家庭菜園を庭で楽しみたい!ポイントは?

2023年3月14日

戸建ての強みといえばガーデニングや家庭菜園ができること!と考える方も多いのではないでしょうか。マンション暮らしでは難しかった家庭菜園やガーデニングも、戸建てであれば可能になります。一方で、十分にメリット・デメリットを理解して家庭菜園のポイントを押さえないと、使い勝手の悪い庭になってしまった…というケースも考えられます。

今回は、家庭菜園を庭で楽しむメリット・デメリットや庭でできる条件、押さえるべきポイントについて解説!家庭菜園を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

家庭菜園のメリット・デメリットは?

家庭菜園を始めるには、一定の大きさの庭を設置する必要があります。大きな庭を用意して家庭菜園を始めたけれど長続きしなかった…という場合、せっかく設けた庭のスペースがもったいないですよね。

家庭菜園を始める前に、家庭菜園を行うメリット・デメリットについて把握することが大切です。

 

家庭菜園を庭で楽しむメリット

自然を近くに感じられる

家庭菜園を庭で楽しむ一番のメリットは、自然を近くに感じられること。土づくりから支柱づくり、毎日の水やりなど、植物が育っていく様子を毎日観察できるため、自然が好きな方にはうってつけですよね。小さな子どもがいる場合、自然学習の意味合いでも活用できます。小さなころから自然に慣れ親しむことができるのは、大きなメリットといえるでしょう。

 

食費を節約できる

副次的なメリットであり庭の面積にもよりますが、食費が抑えられることも挙げられます。野菜の価格が高騰している時期であれば、このメリットをさらに享受できるでしょう。

 

家庭菜園を庭で楽しむデメリット

虫が多い

家庭菜園を庭で楽しむメリットは多くある一方、やはりデメリットも。一番大きな問題は、虫が多いことです。健康で美味しい野菜ほど虫が訪れやすいといわれており、虫が苦手な方は抵抗感を覚えることも少なくありません。

通常の田畑ではなく庭で野菜を育てるため、玄関とは目と鼻の先。家の中に虫が侵入してしまうといったこともあるでしょう。

 

広い庭スペースが必要

家庭菜園は通常小さなプランターの苗から育てることが多い一方、成長すると苗の姿からは想像つかないほどの大きさに。そのため家庭菜園は最低限の庭スペースが必要になります。想定よりも野菜が大きく成長し、庭スペースが足りなかった…というケースも考えられるため、ある程度の庭スペースは確保しておきましょう。

 

初期投資がかかる

家庭菜園は想像以上に初期投資がかかります。プランターや野菜を支える支柱、肥料や土、スコップなど、家庭菜園を始める前に準備すべきアイテムが多いといわれています。

初期投資のコストを回収するのに3年かかることも。家庭菜園を始める際は、根気よく続ける時間や余裕があるかもチェックしましょう。

 

家庭菜園ができる庭の条件は?事前にチェック!

広い庭スペースを確保していても、家庭菜園ができる庭にはいくつかの条件があります。家庭菜園ができる庭の条件とはずばり、野菜がすくすく育つ条件のこと。

家庭菜園ができる庭について、ポイントをご紹介します。

 

日当たりがよいか

野菜が育つ条件の1つ目は、日当たりのよい環境であること。自然光を多く取り入れることで植物が光合成をし、すくすくと育っていくためです。

庭スペースは日当たりのよい南側に設置するなど、庭を設置する方角や日当たりはじっくり検討しましょう。

 

風通しはよいか

野菜が育つ条件の2つ目は、風通しがよいことです。風通しがよくないと、水をあげた後に土や植物がよく乾きません。じめじめとした環境が続くと野菜によい影響を与えないため、適度に風が通る庭スペースかどうかも確認しましょう。

 

水はけしやすい環境か

野菜が育つ条件の3つ目は、水はけがよいこと。日々の水やりであれば適度な風で乾きますが、雨天時などは水はけできる環境にしていないと、庭スペースに水が滞留してしまいます。

水分が苦手な植物であれば、水はけしやすい環境にするだけでなく葉に直接雨粒が当たらないようにすることも大切です。

 

家庭菜園で育てられる植物は?

家庭菜園を始める際、どのような野菜を育てようか…と悩む方も多いのでは。一言で野菜といっても、自分で育てやすいものとそうでないものとあるため、自分に合った野菜を育てることが大切です。

家庭菜園で育てやすい野菜についてご紹介します。

 

オクラ

夏が旬のオクラは、比較的育てやすいといわれています。1つの株から多くのオクラを収穫できるため、管理も手ごろに行えます。

オクラの植え付け時期は、初夏の5~6月ごろがおすすめ。8~10月など夏から初秋にかけて収穫できます。

 

キュウリ

同じく夏が旬のキュウリは、虫がつきにくいため育てやすいでしょう。花が咲いてから1週間ごろで収穫でき、見た目ですぐに収穫時期がわかることもメリットです。

キュウリの植え付け時期は、春の4~5月ごろがおすすめ。初夏の6~8月ごろに収穫できるでしょう。

 

ゴーヤ

支柱やネットに這わせ、「緑のカーテン」としても楽しめるゴーヤ。成長のスピードが速いため、初心者でも簡単に育てられます。

植え付けは初夏の5~6月、収穫時期は7~9月ごろがおすすめです。

 

小松菜

真冬以外でも1年を通して収穫できる小松菜。暖かくなりはじめる2月下旬ごろをめどに種まきをし、約1か月ほどで収穫できます。夏など暖かい時期になると虫がつきやすいため注意しましょう。

 

ミニトマト

家庭菜園の定番ともいえるミニトマトは、種まきからおよそ3カ月ほどで収穫できます。4~5月ごろに植え付けをし、夏の7~8月ごろに収穫するのがおすすめです。

 

家庭菜園で押さえておきたいポイント

家庭菜園を始めるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介します。

 

初心者向きの野菜や植物を選ぶ

初めて家庭菜園を行う場合、初心者向きの野菜や植物を選ぶようにしましょう。虫が多く寄り付いたり雨風に弱い野菜を選ぶと、毎日の管理が想像以上に大変になってしまうこともあります。

虫よけ作用のあるミントなどを一緒に育てると、虫が寄り付かないためおすすめです。

 

同じ科目の野菜を同じ場所で育てない

ナス科やウリ科など、同じ科目の野菜を1つの庭で育てないことも大切です。土の栄養素が偏ったり害虫の増加が懸念されるため、野菜の生育状況に大きな影響が出る場合も。

同じ科目の野菜は3~5年のスパンを設けて同じ場所で育てるなど、空けたほうがよい期間を守って育てましょう。

 

まとめ

今回は、家庭菜園を始める際に押さえたいポイントや庭の特徴、初心者の方におすすめな植物の種類についてご紹介しました!家庭菜園を始める際は、庭の整備だけでなく野菜の種類なども熟考することが大切です。

家庭菜園のメリット・デメリットを押さえ、充実した家庭菜園ライフを送りましょう!