家づくりを成功させる方法と流れを解説!役立つ情報もご紹介

2023年4月19日

注文住宅を建てる際には、いろいろな情報が入り交じり、やるべきことも多くあります。大抵の場合ははじめての経験ですから、何から手をつけたらよいのか悩みますよね。誰しも家づくりを成功させる方法を知りたいと思うのではないでしょうか。

この記事では、家づくりは何から始めて、どのような流れに沿って行えばよいかを解説します。また家づくりに役立つ6つの情報もご紹介します。これを読めば、家づくりを成功させる方法が理解しやすくなるでしょう。注文住宅を建てる際に役に立ててみてください。

 

家づくりは何から始めるべき?

まず家づくりを始める際に、何から手をつけたらよいのかを解説します。

 

1.家が欲しい理由を考える

家を建てようと思った理由は何でしょうか?
「家賃がもったいない」
「マイホームがあると安心」
という理由がよく見られます。

しかし本来はもっとしっかりした理由があるはずです。
「子どもが育つ家を建てたい」
「趣味を活かせる家にしたい」
「収納のある広い家に住みたい」
などでしょうか。家を建てる際の目指すゴールを決めてください。そうすれば解決すべき問題点が見えてきますよ。

 

2.欲しい家をイメージする

つぎに家の間取りや暮らし方をイメージしてください。自由な発想で夢を膨らませるとよいでしょう。理想の家族像、理想のライフスタイル、家のデザイン・色などを家族全員で話し合ってまとめてください。まとめる際に「家づくりノート」を作成したりネット上で見つけた注文住宅の画像を使って、イメージをビジュアル化したりするとわかりやすくなります。

 

3.いくらで家を買うかを計算する

さらに家を建てるときには、どれだけお金が必要かを知ることが大切です。思いがけぬ費用も発生する場合もありますが、内訳として本体工事費70%、付帯工事費20%、諸費用10%を目安にしてください。そのうえで住宅ローンをいくら借りるかを検討します。毎月いくらまでなら払えるでしょうか?

1年間の返済の目安は年収の20〜25%です。住宅ローンのシミュレーションサイトを参考にしながら検討するとよいでしょう。広い家に移ると光熱費なども上がることに注意しながら、無理のない資金計画を立ててくださいね。

 

家づくりの流れは?

家づくりのイメージがまとまったら、つぎに行動をおこすことが肝心です。以下の手順に従い、家づくりを進めてください。

 

1. 建築業者を探す

住宅業者選びは重要です。近くにあるから、知っている会社だからなどの理由で簡単に決めてはいけません。住宅業者は独自のコンセプトに基づいて設計することが多く、住宅素材も統一されています。まずどのような住宅を手がけているかを確かめてください。住宅業者は大きく分けると、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の3種類があります。


ハウスメーカー

品質が均一化され性能が安定しています。国の認定を受けた構造躯体を使って建築するため、安易に変更できないのがデメリットです。


工務店

親近感があって相談しやすく、土地・風土に合わせて設計してくれるのがメリットです。ハウスメーカーよりは価格が安い傾向があります。


設計事務所

個性的でおしゃれな家を建てられます。ただし問題が発生したときの責任所在や保証について確認が必要です。

 

2. 実際に家を見にいく

モデルハウス公開や内見会に出かけて、住宅の雰囲気、デザイン、スタッフの人柄などをチェックしましょう。天井の高さ、素材の質感、暖かさ、涼しさなど、家の快適性も確認してください。完成現場見学会ご入居宅訪問はとても参考になります。建築中の現場で建築構造を見るのもよいでしょう。家づくり相談会などのイベントもおすすめです。

 

3. 建築業者を決める

業者を絞り込んで設計プランを立ててもらい、相見積もりを取ります。見積りが高いと感じたら、業者と相談しながらコストカットが必要です。そして業者の提案内容を比較して依頼先を決定します。その後敷地調査、プラン打ち合わせ、住宅ローン申し込みを経て、いよいよ着工にいたります。

 

家づくりの注意点は?

家づくりに際して注意すべきことを解説します。

 

設計者が的確な提案をしてくれるかどうか確認する

家を建てる際に、施主は設計者に任せきりにするのはよくありません。施主は設計者に希望を述べたりわからないところを質問したりするべきです。そして設計者が施主の希望をちゃんと聞いてくれるか、実現できることと、できないことを明確にしてくれるか、できない場合は代替案を出してくれるかなどを確認してください。

 

設計者とイメージを共有できるかどうか確認する

施主と設計者との間で家のイメージを共有することが必要です。共有できなければ思い通りの家は建ちません。共有できるまで何度でも話し合い打ち合わせしてください。どうしてもイメージを共有できなければ、業者を選び直したほうがよいでしょう。余分な費用がかかっても、不満足な設計プランを立てるよりはましです。

 

実用性のない設計プランを立てない

家を建てる際に、ライフスタイルに合わず実用性のない設計プランを立てないようにしてください。たとえばあまり使いそうにない「立派な和室」をつくる、洗濯物の外干しがしにくい地域で「バルコニー」をつくるなどです。多額な費用もかかることですから、余計な設計プランは避けましょう。

 

住宅の完成期間や見落としに注意

施主の希望しだいで完成までにかかる期間が変わってきます。あれこれ要望を出し過ぎると設計期間が伸びてしまうため、落成時期が決まっている場合は注意が必要です。また打ち合わせ事項が多くなると、施主から業者にきちんと要望が伝わっていないこともあります。見落としがあると希望通りの家が建てられません。打ち合わせ内容は必ず記録しておきましょう。

 

家づくりに役立つ情報6選

家づくりに関連してネット上で話題になっている情報を6つご紹介します。

 

1. 家づくりブログ

ネットで探すと家づくりをテーマにした多くのブログが見つかります。注文住宅、家づくり、マイホーム計画、インテリアなどのハッシュタグで検索するとよいでしょう。いろいろと目を通し、家づくりの参考にしてください。

 

2. 家づくり学校

個別相談、セミナーなどを通じて家づくりの知識を身につけられるサービスです。神戸、姫路、岡山、福山、広島、高松、松山などに拠点があります。ネットで相談の予約ができ、家づくりのコツ、住宅会社の見極め方などを学べるのがメリット。要望に沿った住宅会社の情報も提供してくれます。

 

3. 家づくりナビ

北陸地域で売れている家づくりの雑誌です。家づくりの先輩の建築実例、役立つアイデア、イベント情報などを配信しています。公式Instagramもあり、画像が豊富なため、住宅の実例を見るのに役立ててみてください。

 

4. 家づくりで役立つアプリ

ネットで検索すると家づくりに役立つアプリが見つかります。たとえば家づくりに役立つ住まいの情報を手に入れられるアプリ、3D画像を使って間取りのシミュレーションができるアプリ、部屋の四隅を写真撮影するだけで室内の図面が作成されるアプリなどです。いろいろ試してみるとよいでしょう。

5. 家づくりヒーロー

元セキスイハイム営業員であるインフルエンサーです。家づくりに役立つ情報を、Instagram、YouTube、LINEで配信しています。家づくりに興味をもった人たちの間で評判になっているようです。

 

6. 家づくり本舗

住宅ローンの借り入れ、借り換えのサポートをしてくれる企業です。ホームページ上でローンシミュレーションができます。メールや電話で相談を申し込み、来店または出張で住宅ローン相談を受けられます。

 

まとめ:

注文住宅を建てる際には、まず欲しい家をイメージして、予算がいくらくらいの家を建てるのか検討しましょう。そしてイメージに合った家を建ててくれる設計者・建築業者を探し、十分に打ち合わせしながら設計プランを立ててください。また実用性のない設計プランを立てたり大切な要望を見落としたりしないよう、注意が必要です。そしてブログなどの情報を役立てながら、家づくりを成功させましょう。

下記記事では、注文住宅の一般的な広さである延床面積34坪の家づくりのポイントをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「34坪の家を建てたい!間取りのポイントを実例とともにご紹介」