突っ張り棒にカーテンをつける方法3つ|設置アイデア4選もご紹介
「突っ張り棒にカーテンをつける方法を知りたい」
「カーテンレールのない場所に工事なしでカーテンをつけたい」
このような悩みを抱えていませんか。
この記事を読むと、突っ張り棒にカーテンをつける3つの方法と、4つの設置アイデアに関する情報を得られます。
突っ張り棒を活用してカーテンをつける方法は、壁に穴を開けたくない場合や賃貸住宅でも有効です。
カフェカーテンでおしゃれに目隠ししたい人も、ぜひ最後までチェックしてみてください。
カーテンをつける突っ張り棒の選び方
カーテンをつける突っ張り棒を選ぶポイントは以下の通りです。
- ・バネ式を選ぶ
- ・設置場所やカーテンサイズに合う長さ・太さを選ぶ
- ・耐荷重も必ずチェック
それぞれについてくわしく見てみましょう。
カーテンをつけるのに適した突っ張り棒の種類
水平に設置できる突っ張り棒には、ジャッキ式とバネ式の2種類があります。
ジャッキ式は長さを固定ネジで固定し、グリップを回して壁に圧力をかけて突っ張るタイプです。バネ式よりも強い力で突っ張れますが、端のジャッキ部分がポールよりも太くカーテンがひっかかりやすいため適していません。
バネ式はポールに内蔵されたバネが壁に対して反発する力を利用して突っ張ります。バネ式はポールの太さが比較的均等であるため、カーテンをつけるのに適したタイプといえるでしょう。
なお、最近では突っ張り式のカーテンレールもカーテン専門店やインテリアショップ、通販サイトなどで販売されています。気になる人は店頭やホームページなどで情報をチェックしてみてください。
設置場所やカーテンサイズに適した長さや太さ
バネ式の突っ張り棒は長さや太さのバリエーションが豊富なため、設置する場所やカーテンのサイズに合わせて選べます。
設置スペースに対してポールを最大に伸ばした長さがぴったりだと適切に突っ張れずに落下してしまうため、長さ選びは注意が必要です。設置幅より少し長めのものを選ぶと、しっかり突っ張れます。
間仕切りカーテンや浴室のシャワーカーテンなど、サイズが大きく重さもあるカーテン用には、ポールが太めで強度がある突っ張り棒を選びましょう。
カーテンの素材やサイズに適した耐荷重
サイズが大きいカーテンや厚地のカーテンは重量があるため、長さや太さに加えて適した耐荷重の突っ張り棒を選ぶ必要があります。カーテンの重さに耐えられない突っ張り棒を選ぶと設置しても頻繁に落下するため、パッケージや商品情報で耐荷重をチェックしてから購入しましょう。
突っ張り棒にカーテンをつける方法
突っ張り棒にカーテンをつける方法は主に3つあります。
- ・突っ張り棒に通せるカーテンをつける
- ・通常のカーテンはリングライナーで吊るす
- ・布はクリップライナーで吊るす
それぞれについてくわしく見てみましょう。
方法1|突っ張り棒に通せるカーテンをつける
1つ目は小窓用カフェカーテンなどに多い、カーテンの穴部分などに突っ張り棒を通す方法です。
- ・ポールを通せるよう、カーテンの上部が袋縫い状になっている
- ・ポールを通せるハトメがついている
- ・ポールを通すための穴が開いている
取りつけの際は、カーテンの穴のサイズに合うポール径の突っ張り棒を選びましょう。
穴があるカーテンはカーテン専門店やインテリアショップ、雑貨店や通販サイトなどで販売されています。
方法2|リングライナーで通常のカーテンを吊るす
2つ目は、通常のカーテンを突っ張り棒に吊るす方法です。
カーテンレール用フックがついた通常のカーテンは、リングライナーというアイテムを使うと突っ張り棒に吊るせます。設置方法は簡単で、リングライナー下部のパーツにカーテンレール用フックをひっかけ、リング部分を突っ張り棒のポールに通すだけです。
突っ張り棒はポール径がリングライナーのリング径と合うもので、カーテンの重量に見合う耐荷重のものを選びましょう。
方法3|クリップライナーで突っ張り棒に布を吊るす
3つ目の方法は、好みの布やおしゃれなマルチカバーを突っ張り棒に吊るす方法です。
クリップライナーというアイテムを使うと、カーテン以外の布もカーテンのように突っ張り棒に吊るせます。市販されているカーテンのようなドレープがないため、仕上がりの印象はシンプルです。クリップライナーのクリップ部分に布を挟み、リング状またはS字フック状の部分を突っ張り棒に通して使います。
突っ張り棒と部屋のインテリアテイストに合う布があれば手軽につくれるため、設置場所にぴったりサイズのカーテンが見つからない場合は試してみるとよいでしょう。
突っ張り棒を使ったカーテンの設置アイデア4選
突っ張り棒を使ったカーテンの便利でおしゃれな設置アイデアを、目的別に4つご紹介します。
突っ張り棒なら、カーテンレールがない小窓などにもおしゃれなカーテンを設置できます。
特に以下のような窓にはカーテンレールをつけないケースが多いため、工事なしで日よけや視線対策をしたい場合は突っ張り棒を使うのがおすすめです。
- ・突き出し窓
- ・はめ殺し窓
- ・内倒し窓・外倒し窓
- ・スリット窓
小窓にカフェカーテンをつけてインテリアを楽しみたい場合も、突っ張り棒なら簡単に設置できます。
目隠しカーテンに
外からの視線や来客の視線が気になる場所、プライバシーを確保したい場所は、突っ張り棒で目隠しカーテンを設置するのがおすすめです。
- ・外からシルエットが見えそうな浴室の小窓
- ・ドアのない玄関とリビングの間
- ・遮光機能と目隠しが欲しい二段ベッド
設置する場所に応じた素材やサイズのカーテンを選ぶと、視線が遮られ、安心して過ごせます。浴室に設置する場合は、撥水性や防水性が高い素材や加工が施されたカーテンを選びましょう。
また、収納空間に生活感が出てしまう問題も、突っ張り棒にカーテンをつけて目隠しすることで解消できます。
- ・押入れ
- ・収納棚
- ・トイレや洗面所の清掃用品やサニタリー用品を置く棚
間仕切りカーテンに
空間を目的や機能に応じて仕切る場合、ドアや引き戸をつけると空間が狭くなったり圧迫感が出たりします。突っ張り棒とカーテンの間仕切りなら圧迫感がなく、状況に応じて取りはずすことも可能です。
- ・LDKなど広い部屋の間仕切りとして
- ・子ども部屋のパーテーションに
- ・リビングと階段や廊下の間に設けて冷気対策に
間仕切りカーテンは、目的に応じた機能のある素材を選びましょう。たとえば、兄弟同士で勉強や睡眠を妨げないよう配慮したい子ども部屋には、遮光性や防音性に優れた素材が最適です。リビングなどの冷気対策であれば遮熱・断熱性能が高いカーテン、緩やかに空間を仕切りたい場合は透け感のある薄手のカーテンがおすすめです。
一時的な日よけや視線対策にも
カーテンには外からの視線を遮る(遮蔽)機能のほか、調光や遮光、断熱、防音・吸音などの役割があります。しかし、立地条件などのため高窓や中庭などから採光する場合は、カーテンの必要性を感じないこともあるでしょう。
カーテンのいらない家については、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>【カーテンのいらない家】メリット・デメリットを解説!
しかし、カーテンがいらない家でも、季節や目的によっては一時的に日よけや目隠しが欲しい場合は、突っ張り棒を使うと工事なしで簡単にカーテンを取りつけられます。
突っ張り棒を活用すると、カーテンレールのない場所にもカーテンを手軽につけられます。
突っ張り棒にカーテンをつける方法は3つありました。
- ・突っ張り棒に通せるカーテンをつける
- ・リングライナーで通常のカーテンを吊るす
- ・クリップライナーで突っ張り棒に布を吊るす
突っ張り棒でカーテンをつける方法がわかると、カフェカーテンで小窓をおしゃれに演出するほか、日差しの量を調節したり視線を遮ったりすることができます。
記事を参考に、突っ張り棒で気になる場所にカーテンをつけてみてください。