内装がおしゃれな家の事例6選!計画のポイントや注意点も解説

2023年7月5日

まるで海外の雑誌に出てくるような、内装がおしゃれな家に憧れている人も多いのではないでしょうか。せっかく家を建てるのであれば、自分の好きなおしゃれなテイストの内装に仕上げたいですよね。

今回は家づくりの中でも内装にポイントを絞って、インテリアテイスト別のおしゃれな実例を豊富な画像とともにお届けします。また、内装をおしゃれに仕上げるポイントや注意点についても解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

内装も外観も、トータルでおしゃれな家を計画するポイントはこちらを参照してください。

>>家族の理想を形にする!おしゃれな家づくりのポイント

 

内装がおしゃれな家の実例6選!

まるで海外の雑誌やSNSに出てくるようなおしゃれな家の内装を集めました。インテリアテイスト別にご紹介するので、さまざまな角度から比較して好みのテイストの中でももっともぴったりなものを探してみてください。

 

1.シンプルモダン|こだわりのモノトーンインテリアをすっきり維持する収納にも注目したい平屋

モノトーンでまとめたシンプルインテリアがおしゃれな、夫婦と子どもとペットが暮らす平屋です。床にはタイルのように見えるフロア材を使用しているため、インテリアの統一感とともに快適さも追求されています。家具や家電のブラックは、マットブラックで統一するなど質感にもこだわることでまとまり感がさらにアップ。
持ち物を把握して収納を計画したり、ディスペンサーやタオルなどもモノトーンに統一することで、生活感のないおしゃれな内装を維持しやすくなります。

 

2.和モダン|昔ながらの機能とトレンドを融合させた美しい和モダン平屋

和室や仏間など昔ながらの機能は残しつつ、トレンド感を取り入れたおしゃれな和モダン平屋です。開放的な窓から眺める日本庭園も、和モダンなインテリアの一部として取り入れています。

リビング天井の太鼓梁やブラックウォルナットの床材も、和室の雰囲気やカラーと調和させているため、内装全体がおしゃれにまとまっています。

 

3.北欧風|おしゃれで落ち着きのある空間づくりのテクニックを真似したい北欧風リビング

やわらかく温かみのある木目とグレージュの壁紙がしっくりなじむ、おしゃれな北欧風リビングです。観葉植物のグリーンが映えてとてもおしゃれ。

テイストや色味の統一感に加えて、キッチンの床を下げたり、すべての家具の重心を低く抑えたりすることで、圧迫感がなく落ち着きのある印象にまとまっています。それぞれの高さが、どこにいても家族と目線が合いやすいように計算されている点も温かさを感じられるポイントです。

 

4.カフェ風|趣味やDIYを楽しめる、ナチュラルなカフェ風の平屋

趣味の家庭菜園やDIYで豊かな暮らしを楽しみながら、温かみのあるナチュラルなカフェ風インテリアを実現した平屋の内装です。

リビングの大開口窓は折り上げ天井にすることで、レールを隠して高級感をアップ。キッチン部分は折り下げ天井にして、カフェ風の雰囲気を演出しています。雰囲気のあるコーヒーアイテムの収納棚も、コーヒー好きなお施主様によるDIYの作品です。

カーテンを開けるとテラスが広がり、家族や友人を招いて屋外でもカフェを楽しめます。

 

5.ナチュラルテイスト|DIYの工夫にも注目、ナチュラルな素材感とアンティークがマッチした内装

白を基調として木材やドライフラワーなどの自然素材に、アンティークな家具や小物を組み合わせたナチュラルアンティークな内装です。リビングの壁はレンガ調の素材を使用するなど、質感にもこだわることで高級感もアップ。照明にもドライフラワーをアレンジしたり、アンティーク風の小物類もDIYで手作りしたりすることで、オリジナルな雰囲気が漂います。

キッチンは流行に左右されず、奥様の時間を大切にできる独立型を採用。趣味が詰まった書斎風のカフェコーナーを併設することで、キッチンで過ごす時間が一層豊かに感じられるでしょう。

 

6.インダストリアルテイスト|遊び心や色使いのバランスが絶妙な、インダストリアルテイストの平屋

アメリカンな外観にインダストリアルな内装がおしゃれな平屋です。内装のテーマカラーを白黒、ゴールド、深い緑に絞り込み、カーテンレールなどの細部にまでこだわって配色されています。テーマカラーに緑を入れて遊び心を出している分、照明は装飾性の少ないシンプルなライトにするなど、バランス感が絶妙です。個性の強いインテリアを取り入れる場合は、足し算で詰め込むだけでなく、引き算することでおしゃれなまとまりが生まれます。

 

内装がおしゃれな家を計画するポイント

おしゃれな家の内装は住む人の好みやテイストによって異なりますが、計画のポイントや方法は共通しています。

内装がおしゃれな家を計画する3つの重要なポイントを押さえておきましょう。

 

インテリアのテイストを決める

テイストとはインテリアの好みや雰囲気、志向のことで、モダンテイストやナチュラルテイストなどさまざまな種類があります。

テイストを決めることで内装全体の方向性が定まるため、計画においてとても重要なポイントです。テイストが決まれば、似合うカラーや素材、家具なども絞り込めるため、細部を決めやすくなります。

どのテイストが好みかわからない場合は、できるだけ多くの内装例を見比べてふるいにかける方法がおすすめです。内装例は実物のほか、施工会社のウェブサイトや比較サイト、雑誌にもさまざまな画像があります。

 

使うカラーと配色を決める

内装は使うカラーや配色の仕方で大きく印象が変わります。色数が多過ぎるとごちゃごちゃした印象になるため、3色までに抑えることが基本です。

内装の色選びは、壁や天井など広い面積に使うベースカラー、インテリアの主役となるアソートカラー、部屋のワンポイントを強調するアクセントカラーの3種類で考えると決めやすくなります。ベースカラーはアソートカラーやアクセントカラーとの調和を考えて白・黒・グレーなどの無彩色から選ばれることが多いです。アソートカラーはベースカラーを引き立て、インテリアテイストに似合うカラーを選びましょう。

配色は色の黄金比に基づいてベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの比率が70:25:5になるよう構成すると、バランスよくまとまります。

 

照明を決める

照明はデザインや照らし方によって、内装のムードを高める役割があります。

内装をシンプルに仕上げたい場合は、シーリングライトやダウンライトで光量を確保する方法が一般的です。デザイン性の高い照明でインテリアにアクセントを付けたい場合は、ペンダントライトやシャンデリアなどを取り入れてみましょう。

主な照明に加えて間接照明を取り入れると、光の効果でおしゃれなムードを高めることができます。

 

内装をおしゃれに仕上げるための注意点

内装をおしゃれに仕上げるために注意しておきたい点を解説します。戸建てはもちろんマンションやリフォームの際にも応用できるため、ぜひ内装計画に役立ててみてください。

 

テイストやカラーは統一感を意識する

内装に使う色は、テイストに合わせて統一しましょう。シンプルなモダンスタイルであれば白と黒、その中間色で構成される無彩色が基本です。ナチュラルテイストであれば、温かみのある木目とそれに似合う色をコーディネートすると統一感が出ます。

なお、同じ色でもツヤ感の有無や微妙な質感の違いによって、内装に使ったときに雰囲気ががらりと変わります。必ずサンプルを取り寄せて、質感や手触りまでチェックしましょう。

 

床や壁は素材感も重視する

壁紙や床など、特に広い面積に使用するカラーはシンプルにまとめることが基本です。シンプルであるがゆえに、素材や質感にまでこだわると、上質さや高級感が高まり、一層おしゃれに仕上げられます。

なお、床や建具によく使われる木材や木製品は、素材によって色味が異なるため注意が必要です。複数のサンプルを取り寄せて、インテリアテイストに合う素材や色味を吟味しましょう。

内装材の種類や選び方については、こちらもチェックしてください。

>>あなたはどんな内装にする?場所別!おしゃれな家の内装8選

 

優先順位をつける

内装はこだわりを詰め込み過ぎると予算をオーバーするうえ、ちぐはぐな印象になってしまいます。

内装は足し算だけでなく、引き算でバランスを調整することが重要なポイントです。事前に「これだけは譲れない」という点に優先順位をつけておくと、予算の範囲内でバランスのよいおしゃれなインテリアを計画できます。

 

収納スペースを確保する

内装をこだわりのテイストやデザインで仕上げても、物が散乱しているとおしゃれな空間を維持することができなくなってしまいます。

持ち物の量を把握して、必要な収納スペースを確保しましょう。

収納スペースは生活感が出やすいため、注意が必要です。特にタンスやカラーボックスなどを置くと圧迫感や生活感が出てしまいます。すっきりした空間を維持したい場合はインテリアと一体感を持たせた壁面収納などをつくるのがおすすめです。

また、収納は扉の有無でも大きく印象が変わります。お気に入りのものはオープン棚やガラス扉で見せる収納にするなど、メリハリをつけるとよいでしょう。

 

実例とポイントを参考に、内装がおしゃれな家を計画しよう

今回は、まるで海外の雑誌に出てくるような内装がおしゃれな家の実例画像をたくさんご紹介しました。

おしゃれな内装はインテリアテイストの好みによって変わりますが、計画のポイントや仕上げの注意点は共通しています。

実例やポイント・注意点も参考に、内装が自分らしくおしゃれな家を計画していきましょう。