おしゃれなサイディングを選びたい!壁紙との違いと合わせてポイントを解説!

2023年5月5日

家の印象を決める外観の色や壁紙は、こだわりたい!という方も多いのではないでしょうか。今回は、サイディングと壁紙の違いやおしゃれなサイディング材の特徴について徹底解説!ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。

 

サイディングと壁紙、それぞれの定義

サイディングと壁紙は似たような意味で使われますが、どのような違いがあるのでしょうか。建材の特徴とメリットについてご紹介します。

 

サイディングとは

サイディングとは、外壁材として使われる建材のこと。通常はプラスチック、アルミニウム、セメント、木材などの材料でつくられます。耐久性に優れているため主に屋外で使われており、メンテナンスが比較的容易といえます。

 

壁紙とは

壁紙とは、住宅の壁面に貼る紙製またはビニール製の室内装飾材のこと。 種類が豊富で、低コストでDIYできる点が特徴です。防水性や耐久性には劣るため、外壁材としては使用されません。

 

サイディングと壁紙の違いは?

サイディングと壁紙は、主に室内で使われるか屋外で使われるかといった点に違いがあります。両者の違いを耐久性・デザイン性・可変性の3点から解説します。

 

耐久性の違い

サイディングは耐久性がある一方、壁紙は摩耗しやすく汚れや破れが発生しやすいという違いがあります。壁紙のほうがこまめなメンテナンスは必要となるでしょう。

一方で汚れが人の目につきやすいのはサイディングです。壁紙の場合は室内に入らない限り汚れは見えませんが、サイディング外壁は家の前を通りかかった方も目に入るためです。メンテナンスの頻度は壁紙よりも少なく済む一方、美しい外観を保つために梅雨時などはサイディング外壁をチェックするようにしましょう。

 

デザイン性の違い

壁紙はさまざまな色やデザインがあり、好みに合った柄や色味を選ぶことが可能です。 最ディングよりも遊び心のあるデザインに仕上がる点が大きなメリットです。

サイディングもデザインの種類は多々ありますが、壁紙と比べると限られています。家の外壁に用いられるため、あまり派手な柄は展開されていません。

 

DIYが可能かどうかの違い

壁紙の場合はDIYが可能なものも多くある一方、サイディングは施工に専門的な知識が必要となるためDIYは難しいでしょう。壁紙の中でもDIYが可能なものとそうでないものがあるため、将来的に自分で加工したいと考えている方はDIYができる壁紙を選ぶとよいでしょう。

 

サイディングにはどんな種類がある?特徴も解説!

サイディングには主に木質サイディング、金属系サイディング、窯業系サイディング、樹脂系サイディングの4種類に分かれています。

それぞれの特徴について解説しましょう。

 

木質サイディング

木質サイディングとは、木材を使って作られた外壁材のこと。木材ならではの自然な風合いが魅力的な建材です。木材の種類はヒノキやレッドシダーなどがあり、それぞれの木材に特徴的な色合いや木目があります。木質サイディングは木材本来の特性を活かした外壁材であるため、断熱性や防音性にも優れています。

 

木質サイディングにおすすめな外観デザイン

木質サイディングはナチュラルな印象があるため、自然と調和するようなデザインに用いるのがおすすめです。和風な雰囲気との相性も抜群なため、和風や和モダンテイスト、落ち着いた風合いの外観にしたい方は取り入れてみるとよいでしょう。

 

窯業系サイディング

窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜたサイディングのこと。耐久性があり比較的低価格で手に入るため、一般的な住宅によく使われます。またカラーバリエーションが豊富な点も見逃せないポイント。さまざまな外観デザインに合わせることが可能です。

 

窯業系サイディングにおすすめな住宅デザイン

窯業系サイディングはデザインのラインナップが豊富なため、住宅の外観をよりおしゃれに魅せられます。特にモダンでスタイリッシュな印象にしたい方は取り入れるとよいでしょう。

 

金属系サイディング

金属系サイディングとは、アルミニウムやステンレスといった金属製の外壁材のこと。耐久性や防水性に優れている点が特徴です。金属系サイディングは、近年でかなりデザインのラインナップが増えています。デザイン性がより向上したため、おしゃれな風合いに仕上がる外壁材のひとつです。

 

金属系サイディングにおすすめな住宅デザイン

金属系サイディングは、シャープな印象や現代的な雰囲気を演出できる外壁材です。中でもアルミ素材の金属サイディングは耐久性や軽量性に優れているため、屋根や壁などの広い面積でも相性抜群。

グレー系の金属サイディングを使ったモダンな外観や、シルバーやゴールドのメタルサイディングを使った高級感のある外観もよいでしょう。プリント技術を使用することで、木目調や石目調などの模様を表現することも可能です。

 

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、コストパフォーマンスに優れたサイディング素材として人気があります。耐久性やメンテナンスのしやすさにも優れているため、維持管理が簡単といったメリットもあります。また色やデザインのバリエーションも豊富で、木目調や石目調などの模様を表現することも可能です。 

おしゃれな使い方のアイデアとしては、落ち着いた色味の樹脂系サイディングを使ったナチュラルな外観や、明るい色味を取り入れたポップな外観が挙げられます。木目調の樹脂系サイディングを用いて、ウッドデッキ風の外観にするのもよいでしょう。

 

樹脂系サイディングにおすすめな住宅デザイン

樹脂系サイディングは、高い耐久性からリフォームや増改築においても人気があります。カラフルな色や個性的なデザインのものもあるため、建物の外観にアクセントを取り入れたい場合にも選ばれることがあります。 木目調や石目調のものを使って、自然な風合いを出せるのもメリットです。

 

まとめ

住宅の外観や室内の雰囲気を変える重要な要素の1つが、サイディングや壁紙の選び方です。 今回は、おしゃれなサイディングと壁紙の種類や特徴、外壁サイディングの種類について詳しく解説しました!

 

木質サイディングは自然素材の風合いがあるため、ナチュラルで温かみのある外観を実現できます。 窯業系サイディングは格子模様や段差のあるデザインが多く、モダンな外観に。金属系サイディングはシンプルでクールな印象がありモダンな外観に仕上げられる一方、 樹脂系サイディングは斬新で遊び心のある外観を実現できます。

 

それぞれの外壁の使い方としては、木質サイディングを取り入れてアメリカンテイストの外観にしたり、窯業系サイディングは高級感のある住宅にぴったり。樹脂系サイディングはカラフルな色使いで、ポップな雰囲気を演出できるでしょう。

 

サイディングを選ぶ際は理想の外観テイストと照らしあわせながら選ぶことが大切です。家づくりの予算も考えながら、納得できる家づくりをしていきましょう!