土間収納のアイデア10選!おすすめアイテムやポイントもご紹介

2023年2月6日

土間収納とは土足のまま利用できる収納スペースのことです。一般的には玄関脇に設置され、靴や帽子をはじめ外で使う用品などを置きます。わざわざ靴を脱がなくても荷物を出し入れできるため、利便性が高く人気のスペースです。

土間収納は間取りやアイテムを工夫することで、収納性や利便性をさらに向上できます。この記事では土間収納を上手に活用するアイデアを10点ご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

 

土間収納を上手に活用するアイデア10選!

住宅に土間収納があっても、荷物を乱雑に置いてしまえば使いにくくなってしまいます。土間収納を有効活用して収納性や機能性をアップするために、どのようなアイデアがあるのか知っておきましょう。

ここでは土間収納を上手に活用するアイデアを10点ご紹介します。また以下の記事でも玄関収納に関するアイデアをご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

【実例つき】玄関の収納アイデア7選をご紹介!

 

1.収納空間にも照明を設ける

照明を設ければ、夜間に土間収納を利用する際に便利です。また奥まで収納しているものもはっきりと確認できます。色や明るさを調節できるLEDを用いれば、「昼は白色で明るく」「夜は電球色であたたかく」といったように時間帯で使い分けが可能です。

 

2.鏡を設置する

土間収納に靴やコート、帽子などを置く方も多いでしょう。土間収納に鏡を設置すれば、外出前に全身のコーディネートを確認できます。

 

3.窓を設ける

薄暗くなりがちな土間収納ですが、窓を設けることで自然光を取り入れて明るい雰囲気にできます。

ただし、窓が大き過ぎると断熱性は下がる可能性があるほか、収納しているものが日焼けしてしまう恐れもあるため注意が必要です。窓の大きさや向きなどを考慮して設けるとよいでしょう。

 

4.すのこを敷く

間取りや土間収納の造りによっては、すのこを敷くのもおすすめです。すのこを敷けば裸足や靴下のまま土間収靴の中を歩けるため、靴やサンダルの着脱にかかる手間を省けます。

 

5.コンセントを設ける

コンセントがあると、「掃除機をかける」「芝刈り機を充電する」「除湿機をつける」といったように家電を使う際に役立ちます。

 

6.換気扇を設ける

土間収納は湿気がたまりやすいため、結露やカビが発生しやすい場所です。靴やコートなどがカビてしまわぬよう、換気扇を設けて湿気対策をするとよいでしょう。

 

7.引き戸やロールスクリーンを設置する

土間収納に扉がついていないと内部が丸見えになってしまい、生活感が出てしまいます。引き戸やロールスクリーンを設置することで目隠しになり、来客時にも便利です。またデザイン次第ではおしゃれさも演出できます。

 

8.可動式の棚を設置する

可動式の棚であれば、家族の人数や収納するものに合わせて自由に高さを変えられます。限られたスペースを有効活用できるため、荷物の量が多い場合も安心です。また子どもの身長に合わせて高さを変えられるため、片づけを習慣化してもらうのにも役立ちます。

 

9.土間収納とキッチンを隣接させる

土間収納とキッチンを隣接させればパントリーとしても利用できます。パントリーとは、食品や飲料、調理器具などを収納・保管するスペースのことです。

土間収納をパントリーとしても利用すれば、キッチンの収納部分をスッキリできます。また非常食を保管し、万が一に備えることも可能です。

 

10.土間収納と洗面脱衣室をつなぐ

土間収納と洗面脱衣室をつなげば、子どもが外で遊んで汚れて帰ってきたとき、土間を抜けてそのまま洗面脱衣室に直行できます。手洗いや着替えもスムーズですし、感染症対策としてもおすすめです。

 

土間収納を効率的に活用するアイテム4選!

「引き戸を設置する」「可動式の棚を設置する」などは簡単にできることではありませんが、身近なアイテムを使って収納性や利便性を向上することは可能です。ここでご紹介するアイテム4つをぜひ取り入れてみてください。

 

1.ハンガーラック

ハンガーラックはパイプ状の部品を組み合わせ、衣類が掛けられるようにした設置家具です。土間収納でコートやジャケットなどの上着をかけるために、ハンガーラックを用いるとよいでしょう。

キャスターがついているものや軽量のものであれば移動も簡単です。高さやサイズも豊富にあるため、自分の身長や衣類の量に合わせて選ぶとよいでしょう。

 

2.S字フック

ほうきは立て掛けておくと先端が曲がってしまいますし、横に収納するとスペースを取ってしまいます。S字フックであれば、掃除用具や傘などを効率よく収納可能です。S字フックは100円ショップでも買えるため、すぐに取り入れられます。

 

3.収納ボックス

普段使わないものは収納ボックスにしまっておけば、収納スペースをすっきりできます。収納ボックスの中に何を収納したかわかるよう、ラベルを貼るとよいでしょう。

 

4.突っ張り棒

突っ張り棒とS字フックを用いれば、ハンガーラックを購入せずとも衣類や小物を掛けられます。突っ張り棒には安価なものもあり、100円ショップでも購入可能です。

衣類を複数掛ける場合は耐荷重の大きいものを購入するとよいでしょう。突っ張り棒を複数用いれば靴をのせることも可能です。アイデア次第で収納効率を上げられます。

 

土間収納で押さえておきたいポイント3つ

土間収納は間取りを工夫したりアイテムを用いたりすれば、収納性を向上できます。さらにここでご紹介するポイント3つを押さえれば、より使い心地をアップできます。すぐに取り入れられるため、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.収納するものを明確にする

土間収納は便利ですが、何でもかんでも収納すると何をどこにしまったのかわからなくなり、かえって使い心地が悪くなります。収納するものに決まりはありませんが、何を収納するのか家族でよく話し合って明確にするとよいでしょう。

また、土間収納では以下のものを入れるのがおすすめです。

・帽子やコート
・雨や雪などで濡れたもの
・外で使うもの
・趣味で使うもの

定期的に整理整頓や掃除をし、清潔に保っておくとよいでしょう。

 

2.子どもの目線も意識

土間収納は子どもが使いやすい目線を意識しましょう。子どもが自分で使ったものや着たものを収納でき、片づけを習慣化できます。棚やハンガーラックの高さを見直してみてください。

 

3.インテリアにもこだわる

土間収納をただの荷物置き場にするのではなく、インテリアにもこだわるとよいでしょう。毎日利用する場所ですし、おしゃれな空間であれば満足度がアップします。

クロスやタイルに統一感を持たせる、アンティークや北欧風といったテーマを決めるなど、自分の好みに合わせてデザインしてみてください。

そこまでお金をかけたくない場合は、おしゃれなアイテムを置くだけでも変わります。鏡や収納ボックス、照明など、取り入れやすい部分からおしゃれにしてみるとよいでしょう。

 

土間収納の活用事例3つ

実際に土間収納をどのように活用すればよいのか、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。ここでは土間収納の活用事例を3つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

「腰壁テク」を使った解放感抜群の土間収納

玄関と土間収納がつながっている間取りですが、本来壁になっている上部を開けて「腰壁」にすることで、開放感を演出しています。

また棚が逆向きになっていることで、来客時に収納されている靴が見えないよう工夫してあるのもポイントです。窓を設置して光を採り入れているため、土間収納も玄関も明るく見えます。

 

コンセントの位置に工夫した広々土間収納

広い土間収納で、靴だけでなくアウトドア用品やスポーツ用品なども置けます。またコンセントを設置してあるため、工具や家電の充電も可能です。コンセントの位置は腰ほどの高さに設置してあり、荷物に埋もれにくいほか、ほこり対策にもなっています。

 

引き戸で生活感を出さない土間収納

玄関と土間収納がつながっていますが、引き戸を設けていて生活空間が出ないよう工夫されています。土間収納では靴だけでなく、鍵置きや趣味の道具も置けるようになっています。

そのほかラックを設置し、幼稚園のバッグや帽子を置いて出かける際に忘れないよう工夫してある点もポイントです。

 

まとめ:土間収納はアイデア次第!工夫して便利な空間にしよう

土間収納はアイデア次第で収納性や利便性をアップできます。「換気扇を設置する」「照明を設ける」などは難しくても、ハンガーラックや収納ボックスを置くことはすぐにできます。

ただ、毎日使う場所であるため、収納性だけでなくインテリアにもこだわることをおすすめします。自分や家族の好みに合わせた空間にしてみてください。