一軒家の間取りを決める際のポイントは5つ!失敗事例もご紹介

2022年4月20日

新築の一軒家を建てる際に、間取りについて悩む方は少なくありません。間取りは部屋の数を決めるだけでなく、住みやすい家にするために必要不可欠な要素であるためです。

この記事では、一軒家の間取りを決める際のポイントや失敗事例について解説します。間取りを決める際の参考にしてみてください。

 

一軒家の間取りを決める際の5つのポイント

一軒家の間取りを決めるには、間取りを決めるときのポイントを知っておくことが重要です。例えば、将来の家族構成などを考えずに「おしゃれにしたい」などの理由で適当に決めてしまうと、住んでから後悔するといった事態になりかねません。

そういった事態を防ぐためにも、間取りを決める際の5つのポイントについて詳しく解説していきます。

 

将来の家族構成をふまえて間取りを考える

間取りを決めるときは、将来の家族構成をふまえて考える必要があります。まだ子どもがいない新婚夫婦の方の場合、将来的に子どもが何人ほしいか考えることが大切です。

また、子どもが独立したら夫婦だけになる可能性があります。2人になった後のことを考えて間取りを決めておけば、いつまでも住み心地のよい家になるでしょう。

このように、家族構成やライフスタイルの変化もふまえて、柔軟に対応できるように間取りを考えることが大切です。

 

家の種類を決める

「平屋・二階建て・三階建て」などの家の種類を決めてから間取りを考えましょう。建てる一軒家の種類によって広さが異なるので、種類が決まっていれば具体的な家のイメージをつかむことができ、間取りを決めやすくなります。

そのため、購入を検討している土地や予算などを確認してから、建てようとしている一軒家の種類を決めたうえで、間取りを決めるようにしましょう。

 

部屋の用途や配置を決める

必要な部屋を書き出して「どこに配置するか」を決めることで、間取りが決めやすくなります。特に「寝室・キッチン・リビングル・ダイニング」など、必要不可欠な部屋から配置を考えていけば、「4LDK・5LDK」といった間取りをスムーズに決めることが可能です。

必要な部屋の配置を決めた後に、「パントリー」など自分がほしいと感じている間取りも書き出せば、大体の配置場所が決まってきます。ただし、必ずしもすべて自分の理想通りに間取りを配置できるわけではないので、間取りが固まってきた時点で住宅会社に相談するようにしましょう。

 

生活動線を考える

一軒家の間取りを決める場合、生活動線を考えておけば、使い勝手のよい家になります。たとえば、キッチンが狭いと、動きにくいだけでなく収納スペースが少ないといった、使い勝手がよくないキッチンになりかねません。

また水回りが2階にあるケースなど、家事動線が悪い間取りになっていると、家事効率も悪くなってしまいます。こういった事態を防ぐためにも、生活動線を考えて間取りを決めるようにしましょう。

 

収納の場所や容量が問題ないかを確認する

間取りを決める際は、収納にこだわることをおすすめします。

部屋の広さや家事動線などが理想的でも、収納容量が不足してしまうと、住みはじめてから後悔することになりかねません。そのため、収納容量に問題がないのかをよく検討することが重要です。

また、収納容量だけでなく「どこに収納をつくるか」もポイントです。1ヶ所に大きな収納をつくるよりは、あちこちに収納場所が点在しているほうが使いやすくなります。

 

人気の高い一軒家の間取り

必須の間取りではありませんが、「一軒家を建てる際に作ってよかった」という人気の間取りを3つご紹介していきます。間取りを決めるときの参考にしてみてください。

 

ウォークインシューズクローゼット

ウォークインシューズクローゼットとは、別名シューズインクロークとも呼ばれる玄関に設置している靴や服などを収納できる空間のことです。玄関にあると、家の顔である玄関をきれいに見せることができます。

特に子どもが幼い場合はベビーカーやベビーベッドなど、場所を取る用品がたくさんあるので便利です。また趣味の道具を収納するなど、さまざまな使い方ができるため、幅広い年齢層に人気が高くおすすめの間取りです。

 

対面型キッチン

対面型キッチンは、キッチンがリビングやダイニングと向かい合う形をしています。家族の顔が見えることで、家事をしながら家族とのコミュニケーションが取りやすいという特徴があります。

特に、子どもが小さい家庭では、目が届きやすく家事もしやすいため人気です。ただし、広いスペースがないと設置は難しいので、間取りを決める際に確認するようにしましょう。

 

パントリー

パントリーとは、食料や飲料、日用品を保管する収納スペースのこと。食材を一度で買い込みストックしておくという方におすすめの間取りです。水や缶詰など常温で保存可能な食材収納として重宝するため、設置してよかったという声も多いです。

小部屋タイプと壁面タイプの2種類があり、設置できるスペースと収納容量によって種類を決めるようにしましょう。

 

一軒家の間取りの失敗事例

一軒家の間取りを決める際、失敗事例を知っておくことで、同じ失敗を防げます。よくある一軒家の間取りの失敗事例を3つご紹介するので、内容をよく確認するようにしてください。

 

収納に問題があった

部屋の広さを重視するあまり、収納が足りないという事例は珍しくありません。実際に、リビングやキッチンなど1階の部屋の広さを重視した結果、収納場所が足りず、扇風機やストーブ、掃除機などを2階の収納場所まで持っていかなければならないというケースもあります。

収納スペースを考慮しなかったことで収納スペースが足りなくなり、不便な思いをしているケースは多いです。こういった事態にならないためにも、部屋の広さと収納スペースのバランスをよく考えて決めるようにしてください。

 

部屋の広さに問題がある

部屋をどのように利用するかイメージできてない際によくある失敗が、部屋の広さが足りないという事例です。たとえば、2人の子どもが使用するとイメージして子ども部屋をひと部屋作ったものの、子どもが小学校に上がると勉強机など必要なものが多く、2人で使うには狭すぎたというケースがあります。

適当に部屋の広さを決めてしまうと、広さに問題があり当初決めていた用途で使えないという事態になりかねません。部屋に何を置くのかを具体的に決めてから、部屋の広さを検討するようにしましょう。

 

外から室内が見える

間取りの決め方が悪く「外から室内が見えてしまう」という事例も多いです。実際、敷地境界線から壁までの距離が短かったため塀を低くした結果、外から室内が見えるようになってしまったというケースもあります。

図面を見た段階で光を取り込む窓の位置や壁までの距離などを確認することが重要です。

 

一軒家の間取りを決める際はポイントを押さえてよく検討しよう

一軒家の間取りを安易に決めてしまうと、住みはじめてから後悔することになります。後悔しないためにも、一軒家の間取りを決める際はポイントを押さえたうえで、妥協せずに間取りを決めることが重要です。

この記事では、一軒家の間取りを決める際のポイントや失敗事例について解説してきました。一軒家の間取りで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。