エコカラットでお部屋の雰囲気が変わる!DIYの方法と失敗しないコツをご紹介

2024年1月3日

大切な家族と住まう空間は、より快適で居心地のよいものにしたいですよね。住まいのDIYに活用されるエコカラットはデザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムです。お部屋をおしゃれに演出するインテリア性に富んでいるだけでなく、快適な空間づくりの役目も担ってくれます。

この記事では、エコカラットの機能性やおすすめポイント、設置方法や失敗しないためのコツについて解説していきます。エコカラットを使ったDIYを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

エコカラットとは?

エコカラットとは、多くの微細な孔(あな)があるセラミックを素材とする内装用壁材(タイル)のことです。この無数の孔が空気を吸って吐くことで、お部屋の空気を清浄化する機能を持っています。


 

エコカラットの優れた3つの機能

エコカラットには、次の3つの機能があります。ひとつずつ見ていきましょう。
 

1.調湿機能

エコカラットの機能のひとつが、調湿機能です。湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは湿気を放出することで、部屋の湿度を快適な状態に保ちます。
 

2.脱臭機能

エコカラットは脱臭効果が大きいという特徴もあります。生活で発生するさまざまなにおいの元を吸着し、短時間でスッキリ脱臭します。玄関やトイレ、リビングにこもりやすいペット臭や複合臭にもしっかり効果を発揮するなど、珪藻土(けいそうど)や壁紙と比較しても高性能です。
 

3.有害物質の吸着機能

エコカラットは、体に害を与える有害物質を吸着する効果があるといわれています。壁紙の接着剤や木材の防腐剤に含まれるホルムアルデヒドやトルエンなどは、シックハウス症候群を起こす原因となる有害物質です。エコカラットの吸着機能により、健康な生活を脅かす有害物質を低減し、清浄な空気を保つことができます。

 

初心者にもおすすめのDIYキット

エコカラットの施工は業者に依頼するのが一般的でしたが、最近では自分で取りつけられるDIYキットも販売されています。 シンプルな手順で、DIY初心者の方でも失敗なくきれいに仕上げられるのでおすすめです。また、施工に必要な材料が揃っているので、道具があればすぐに設置できます。 エコカラットのDIYキットには、マグネットタイプの商品があります。壁紙の上から接着剤を使わずに取りつけられるため、部屋を汚してしまう心配が少なく、取りつけや取り外しが容易です。そのため、あとから部屋のレイアウトや季節、気分に合わせて、デザインや取りつけ場所を変更できます。

 

DIYでエコカラットを設置する3つのおすすめポイント


DIYでエコカラットの設置をおすすめするポイントは次の3つです。
 

1.部屋をおしゃれな雰囲気に変えてくれる

エコカラットは、お部屋をおしゃれにコーディネートしてくれるアイテムです。真っ白で飾り気がない壁も、エコカラットを貼るだけで雰囲気を一気に格上げできます。お部屋のアクセントにもなるため、好みのデザインのものをインテリアとして取り入れるのもおすすめです。

 

2.室内の環境がよくなる

エコカラットを設置することで、「室内に湿気がこもりやすい」「生活臭が気になる」といった、お部屋の空気に関する悩みが解消されやすくなります。エコカラットの機能により、室内の空気が清浄化されることで、快適な環境を維持できるようになるためです。室内の環境を改善したい方にもエコカラットは適しています。

 

3.DIY初心者でも簡単に取りつけられる

エコカラットの設置には、難しい作業工程はなく、誰でも簡単に取りつけられます。マグネットタイプのエコカラットなら、施工手順は3つだけ。DIYの経験がない方でも、マグネットタイプのエコカラットなら取りつけやすいでしょう。
 

DIYでエコカラットを設置する方法


DIYでエコカラットを設置する場合、あらかじめ必要なものを準備し、手順に従って設置することが大切です。

 

DIYでエコカラットを設置する際に必要なもの

エコカラットをDIYで設置する際は、以下のものを準備しましょう。

  • ・メジャー
  • ・直定規(基準性を引く)
  • ・水平器・下げ振り(基準性の位置決め)
  • ・ハンマータッカー(壁紙の上から貼る場合に必要な大きなホチキス)
  • ・マスキングテープ

上記の道具はどれもホームセンターやインターネットショップで簡単に手に入れることができます。エコカラットの場合、一般的なタイル施工よりも必要な道具が少なく、コストを抑えられるのがメリットです。
 

DIYでエコカラットを設置する手順

エコカラットをDIYで設置する場合、手順に従って行いましょう。ここでは、マグネットタイプと接着剤で貼るタイプの手順をそれぞれご紹介します。
 

マグネットタイプのエコカラットの場合

マグネットタイプのエコカラットの設置手順は以下の通りです。

  • ・1. 設置場所を決める:床や壁からの距離を測り、マスキングテープで位置決め
  • ・2. ベースシートを取りつける:ベースシートをタッカーで壁に打ち込み固定する
  • ・3. エコカラットを貼りつける:水平に注意しながら1枚ずつ丁寧に貼りつける

 

接着剤でエコカラットを貼る場合

接着剤でエコカラットを貼る場合の設置手順は、以下の通りです。

  • ・1. 壁の補強をする:下処理の仕上げはタッカーで壁紙と下地ボードを補強する
  • ・2. 墨出しをする:貼りたい場所に鉛筆で設置の目安となる外周線を引く
  • ・3. マスキングする:外周にマスキングテープを貼る
  • ・4. 接着剤を専用ヘラで伸ばす
  • ・5. マスキングを剥がす
  • ・6. 下から順にエコカラットを貼る
  • ・7. 接着剤が完全に乾いたら完成

 

失敗しない!DIYでエコカラットを貼るコツ4選

DIYでエコカラットを貼る際は、次の4つのコツを押さえておきましょう。失敗なく、きれいに仕上げられます。
 

1.エコカラットは寸法よりも短くカットする

エコカラットは実寸よりも少し小さめに測定しましょう。壁には上下左右に多少寸法のズレがあるため、微調整できる程度の余裕が必要であるためです。ミリ単位でぴったり寸法に合わせてカットしてしまうと、微調整ができなくなってしまうため注意しましょう。
 

2.養生テープやマスカーは剥がす

エコカラットを貼る前に、養生テープやマスカー(マスキングテープと養生シートが一体化したもの)を先に剥がしておくのもポイントです。エコカラットを貼った後からでは剥がせなくなることがあり、注意が必要です。施工する際は、どのような手順で作業を進めるかも重要です。

 

3.接着剤は端まで塗らない

商品の施工マニュアルにも記載がありますが、接着剤は端を10mm開けて塗るようにしましょう。端まで塗ってしまうと、部分的に盛り上がってしまうなど、見栄えが悪くなってしまう場合があります。
 

4.エコカラットのカットは片側に統一する

エコカラットをカットする際は、右か左のどちらかに統一してカットしましょう。カットした面はザラザラしてしまい隙間ができやすくなるためです。きれいに仕上げるためにも、カット面は片側に揃えるようにしましょう。
 

DIYでエコカラットを設置して空間をおしゃれに演出しよう

エコカラットは調湿や脱臭などの機能に優れているのはもちろん、お部屋をおしゃれに彩るデザイン性の高さも魅力です。デザインのバリエーションも豊富で、お部屋の雰囲気や好みに合わせた楽しみ方ができます。DIY初心者の方でも簡単に設置できるので、ぜひおしゃれで快適な空間づくりに取り入れてみてくださいね。