注文住宅の外観の決め方は?ポイントをご紹介!

2023年1月27日

ゼロからつくる注文住宅は、おしゃれな外観に仕上げたいもの。統一感のあるおしゃれな外観は、どのようにつくるのでしょうか。

今回は、注文住宅における外観の決め方についてテイスト別に解説!ナチュラル・モダン・北欧スタイルなど、いま人気のテイストについて外観実例とともにご紹介します。

 

注文住宅における外観デザインの決め方は?ポイントは3つ

注文住宅における外観デザインの決め方には、3つのポイントがあります。1つずつ確認していきましょう。

 

注文住宅のテイストを固める

外観に限った話ではありませんが、注文住宅のテイストを固めることが統一感のある住宅への近道です。実現したい住宅のイメージやテイストがあいまいだと、ちぐはぐな印象になってしまいます。

注文住宅のテイストについて、一例をご紹介します。

 

ナチュラル

木材を多く取り入れたナチュラルスタイル。自然素材をふんだんに取り入れることで、あたたかい雰囲気を演出できます。

ナチュラルテイストは、2方向に流れる切妻屋根との相性が抜群。どのインテリアとも合いやすい点も特徴です。

 

モダン

現代的な内装・外装を取り入れたモダンスタイル。簡素な形状と設計で、シンプルかつスタイリッシュなものが多いといわれています。

屋根の形状は、片方に流れた片流れ屋根や傾斜のない陸屋根などのすっきりしたシルエットが用いられるほか、和モダンやナチュラルモダンなど「モダン×〇〇」といった派生形も人気です。

 

北欧

白を基調としたシンプルな北欧スタイル。すっきりとした外観で、モダンな印象も与えられます。白を基調としているため、ワンポイントでビタミンカラーのインテリアを置いてみるのもよいでしょう。

 

アメリカン

クールでポップな印象を与えるアメリカンスタイルは、思わず目を引く派手な外観が特徴的。爽やかなブルーを用いた西海岸風の「サーファーズハウス」や、アメリカンスタイルにモダンテイストを取り入れた「アメリカンモダン」も人気なテイストです。

 

地域や周辺環境に合ったデザインにする

注文住宅の外観を検討する際は、地域や周辺環境も考慮することが大切です。自分の好みを優先しすぎるあまり派手な色になり、周囲から浮いてしまうといったことも考えられます。

地域によっては、条例で使える色に制限がかかっている場合もあるため事前に確認することが大切です。

 

家族のニーズやライフスタイルに合ったデザインにする

注文住宅は、一度建てると30年以上は住むことになります。外観デザインは飽きの来ないものにすることで、家族のライフスタイルが変化しても柔軟に対応できるでしょう。

また、外壁の耐久性やメンテナンス頻度についても考慮することが大切。ホワイトの外壁であれば自然光による色あせの心配はない一方、外壁表面に付着する汚れは目立ちやすくなります。ブラックやブラウンなどの濃い色であれば汚れは目立ちにくい一方、色あせしやすいでしょう。

 

注文住宅の外観実例4選

注文住宅の外観実例を、テイストごとにご紹介します。

 

ナチュラルな注文住宅の外観実例

アイボリーとレンガ風のサイディングを掛け合わせたナチュラルな注文住宅の外観。ツートン外壁にすることで、メリハリのあるおしゃれな外観に仕上がっています。

屋根はモスグリーンにし、ナチュラルな雰囲気に。まるでカフェのようなおしゃれな住宅に仕上がっていますね。

 

モダンな注文住宅の外観実例

モダンな片流れ屋根の注文住宅。外壁をホワイトにし、周りはモスグリーンに縁取りしています。軒天を極力短くすることで、シャープな印象に。

都会的でモダンな外観を実現しています。

 

北欧スタイルに仕上げた注文住宅の外観実例

淡いブルーに切妻屋根を設置した北欧スタイルの注文住宅。屋根の軒天部分を白く縁取りしており、よいワンポイントとなっています。

平屋にすることで、カントリー調の雰囲気も醸し出しています。

 

アメリカンな注文住宅の外観実例

まぶしいくらいのオフホワイトを採用したサーファーズハウス風のアメリカンな注文住宅。植栽にはヤシの木を植え、アメリカンな雰囲気に仕上がっています。玄関ポーチに設置しているビタミンカラーのポストも、大変おしゃれですよね。

 

注文住宅の外観はどう決める?決め方を解説

注文住宅の外観は、どのように決めるのがよいのでしょうか。注文住宅における外観の決め方を解説します。

 

①デザインのコンセプトを決める

モダンや和風など、注文住宅の外観コンセプトを決めましょう。デザインのコンセプトが決まったら、具体的な配色を決めます。

 

②配色を決める

注文住宅のデザインコンセプトが決まったら、配色を検討しましょう。注文住宅の外観は2色、内装は3色まで使用すると定めてから配色を決めるのがおすすめです。

外観は1色のみを用いた単色にするとシンプルで統一感が出る一方、間延びした印象になりがちです。外観に2色を取り入れるツートン外壁にするとメリハリのあるおしゃれな印象に仕上がる一方、配色を間違えるとちぐはぐな印象になります。

 

③屋根の形を決める

注文住宅の印象は、屋根の形によっても大きく異なります。

シンプルで大人っぽい印象に仕上げたい場合は、片流れ屋根や陸屋根。ナチュラルな雰囲気にしたい時は切妻屋根、和風で上品な住宅にするには寄棟屋根…と、好みのデザインに応じて屋根の形も検討するのがよいでしょう。

 

④素材を決める

屋根の形が決まったら、外壁と屋根の素材を決めます。外壁はサイディングやタイル、漆喰などさまざまな種類があり、メンテナンス性にも大きな違いがあるためそれぞれの違いを把握しておきましょう。

屋根素材もスレートや瓦、金属などがあり、選ぶ素材で印象は大きく変わります。外壁と屋根は、つい色味に意識が行きがち。素材も熟考することで、さらにおしゃれで統一感のある住宅に仕上がります。

 

⑤窓の形を決める

窓の形も、注文住宅の外観を決めるうえできわめて重要です。オーソドックスな正方形の窓はカントリー風な印象に仕上がるほか、細長い長方形の窓はスタイリッシュに、丸窓は和モダンで個性的な外観になります。

理想的な注文住宅の外観を検討しながら窓の形を決めることが大切です。

 

⑥植栽や玄関アプローチを決める

庭や玄関アプローチは、住宅の顔といえます。どのようなイメージにしたいか考えながら植栽を選んだり、玄関アプローチを検討するとよいでしょう。

 

まとめ

今回は、注文住宅における外観の決め方をご紹介しました!注文住宅は自分たちでゼロからデザインを考えられる点がメリットである一方、ポイントを押さえないとイメージとは違った仕上がりになってしまいます。

注文住宅の外観は、理想とするテイストをイメージした後に外壁の色や建具などを検討するのがポイント。ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね!

 

注文住宅のデザイン集も紹介中!記事はこちら