビングスペースのソファなどにドサッと置きがちなカバンやジャケット類は、リビングスペースがごちゃごちゃする一番の要因。収納する場所をあらかじめ決めておくことで、すっきりとしたリビングスペースを保てるためおすすめです。
スキップフロアの下部分スペースを収納に
リビングスペースにスキップフロアを設置すると、思い思いの過ごし方をより楽しめる空間に。スキップフロアとは別名「中2階」と呼ばれており、1つの階層に複数の高さのフロアが設けられた間取りになります。
スキップフロアの段差下部分を収納にすることで、ちょっとした書類や小物を入れられるスペースになります。
リビング階段の下部分も活用できる
近年流行りの「リビング階段」。あえてリビングに階段を設けることで、家族とのコミュニケーションを円滑にする間取りとなっています。
リビング階段の下部分も、実は見落としがちなデッドスペース。この部分を収納にすることで、スペースを削らずに収納部分を増やせます
>>蔵収納を設置して広いリビングに!?驚きの蔵収納術を兼ね備えた平屋
リビングスペースにもうひと工夫!取り入れたいリビングスペースづくりのコツ
リビングスペースに取り入れることでおしゃれ&機能的に!おすすめの設備・間取りをご紹介します。
リビングスペースに吹き抜けを設置して開放感を
リビングスペースに吹き抜けを設置して開放感を演出すると、広々とした過ごしやすい空間に。平屋の場合は縦に長い空間を実現でき、2階建ての場合は1階と2階のつながりを維持できます。
吹き抜けに大きな窓を設置することで、自然光を多く取り入れられます。風通しも良くなるため、効率よく換気ができるのも大きなメリットでしょう。
リビングスペースに和室を併設
リビングスペースに和室を併設することで、気軽に寝ころべるスペースに。まだ子どもが小さい頃はお昼寝スペースとして活用することも可能です。
和室を客間として使用できるよう仕切りを設けると、より使いやすいリビングスペースに。普段は生活空間として、お客様が来たら来客用として…と使い分けることでより効率的にスペースを活用できます。
快適でおしゃれなリビングスペースの実例をご紹介します。
キッチンの壁の淡いブルーが目を引くおしゃれなLDK。小ぶりなペンダントライトとの相性も抜群です。キッチン前方にはカウンターを設置し、家計簿を付けたりちょっとした仕事をすることも可能。使い勝手のよいキッチン周りになっています。
またダイニングスペースとリビングスペースの空間をしっかりと分けており、メリハリのある空間に仕上がっているのもポイントです。
バイクを眺めて!趣味を楽しめるリビング
玄関からリビングへ直接つながる間取りにし、広い土間スペースでバイクを収納できるよう設計。お気に入りのバイクを常に眺められるリビングになっています。
玄関ドア全体が透明ガラスになっており、おしゃれな雰囲気に。趣味を思い切り楽しめるリビングスペースです。
子ども部屋とつながるリビング
子ども部屋とリビングを引き戸でつなぎ、子どもと遊べる空間としても活用できるように。
子どもが自室にこもりきりにならず、適度な距離感を保てます。
来客の際は子ども部屋の扉を閉め、リビング単体として使うことも可能です。
まとめ
今回は、機能性の高いリビングスペースづくりのコツや実例を紹介しました!リビングスペースを充実させることで、より豊かな暮らしを送れるでしょう。
過ごしやすい空間の基準は人それぞれ。自分や家族に合った暮らしができるよう、多くの実例を参考にしながら納得のいく家づくりをしていきましょう!