DIYでドッグランを造ろう!造り方やおすすめの設備を解説

2022年12月2日

愛犬と暮らす人にとって、ドッグランは憧れの設備ではないでしょうか?ドッグランが自宅にあれば、すぐに愛犬と遊ぶことができます。さらに散歩のようにリードをつける必要がなく、犬が自由に動き回ることも可能です。

この記事では愛犬が喜ぶドッグランについて、必要な設備やおすすめの設備、実際にDIYする方法を解説します。

DIYでも設備にこだわれば、安全で快適なドッグランを造ることも可能です。その方法を一緒に見ていきましょう。

 

ドッグランに必要な設備3つ

まず、ドッグランに必要な設備は以下の3つです。

① フェンス
② 出入口用の扉
③ 舗装された地面

それぞれくわしく解説します。

 

① フェンス

ドッグランの周囲にはフェンスを取りつけましょう。

フェンスは、愛犬がドッグランの外に出てしまうことを防ぐだけでなく、外からよその犬が侵入することを防ぐためにも重要です。犬が勝手に出入りできないよう隙間に注意して設置しましょう。

また、風通しの確保や日除け対策を行うなどの工夫をすると、より快適なドッグランになります。

 

② 出入口用の扉

ドッグランへの出入口も造る必要があります。出入口があると、散歩や動物病院に連れていくときに非常に便利です。

出入口もフェンスと同じように、犬が勝手に出入りできないように設置することが重要です。特に出入口用の扉とフェンスの間は、隙間ができやすい場所のため注意しましょう。

また、犬にとって開けにくい構造の扉にしましょう。具体的には、ドッグランの中から見て内側に引かないと開かない扉や、犬が届かない高さにドアノブがある扉などがあります。

 

③ 舗装された地面

ドッグラン内の地面は、犬に負担がかからないよう舗装しましょう。コンクリートや砂利は足にケガを負わせる可能性があるだけでなく、夏には高温になり、やけどや熱中症の原因となることもあります。

このため、クッション性があり比較的温度が上がりにくい人工芝などで地面を舗装するとよいでしょう。

なお、素材を選ぶ際には犬がドッグラン内で排泄することを前提に、衛生面も考慮した素材を選択しましょう。

 

ドッグランをDIYする方法

それでは実際に、ドッグランを造る方法を解説します。

 

① 範囲を決めてフェンスを設置する

まずドッグランの範囲を決めましょう。適切な広さは、大型犬・小型犬など犬のサイズや犬種によっても異なります。愛犬に合う広さを確保しましょう。

また、家の一面を使ってドッグランを囲えば残り3面をフェンスで囲むだけでいいため、費用を抑えることができます。

なお、フェンスは以下の点に気をつけて造りましょう。

・犬が通り抜けられる隙間がないか
・犬が越えられる低さではないか
・犬がぶつかって倒れてしまう強度ではないか

特に、フェンスに強度がないと犬のケガにつながる恐れがあります。たとえば、フェンスによく用いられるラティスは地面に直接設置できて簡単ですが、あまり強度がありません。この場合、地面とラティスの間に強度を上げるためのブロックを設置する方法がおすすめです。

費用を抑えることも重要ですが、安全面には十分注意して設置しましょう。

 

② 出入口用の扉を設置する

ドッグランの範囲を決めてフェンスを設置できたら、次は出入口用の扉の設置です。出入り口は、犬を連れて外出したりドッグランへ出入りしたりするのに便利な場所を選びましょう。

扉を設置するときの注意点は以下の2つです。

・フェンスとの間に犬が通れる隙間がないか
・犬が開けられる扉の構造ではないか

扉の周囲は犬が逃げ出しやすい場所のため、特に注意して設置しましょう。

 

③ 地面を舗装する

フェンスと扉ができれば、最後に地面の舗装です。舗装材には、クッション性や温度が上がりにくいことが求められますが、維持管理がしやすいことも含めて検討しましょう。人工芝以外では、クッション性が十分で消臭効果も高いウッドチップなどが候補になります。

定期的な舗装の張替えや修繕など、長期的な視点で舗装材を選ぶことが重要です。

 

ドッグランにおすすめの設備3つ

ドッグランに必要な設備として、フェンス・出入口用の扉・舗装された地面を取り上げました。

ここからは、ドッグランにあると便利なおすすめの設備を3つご紹介します。

 

① 混合水栓

まずは混合水栓です。

ドッグランで遊んだ後、犬を室内に入れるときには足を洗います。このときドッグランに水道があると便利ですが、水道は混合水栓にすることをおすすめします。

水道の場合、冬は水が非常に冷たいため犬に負担がかかります。混合水栓にしてお湯が使えるようにすることで、冬でも心配なくドッグランで遊ばせられます。

 

② 二重扉

出入口用の扉を二重扉にすることもおすすめです。

扉は犬が開けられない構造にすることが重要ですが、出入りする際に急に飛び出してしまう可能性は避けられません。
しかし、扉を二重にすることでいきなり道路などに飛び出すリスクは避けられます。また、防犯面でのメリットも大きいでしょう。

ただし、二重扉を設置するにはそのためのスペースを確保する必要があります。二重扉を設置する際にはドッグランのスペースを決める段階から、二重扉のスペースも踏まえて広さや配置を検討しておきましょう。

 

③ トイレスペース

ドッグランには、トイレ用のスペースを設置することをおすすめします。あらかじめトイレスペースを設けておけば、トイレスペース以外の場所をきれいに保つことができます。

また、トイレスペースだけ舗装材を変えることで、ドッグラン全体の舗装張替えの頻度は下げられるため維持管理費を抑えられておすすめです。

なお、トイレスペースと合わせて日陰のある休憩スペースを設けることで、犬にとってより快適なドッグランになります。

 

まとめ:設備にこだわった使いやすいドッグランをDIYしよう

ドッグランをDIYする方法を解説しました。

犬が自由に遊べるよう、ドッグランにはフェンス・出入口用の扉・舗装された地面が必要です。

フェンスや出入口用の扉は、犬が逃げ出さないように隙間を造らないことや、十分な強度を確保することが重要になります。

また、地面は犬のケガや火傷を防ぐためにクッション性があり温度が上がりにくい素材選びが大切です。

さらに、混合水栓や二重扉、トイレスペースなど便利な設備を用いると、ドッグランはより安全で快適なスペースに仕上がります。

ドッグランをDIYする際には、設備にこだわって安全で快適なものを目指しましょう。