結局使わない…って後悔したくない!長く使えるスタディコーナーって?

2022年12月10日

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増え、家にスタディコーナーを置きたい!と考える方も多いのではないでしょうか。スタディコーナーは一人の時間を確保できて便利な一方、いざ住み始めたら「あまり使わなかった…」といった声も。

今回は、スタディコーナーのメリット・デメリットや使いやすさが長く続くスタディコーナーのつくり方、スタディコーナーを取り入れた住宅などをご紹介!ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

 

スタディコーナーのメリット・デメリット

スタディコーナーとはどのような空間を指すのでしょうか。スタディコーナーを設置することで得られるメリット・デメリットとともに見ていきましょう。

 

そもそもスタディコーナーとは?

スタディコーナーとは、リビングに設置する勉強もしくは仕事場のスペースを指します。書斎はドアや壁を設けて1つの部屋にする一方、スタディスペースはリビングの一角にあるスペースだと考えましょう。

 

スタディコーナー設置のメリット

スタディコーナー設置のメリットは、適度な生活音を聞きながら集中して勉強・作業ができることです。近年ではリビングで子どもが勉強をする「リビング勉強」というものも流行っており、子どもの教育に良いとされています。

スタディコーナーを上手に設置することで、家族の気配を感じながらも自分の作業に没頭できます。

 

スタディコーナー設置のデメリット・注意点

スタディコーナー設置のデメリットは、生活空間がどうしても圧迫されてしまうことです。家族との距離感が近すぎたりあまり仕切られていない空間の場合、子どもはスタディスコーナーでの勉強を嫌がる場合も。大人であれば、生活音が気になってなかなか仕事に集中できないといったケースもあるでしょう。

スタディコーナーは、距離感とサイズ感を意識して設計することが大切です。

 

後悔しない!使いやすさが続くスタディコーナーのつくり方

スタディコーナーは便利なスペースである一方、使いやすい設計・間取りにしないとかえって使わなくなってしまうとわかりました。では、使いやすさが続くスタディスペースにはどのような特徴があるのでしょうか。

スタディスペース設置のコツをご紹介します。

 

スタディコーナーにコンセントを設置

近年ではタブレットを使った教材なども増え、教科書がデジタルになっているケースも。スタディコーナーには必ずコンセント穴を設けて、PCを使う大人だけでなくデジタル学習を行う子どもにも使いやすいような設計にするのがポイントです。使いやすいスタディコーナーに仕上がります。

 

机の奥行きは40センチ以上

リビングのスペースを削りたくないからといってスタディコーナーを削減しすぎると、使い勝手の悪い空間になってしまいます。スタディコーナーの机の奥行きは40センチ以上にし、勉強や仕事に支障のない大きさにすることが大切です。

奥行きが65センチ以上あれば、アイロンがけなどといった家事スペースにも使えます。具体的な使い道を考えながら、スタディコーナーをつくっていきましょう。

 

無垢材の机は書く作業が難しいため注意

おしゃれな無垢材はインテリアにも取り入れたいところですが、無垢材は表面に凹凸があるためスタディコーナーには向かない場合も。表面がつるつるとした素材の机にするとよいでしょう。

 

照明が当たりにくい

独立した空間を意識するあまり、照明の光が入りにくいといったケースも。暗いスペースだと視力が低下したり、作業に集中できないこともあります。

照明が当たりにくい位置にスタディコーナーを設置する際は、手元照明を取り付けるとよいでしょう。

 

スタディコーナーを設置した住宅の実例をご紹介!

リビングにスタディコーナーを設置した住宅の実例をご紹介。家族と絶妙な距離感を保った空間づくりについて解説します。

 

鍵掛けフックを活用した便利な玄関

玄関には鍵掛けフックを設置し、使い勝手のよいスペースに。玄関の鍵置き場は壁付けのフックスタイルにすることで、場所を取らず効率的に鍵を置けるスペースに仕上がります。

シューズクロークは幅を広めに設定し、便利な空間に。大きな荷物も置けるため、アウトドア用品なども収納できるよう工夫しています。

 

キッチンは横動線で便利に

キッチンは、キッチン台とダイニングテーブルを横一列に配置した横動線の間取りを採用しています。対面キッチンと違い、料理を出したり皿を片づける際も横一列の動線で完結できるため大変便利。家事効率が高まる間取りになっています。

キッチン幅を確保することで、家族が多くても快適に料理ができる空間に。キッチンの幅が狭いと、冷蔵庫に物を取りに行ったり電子レンジなどの家電を使う時などに込み合ってしまうというケースもあります。

あえてキッチン幅を広く設計することで、ストレスなくキッチンを使用できます。

 

キッチンと水回りスペースをつなげて家事動線を一直線に

キッチン奥には脱衣室・浴室と続き、水回りスペースと直接つながる動線に仕上げています。家事が直線的に完結するため、料理のちょっとした合間に洗濯を始めるといったことも可能です。

浴室には乾燥機を設置し、「洗う→干す」の洗濯動線も確立。浴室も広めに設計することで、洗濯物を干しやすい空間が実現します。

 

ダイニングスペースの後ろ側にスタディコーナーを設置

ダイニングスペースの後ろ側に壁付けのスタディコーナーを設置。手元照明を取り付けて、明るさも確保しています。

壁付けのスタディコーナーにすることで家族の様子が視界に入らないため、適度に集中できる空間に。キッチン付近に設置することで、家事スペースとしても活用できますよね。

 

リビングと窓でつながるスタディコーナー

リビングとスタディコーナーの間に一枚の窓を設置し、家族と適度な距離感を保つスタディコーナーに。窓にはロールカーテンを設置しています。

「家族とコミュニケーションはとりたいけれど、集中して作業もしたい」という方におすすめです。

 

まとめ

今回は、スタディコーナーのメリット・デメリットや特徴、スタディコーナーの実例をご紹介しました!使い勝手のよいスタディコーナーを設置することで、長く使えるスタディコーナーを実現できます。また動線を工夫することで、スタディコーナーは家事スペースとしても活用可能。工夫次第で、過ごしやすいスタディコーナーに仕上がります。

家族にとってのリビングの在り方、スタディコーナーの使い方を考えながら、楽しく家づくりをしていきましょう!

 

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