玄関に植えると縁起の良い木|和風や洋風に合う10選と選び方も解説

2024年5月18日

玄関に植えると縁起の良い木といわれるものには、さまざまな種類があります。玄関は家の印象を決める重要な場所であるため、せっかくなら家の外観に似合うおしゃれな植栽にしたいものです。

この記事では、玄関に植える木と邪気払いや運気アップの効果があるとされるおすすめ樹種をご紹介します。玄関前に植える木の選び方や注意点も解説していますので、玄関の植栽で悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

運気の良い家や玄関の特徴はこちらの記事もご覧ください。

>>運気の良い家の特徴|風水に良いインテリアで運気を上げる方法8選

 

玄関に植えると縁起の良い木とは?

縁起が良いといわれ、玄関に植えられてきた木には特徴があります。

縁起が良い木とは、ご神木のように霊力があるとされている木や、植えると運気が上がったり、魔除けや邪気払いの効果があったりするといわれている木のこと。日本だけでなく、海外にも同様に縁起が良いとされる木があります。縁起が良いといわれる理由は、神話や伝説に由来するものや、花言葉や名前の語呂合わせによるものなどさまざまです。

風水や家相学では、玄関や門は運気が出入りする重要な場所とされているため、庭木の中でも運気アップや邪気払いの効果があるといわれる木が選ばれています。

 

玄関に植えると縁起の良い木の選び方

縁起の良い木をご紹介する前に、玄関に植える木の選び方や注意点について押さえておきましょう。

 

低木~中低木がおすすめ

庭木を選ぶ際は、植栽スペースに対して成長したときの樹形や樹高をイメージして選びましょう。

玄関前の植栽には、最終樹高が1メートル未満の低木や、1~3メートル程度に収まる中低木など、大きくなりすぎない木が人気です。中低木と低木や下草などの植物を組み合わせて植栽するとおしゃれで、外部からの視線対策にもなります。

また、枝葉がドアの開閉や歩行の邪魔になることがないよう、成長したときの樹形やサイズをイメージして植える位置を決めましょう。

 

常緑樹か落葉樹かを選ぶ

樹木には四季を通して葉をつけている常緑樹と、落葉期に葉を落とす落葉樹があります。
常緑樹にするか落葉樹にするかは好みですが、機能やお手入れのことも考えて選びましょう。

樹木で玄関を目隠ししたい場合や1年を通して日差しを遮りたい場合は、常緑樹がおすすめです。

落葉樹には紅葉を楽しめる樹種もあります。また夏は木陰をつくり、秋冬は葉を落として暖かい日差しが射しこむため、自然のリズムで日射量を調節可能です。ただし、落葉期は落ち葉の掃除や近隣への配慮が必要になります。

 

外観の雰囲気に合う木を選ぶ

マイホームの顔である玄関に植える木は、外観の雰囲気との相性も重要です。

和風の玄関には、日本古来から縁起が良いといわれている木が似合います。洋風の玄関やモダン・和モダンな玄関には、海外で縁起の良い木が似合うでしょう。

 

伝統的な玄関に植えると縁起の良い木7選

日本で古くから玄関に植えると縁起が良いとされている木をご紹介します。

 

センリョウ

センリョウはセンリョウ科の常緑低木です。

正月飾りに使われる縁起物で、赤い実を葉の上につけます。花言葉は「利益、祝福、富、財産」です。地際から細い茎がたくさん立ち上がる株立ちの樹形で、ふんわりとしたフォルムが玄関を柔らかい雰囲気にしてくれるでしょう。

 

マンリョウ

マンリョウはサクラソウ科の常緑低木です。

センリョウとともに正月飾りに使われる縁起物で、マンリョウは葉の下に実をつけます。幹がまっすぐ立ち上がる一本立ちの樹形が、玄関に凛とした印象を添えてくれるでしょう。

 

ナンテン

ナンテンはメギ科の常緑低木です。赤い実のほか、白や黄色の実をつける品種もあります。

「難を転ずる」という言葉の語呂合わせから、風水では玄関に植えると良いといわれる木です。表鬼門(北東)の玄関には白い実、裏鬼門(南西)の玄関には赤い実のナンテンを植えると、邪気を払ってくれるといわれます。

 

ヒイラギ

ヒイラギはモクセイ科の常緑樹です。

トゲトゲした葉が特徴で、古くから家の入口に植えると魔除けになるといわれます。鬼門除けに植えられることも多い木です。放置しても自然な樹形になりますが、刈り込んで整えることもできます。

 

コデマリ

コデマリはバラ科の常緑低木です。

春には枝先に手鞠のような20~30の小さな花をつけることから、子孫繁栄を願って玄関に植えられてきました。子の幸せを祈願して七五三の髪飾りなどにも用いられます。放射状に広がってしだれる枝に白い花がたくさんつく姿が優美です。

 

アジサイ

アジサイはアジサイ科の落葉低木です。

花言葉は「一家団欒」。小花が集まって大きな毬のようになることが花言葉の由来です。玄関に植えるとお金が貯まるともいわれています。品種によって色や咲き方が豊富なため、玄関のテイストや雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

ボタン

ボタンはボタン科の落葉低木です。

花姿が優美で、古来中国では高貴な花とされてきました。香りには玄関に入る邪気を払う効果があるといわれます。玄関を華やかな雰囲気にしたい人にもおすすめです。

 

洋風やモダンな玄関にも似合う縁起の良い木3選

洋風やモダンな家のシンボルツリーにもおすすめの、海外で玄関に植えると縁起が良いとされている木をご紹介します。

 

オリーブ

オリーブは地中海地方が原産のモクセイ科の常緑樹です。

細いシルバーがかった葉がおしゃれで、シンボルツリーとしても人気を集めています。西洋では平和や家庭円満の願いを込めて玄関に植えられることが多い木です。風水では邪気を払う効果があるといわれます。

 

月桂樹

月桂樹はクスノキ科の常緑高木です。

古代ギリシャではオリンピックの勝者の冠にも使われ、栄光や勝利の象徴として知られています。風水では金運や幸運アップの効果があるといわれる縁起の良い木です。

スパイシーな香りの葉は料理の風味づけに使えます。ただし、成長が速く5~10メートルにもなるため、こまめに剪定したり生垣に仕立てて刈り込んだりするなどお手入れが必要です。

 

モミの木

クリスマスツリーでおなじみのモミの木は、マツ科の常緑針葉樹です。

まっすぐ伸びることや新芽が生えやすいことから、子孫繁栄のシンボルとして植えられてきました。風水では針状の葉に邪気払いの効果があるといわれます。

成長はゆっくりですが長く育てると大きくなるため、好みの高さで芯止めすると良いでしょう。また、葉が壁などに擦れるとそこから枯れるため、ある程度広い植栽スペースが必要です。

 

まとめ:玄関の外観に似合う、縁起の良いおしゃれな木を選ぼう

玄関の植栽には、縁起が良いとされる木がおすすめです。選び方のポイントを押さえておくと、縁起が良くおしゃれで機能的な植栽を楽しめるでしょう。

選び方のポイントは以下の通りです。

  • ・扉の開閉や通行の邪魔になりにくい低木から中低木を選ぶ
  • ・好みや求める機能に応じて常緑樹か落葉樹かを選ぶ
  • ・和風や洋風、モダンなど、家の外観に似合う樹種を選ぶ

ご紹介したおすすめの縁起の良い木も参考に、玄関を素敵に演出してみてください。