家の色はテイストを決める重要なポイント!コーディネートのポイントは?

2023年5月30日

家の色味は、外観・内装どちらも家のテイストを決定づける重要なポイントです。家の色やインテリアのカラーコーディネートは一番こだわりたい!という方も多いのではないでしょうか。

今回は、理想のテイストごとにおすすめする家の色味やカラーコーディネートのポイントについて徹底解説!事例も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

【内装編】家の色はどうする?カラーコーディネートのポイント

リビングや寝室など家の内装は、場所ごとに理想のテイストや家の色味も違うものですよね。リビングであれば家族が集まるため明るい色味、寝室は落ち着いたシックな色味…といったように、スペースごとに役割が異なります。

色の持つ心理効果をもとに、カラーコーディネートのポイントについて解説します。

 

色の持つ心理効果

色と一言でいっても、あたたかみを感じる暖色やシックなイメージの寒色、膨張色と収縮色など、さまざまな色味があります。色味によって人間に与える印象もかなり変わってくるため、色の持つ心理効果を把握してカラーコーディネートを行うことが大切です。

色の種類をもとに、自分の家に合う色味を考えていきましょう。

 

暖色・寒色・中性色

色の持つ心理効果で欠かせない考え方が、暖色・寒色・中性色という種類の考え方でしょう。暖色とは赤やオレンジなどの色を指し、温度を感じるような暖かみのある色味が特長です。一方で寒色とは、青や紫など温度を感じにくい色味のこと。中性色とは、どの色にも属さない緑などの色味です。

暖色は活動的なときに使われる交感神経、寒色はリラックスしているときに使われる副交感神経に作用するといわれています。リビングは暖色を取り入れて明るい雰囲気に、寝室は寒色を取り入れたリラックスできる空間…というふうに色味を使い分けることで、過ごしやすい住宅に仕上がるでしょう。

 

膨張色・収縮色

同じサイズのものでも、色の違いで大きさが異なるように見えることがあります。この現象を引き起こすのが、膨張色と収縮色の考え方です。

代表的な膨張色は白といわれており、暖色系も膨張色に該当します。膨張色は実際の大きさよりも大きく見える点が特徴です。

一方で、代表的な収縮色は黒や寒色のもの。実際のサイズよりも小さく、遠くへあるように見えるため、部屋に奥行きがあるような空間に仕上がります。

開放的で広く空間を見せたい場合は膨張色を壁や床に使用し、奥行きがあるようにしたい場合は収縮色や寒色を用いるとよいでしょう。

 

カラーコーディネートの黄金比って?

家のインテリアを決める際は、カラーコーディネートの黄金比を加味して考えましょう。コーディネートの黄金比は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%。ベースカラーとは床や天井、壁などに用いる色のこと。白やアイボリー、ベージュなどの膨張色を用いることで、広々とした爽やかな空間に仕上がるためおすすめです。

メインカラーとは、インテリアの主役となる色のことです。メインカラーがテイストを決めることも多く、家具やカーテン、カーペットなどを指します。アクセントカラーは棚に飾るオブジェやソファのクッションなど、部屋に置くちょっとした小物の色味。メインカラーのサブ的な立ち位置として、メインカラーの色合いに合ったものを選ぶとよいでしょう。

 

【内装編】カラーコーディネートの事例

おしゃれな内装のカラーコーディネートをテイスト・場所別にご紹介します。

 

インダストリアルデザインのリビング

シックかつインダストリアルな雰囲気に仕上げたリビングです。アクセントカラーはモスグリーンで重厚感を醸し出しながらも、キャメル色のソファで軽い印象も忘れずに演出しています。窓も多く設置することで、自然光の届きやすい明るいリビングを実現していますね。

 

モダンデザインのリビング

アクセントカラーの赤がワンポイントとなるリビング。エアコンやFIX窓のロールカーテンなど一部に赤い色味を使用することで、スタイリッシュな内装でも簡単にモダンな印象となります。

 

シックな印象の寝室

寝室の壁紙を紺色にし、シックで落ち着いた空間に仕上げた寝室です。深いブラウンのベッドを配置し、重厚感のあるスペースに仕上がっています。

 

【外観編】家の色はどうする?失敗しないポイントとは

外観は家の外からも見られる部分となるため「家の顔」ともいわれています。外観の色味を決める際に注意したいポイントをご紹介します。

 

ポイント①色見本は大きいものを

「面積効果」といい、色味は面積の大きさによって与える印象が大きく異なります。外壁の色を決める際に確認する「色見本」は、できるだけ大きな面積にしておくことが大切。「色見本では理想の色だったけれど、いざ外観を見るとイメージしていたものと違う…」というケースも多くあるためです。

 

ポイント②晴れ・曇り・雨でどうなる?色の見え方を調査する

色は、自然功や照明器具などに照らされた際など外部要因に影響することが多くあります。色見本を見ていた店内で見ると理想の色だったけれど、自然光に照らしてみると違うイメージになる…というケースがあるため、外での見え方を確認しましょう。

外壁の色は、晴れの日だけでなく曇りや雨といった自然光が当たらない日についても確認しておくことが大切です。

 

ポイント③周りの家と調和しているか

周りに建っている家の色と自宅の外壁色も確認しておきましょう。周囲にある家の色味が白やナチュラルなブラウンである中、自分の家はビビッドカラーの赤や青…となった場合、ほかの家より浮いてしまう…というケースも考えられます。

 

【外観編】カラーコーディネートの事例

おしゃれな外壁のカラーコーディネートについてテイスト別にご紹介します。

 

2種類のブラウンがおしゃれな外観

深いブラウンでニュアンスの異なる色味の2種類を使用した外観です。屋根の傾斜が平坦な陸屋根を使用することで、スタイリッシュかつシックなデザインに仕上がっていますね。

 

ツートン外壁の家をもっと見たい方はこちら

 

シンプルな色味の外観

白を基調としたシンプルな外観です。軒天の幅を狭くすることで、白い外壁の爽やかさをより一層際立たせています。

グレージュの玄関ドアが、ナチュラルな雰囲気を醸し出すのに一役買っているのもポイントです。

 

北欧風な外観

紺色×ホワイトの縁取りが北欧風でおしゃれな外観です。玄関付近にある木材の色味も北欧風の外観とマッチしており、統一感のある外観を実現しています。

 

まとめ

今回は、家の色にまつわる心理効果や内装・外観の色味を決める際の注意点について解説しました!家の色味は色が持つ効果なども考えながら選ぶことで、おしゃれで過ごしやすい空間に仕上がります。

理想のテイストを考えながら、後悔のない家づくりをしていきましょう!