30坪は何平米?何畳?おすすめの間取りもご紹介!

2023年7月15日

「30坪の家って何平米?」「30坪の家って広い?狭い?」
この記事ではそんな方に30坪の家がどれくらいの広さなのかを解説します。また、最後には30坪の家が広く感じられる素敵な間取りもご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

30坪は何平米?何畳?

30坪と聞いてもイマイチ広さがわからないという方もいるでしょう。そこでわかりやすいように平米に換算すると30坪は約99.2平米、畳にすると約60畳です。畳60枚分と聞くと広く感じますよね。

 

30坪の注文住宅は広い?狭い?

では30坪の注文住宅は広いのでしょうか。狭いのでしょうか。ここでは30坪の家が広いのか狭いのかをデータをもとに解説します。

 

全国平均と比較

まずは全国平均との比較です。2021年度のフラット35利用者調査によると、土地付き注文住宅の住宅面積の全国平均は約33.7坪(111.4平米)です。また、土地なしの注文住宅の全国平均は約37.4坪(123.8平米)です。30坪は約99.2平米なので、いずれにせよ全国平均より狭めということがわかります。

 

30坪の家は3~4人が心地よく暮らせる広さ

では30坪の家には何人程度住めるのでしょうか。国土交通省が策定する住生活基本計画に最低居住面積水準と誘導居住面積水準が定められています。最低居住面積水準とは「世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準」です。一方、誘導居住面積水準とは「世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の基礎として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考える住宅の面積に関する水準」です。

最低居住面積水準は、2人以上の世帯の場合、10 ㎡×世帯人数+10 ㎡で求められます。また、誘導居住面積水準は、25 ㎡×世帯人数+25 ㎡(一般型)、20 ㎡×世帯人数+15 ㎡(都市型)で求められます。最低居住面積水準であれば、30坪には9人近く住めることになりますが、想像するとかなり狭そうですよね。

そこで暮らしやすい家を目指すならできるだけ誘導居住面積水準に近づける必要があります。たとえば都市部だと4人家族の場合、約28.7坪(95平米)あれば、ゆとりをもって暮らせそうです。郊外や地方なら3人家族で、約30.3坪(100平米)となっています。30坪の家は、都市部であれば4人家族でゆとりをもって暮らせそうですね。

 

30坪の家を快適な住まいにするポイント

30坪が全国平均より狭いということがわかりました。しかし、同じ30坪でもなるべく広く快適なお家に住みたいですよね。そこで、30坪の家でも暮らしやすい家にするためのおすすめのポイントを6つご紹介します。

 

1.天井をデザインして開放感を演出

平屋で天井を高く見せるなら勾配天井にするといいでしょう。2階建てなら吹き抜けをつくって部屋に高さを出すことで広く開放的な空間にできます。また、天井部分や吹き抜けの上部に窓をつけるとより明るく解放感のある空間になります。特にリビングなど人が集まる場所に吹き抜けを設けると家全体が明るくなるのでおすすめです。

 

2.部屋を広くしてゆったり空間に

部屋数が多いと一つひとつの部屋が狭くなってしまい、ストレスを感じてしまうかもしれません。そこで必要な部屋数に絞り、1つの部屋を広くすることで、ゆったりとした空間にできます。また、廊下を減らすとその分部屋を広くできます。子ども部屋などは部屋の間に可動間仕切りを設置することで将来の間取りの変更にも対応しやすいです。

 

3.スキップフロアで秘密基地風に

スキップフロアで高低差を出せば、おしゃれなお家になります。地下や中2階のようなスペースを作ると、まるで秘密基地のような空間に。遊び心が感じられますよね。また、高低差を利用して収納を増やすこともできます。収納は増やしたいけれども部屋は増やしたくないという方にもおすすめです。

 

4.屋根裏やロフトで収納スペース確保

少し手狭に感じてしまいそうな30坪の家。収納スペースを作りすぎると居住スペースを圧迫するおそれがあります。そんなときはデッドスペースにも着目してみましょう。屋根裏部屋やロフトがあれば、そのスペースを有効活用しましょう。すると、居住スペースを圧迫せずに収納スペースが確保できます。屋根裏を収納スペースにせずに趣味の空間や子ども部屋にする方も多いです。まるで隠れ家のようで子どもの喜ぶ顔が思い浮かびますね。

 

5.ウッドデッキで空間に広がりを

庭にもひと工夫加えてみましょう。ウッドデッキを設置すると、視覚的に部屋が地続きになっているように見えて、同じ面積でも広く見せることができます。ウッドデッキは延べ床面積に入らないので、建ぺい率や容積率を圧迫する心配もありません。

大きめのウッドデッキなら晴れた日には外でランチを食べてピクニック気分を味わうことも。家にいながら、外出しているように感じられるのもウッドデッキならではのメリットです。

 

6.中庭で自然光が行き届くお家に

中庭を作るというのもおすすめの選択肢の一つです。特に平屋の場合だと中心部は光が届きにくく、暗めの部屋になるおそれがあります。中庭があれば、すべての部屋にまんべんなく自然光が行き渡るようになります。

また、中庭の場合は外から見えないのも大きなメリットです。人目を気にせず、ゆっくりと庭で過ごせるのはうれしいポイントですね。

 

まとめ:

この記事では30坪の家の広さについて解説しました。30坪の家は全国平均からすれば少し狭めの家ですが、3~4人家族で住むにはちょうどいい広さです。また、30坪の家を快適な住まいにするポイントもご紹介しました。気になる間取りが見つかれば、お近くのハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。

以下の記事でも30坪の家について解説していますので、興味のある方はぜひ一読ください。
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