デザインだけでなく快適さも追求したホテルライクな住宅

2022年6月29日

ナチュラル、アメリカン、カフェ風…あなたはどんなイメージの住宅を建てたいですか?具体的なイメージを持ちながら家づくりをすることで、コンセプトがぶれない統一感のある住宅に仕上がります。

今回は、ホテルライクなイメージの住宅をご紹介!デザインにこだわるだけでなく、収納スペースの削減や来客動線・家事動線の確保など、暮らしやすさも追及された住宅となっています。

 

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ホテルライクな空間とは

ホテルライクときくと、どのようなイメージがありますか?ここではホテルライクな空間について、特徴を解説していきます。

 

テイストが統一されている

ホテルライクな空間の特徴として、テイストが統一されていることが挙げられます。白を基調とした洋風・北欧風スタイルや和モダンを意識した旅館風など、色やデザインが統一されていることが特徴です。

またカーテンやソファなど家具の質感にもこだわり、高級感も醸し出している点もポイントです。

 

生活感がない

ホテルライクな空間はよい意味で生活感がなく、非日常気分を味わえるようになっています。極力物を置かない、城を基調としてスタイリッシュな雰囲気にするなどの工夫で生活感のないホテルライクな空間に仕上がります。

 

生活感はないが、リラックスできる

生活感を与えないものの、ゆったりとリラックスできる空間であることも特徴です。整理整頓されていながらもどこかあたたかみのある空間にするには、自然光をうまく取り入れるとよいでしょう。

 

h2:快適性も追求したホテルライクな住宅をルームツアー!

 

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まるでデザイナーズハウス!ひと味違う玄関づくりのコツ

家の印象を左右する玄関はしっかり作りこみたいもの。統一感のある玄関づくりをご紹介します。

 

高級ホテルのような大理石の玄関

玄関は大理石調のタイルを使用し、高級感のあるホテルライクな印象になっています。土間部分と玄関に上がるスペースの双方に同じタイルを使用することで統一感が取れています。

 

シューズクロークはコートも干せるように

玄関右手には可動棚のシューズクロークを設置。奥にパイプを配置し、コートなどがかけやすいように工夫しています。

 

シックな外観とのギャップ!リビングはあたたかい色味に

部屋ごとに雰囲気を変えてメリハリをつけることで、より洗練された雰囲気になります。シックな外観とのギャップが素敵な、あたたかい雰囲気のリビングをご紹介します。

 

吹き抜け+大きな窓で開放感たっぷり

リビングは木目調にし、大理石調タイルを用いたシックな玄関とは違った印象に仕上げています。吹き抜けと大きな窓を設置して開放感を演出し、自然と家族が集まれるようなあたたかいリビングとなっています。

奥に行くにつれて天井を高くしており、空間をより広く見せている点もポイントです。

 

壁には健康に配慮したエコカラットを使用

壁には消臭性や有害物質を減らす効果のある「エコカラット」という建材を使用。肌が弱い方も安心して生活できるよう配慮しています。

 

キッチンの反対側にも収納スペース!

キッチンの反対側に収納スペースを設置し、リビングの物を入れられるようにしています。家族が集まるリビングは、何かと物が増えて散らかりがち。収納スペースをキッチンと兼用することで見た目がすっきりするだけでなく、収納スペースに場所をとられてリビングの面積が小さくなることもありません。

 

リビング横に大きなFIX窓

リビング横には大きなFIX窓を設置し、自然光を取り込めるようにしています。FIX窓とは開閉できないように固定された窓のこと。リビング横に取り入れることで外の光を多く取り込み、あたたかい印象に仕上げています。

 

中庭は家族で楽しめるスペースに

中庭の床には等間隔に穴をあけて木を植えられるスペースにしています。

すべて壁で囲まれているため、バーベキューをするのもおすすめ。人目を気にせずに思い切り楽しめるため、使い道がぐんと広がります。

 

ホテルライクなキッチン

毎日使うキッチンは自分好みのデザインにすることで、より家事を楽しく進められます。白を基調としたホテルライクなキッチンづくりをご紹介します。

 

ベースカラーは白、ベージュ、ゴールド

ベースカラーを揃えることで、自分好みのデザインかつ統一感のあるキッチンに。キッチンはベースカラーとして白・ベージュ・ゴールドの3種類を取り入れ、ホテルライクな雰囲気に仕上げています。

 

コンロの下は収納棚

IHコンロの下は通常のグリルコンロではなくあえて収納棚にし、収納スペースを増やしています。グリルコンロは使わないのであれば外して他のスペースにするなど、今後の暮らしを見越した家づくりで、より使い勝手のよい快適な住宅を実現できます。

 

パントリーに給湯器を設置し、生活感をなくす

パントリー横には冷蔵庫を設置するほか、パントリー内の壁には給湯器も設置。リビングからは見えない位置にパントリーや冷蔵庫、給湯器などを設置することで生活感をなくし、より高級感のあるホテルライクな印象になります。

 

こだわりが詰まったダイニング

家族で食事をするダイニングは、楽しく快適な場所にしたいもの。使い勝手とデザイン性の双方にこだわったダイニングをご紹介します!

 

和室とまたぐようにテーブルを設置

ダイニングは隣にある小上がりの和室とまたぐようなテーブルを設置し、畳スペースとダイニングの双方で食事ができるような設計に。

斬新なダイニングの設計である一方、使い勝手も配慮されている点がポイント。ダイニングづくりのポイントを見ていきましょう。

 

床にコンセント穴を埋め込み

ダイニングの床にはコンセントを埋め込み、家族でお鍋やホットプレートを使いやすいよう工夫されています。

何かと電化製品を使うダイニングは、意外とコンセント穴の設置を忘れがち。事前にコンセント穴をつけておくことで、延長コードを用意する手間が省けます。

 

ホテルライクな高級感+使い勝手のよい和室

小上がりになっている畳スペースもホテルライクな高級感を演出するだけでなく、動線設計や収納スペースもしっかりと確保しています。和室づくりのコツを見ていきましょう。

 

小上がりの畳スペースに収納を

小上がりの部分を収納スペースにし、余分な収納空間をつくらないよう工夫されています。リビング・ダイニングそして和室とどのスペースにも近い位置にあるため、掃除道具を入れるなど使い道が広がるスペースとなっています。

 

和室には水槽を

和室の奥にはちょっとした空間を設け、水槽を置くスペースに。リビング・ダイニング・和室とそれぞれに具体的な部屋のイメージを考えながら設計することで、各部屋で個性を生かしたスペースにできます。

 

客間動線もばっちり

和室は客間としても使えるため、玄関に入ってすぐ右手から和室に入れるように設計されています。リビングなどの生活空間を見られない客間動線となっているため、急な来客でも慌てずに対応できます。

 

家事楽な洗面台

家族みんなが毎日使う洗面台は、デザインだけでなく使い勝手もよいものにしたいですよね。洗面台づくりのひと工夫をご紹介します。

 

水栓は壁に取り付けてお掃除しやすく

洗面台の水栓は壁に取り付けることで掃除が楽になるよう設計されています。洗面台から上に伸びている水栓の場合、どうしても汚れが下に溜まってしまうことも。あえて壁に水栓を取り付け、汚れが広がらないように工夫されています。

 

不要なタオルをそのままランドリールームに!

洗面台にはニッチを取り付け、余分な収納スペースをなくしています。注目すべきは、壁に穴が開いたスペース。使用したタオルをこの穴から出すことで、隣のランドリールームにつながります。

穴からポンとランドリールームに放り込むことで家事が楽になります。

 

便利な洗濯動線をチェック!合理的なランドリールーム

家事動線にもこだわることで、より快適な住宅に。洗濯がひと部屋で完結するランドリールームのつくり方を解説します。

 

洗濯→干す→収納がひと部屋で完結

ランドリールームにお風呂、物干し竿、ウォークインクローゼットを設置し、ひと部屋で洗濯→干す→収納の流れを完結させています。家が建った後の暮らしを想像しながら間取りや動線をつくることで、より家事が楽になる住宅を実現できます。

 

まるで秘密基地!ロフトを設置して子どもの遊び場に

子ども部屋のある2階は、遊び心を取り入れた素敵な空間になっています。まるで秘密基地のようなユニークな空間づくりをご紹介します。

 

本を置くニッチ

子ども部屋を出た壁には大きなニッチをつくり、本を置くスペースにしています。子どもの教育にも効果的な素敵なスペースとなっています。

また、ニッチスペースの奥にはロフトのような小上がりのスペースも。小上がりスペースを上がると、子どもが遊べるキッズスペースが隠されています。

 

子ども部屋の隣にロフトを設置

ロフトを上がると子どものプレイルームがつくられています。小さい頃は遊び場にし、大きくなると蔵収納のようなスペースとしても活用できる点がポイント。

秘密基地のようなユニークな空間となっており、将来的には収納スペースとしても使えるため使い勝手のよい部屋となっています。

 

まとめ

いかがでしたか?ホテルライクな空間を演出しながらも、部屋ごとに雰囲気を変えていたり利便性にもこだわるなど、うまく空間をつくっていました。

また余分な収納スペースをできるだけ省いていた点も大きなポイントです。収納スペースを多くすると部屋はすっきり見せられますが、必要以上に部屋の面積が削られてしまうことも。ちょっとしたひと工夫で収納スペースを省きながら、合理的な空間を実現できます。

デザインと快適さ、どちらもこだわりながら楽しく家づくりをしていきましょう!