住宅ローンの金利はどう推移?金利が変わる仕組みも解説

2023年3月18日

住宅購入の際、多くの人が組むことになる住宅ローン。変動金利や固定金利といった金利タイプがあり、それぞれに適用される金利は異なります。

住宅ローンを組む際は、現在の市場・金利動向を見極めながら金利タイプを決めることが大切。今回は、住宅ローンの金利はどう決まるのかについて解説します。

 

住宅ローン金利の推移

「金利は生き物」といわれており、金利を決める要因はいくつもあります。過去の変動幅も大きく、数10年先の金利を見通すのはプロでも難しいといわれています。

では、住宅ローンの金利は過去どのように推移してきたのでしょうか。バブル崩壊前と崩壊後の金利の違いにも着目して考えてみましょう。

 

バブル崩壊後は金融緩和政策が取られ、低金利に

上の図は、住宅金融支援機構が発表する民間金融機関の住宅ローン金利推移を表したもの。1990年代ごろは金利8%越えなど、現在の2.475%とはかなり乖離があるとわかります。バブル期と現在で金利水準が異なる要因は、景気の違いです。

 

景気によって金利は変化

バブル期などの景気がよい時期、政府は金融引き締め政策を行います。金融引き締めとは、物価上昇や消費の増加など景気が過熱気味の時期に実施される政策のこと。市場に出回る資金量を減らし、経済の安定化を図ることを目的としています。

対してバブル期が終わった1995年以降、金利は急激に低下しています。バブルがはじけると同時に景気が悪くなり、政府が金融緩和政策を行ったためです。金融緩和政策とは、金融引き締め政策とは真逆の政策。金利を引き下げて消費者の購買行動を促し、市場に出回る資金量を増やします。

 

現在の変動金利は2.475%?

上の図を見ると、2023年3月現在の変動金利は2.475%と書かれています。では年に借入金額の2.475%の金利がかかるかといわれると、そうではありません。上記の金利は「基準金利」といわれ、この金利から各金融機関が設定する「優遇金利」を差し引きます。金融機関ごとに優遇金利の値は異なりますが、変動金利であれば大体0.3~0.5%ほどでしょう。