モカベージュの外壁はどんな雰囲気?外壁色の選び方も解説

2023年8月2日

住宅の取得でよくあるお悩みが、外壁の色をどうするか。外壁の色にベージュを用いている住宅は多くありますが、ベージュの中でも少し茶色の強いモカベージュの外壁は、どのような印象を与えるのでしょうか。

この記事では外壁の色に悩んでいる方に向けて、モカベージュの外壁はどのような雰囲気や印象を与えるのかくわしく解説します。また外壁色の選び方についてもご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

 

外壁をモカベージュにすることでシックで大人っぽい雰囲気に!


モカベージュは、コーヒー豆の色合いをイメージさせるような茶色とベージュが混ざった色です。モカベージュは大人っぽさを持つ色で、外壁に使用すると建物全体に穏やかで上品な印象を与えられます。またモカベージュはほかの色とも調和しやすい色です。多くの色との組み合わせに適しているため、外壁のアクセント色として使用するのもよいでしょう。

たとえばモカベージュの外壁に対して黒やブラウンなどを組み合わせることで、コントラストを生み出し、より洗練された印象を与えられるでしょう。

 

モカベージュ以外の外壁色も押さえておこう


ベージュにはいくつか種類があります。モカベージュも外壁として素敵な色ですが、ほかのベージュも比較して検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、モカベージュ以外の外壁色を4色ご紹介します。

 

ノーマルベージュ

ノーマルベージュは、一般的なベージュの色合い(イエローとブラウンの中間色)を指します。明るく柔らかな色であり、外壁に使用すると、建物全体に穏やかで自然な印象を与えられるでしょう。

ノーマルベージュは比較的中立な色であり、周囲の建物と調和しやすい特徴があります。明るさのバランスもちょうどよく、多くの住宅の外壁で使用されている色です。

 

ライトベージュ

ライトベージュはノーマルベージュよりも白に近く、明るく淡いベージュ色です。ライトベージュを外壁に使用することで、軽さやナチュラルな印象を与えられます。ベージュにはさまざまなバリエーションがありますが、ライトベージュはその中でも特に明るいトーンを持っているのが特徴です。

 

オレンジベージュ

オレンジベージュはノーマルベージュにオレンジ(赤色と黄色)が加わったような色です。オレンジの暖かみを持ちながらも、ベージュの穏やかさが加わった色といえるでしょう。

オレンジベージュは明るく柔らかな印象を与える一方で、エネルギーや活気も感じさせます。南欧風の外観にマッチする色です。

 

ピンクベージュ

ピンクベージュは淡いピンク色と薄いベージュ色が組み合わさった、柔らかでやさしい印象の色です。ピンクベージュはペールオレンジに近い色合いであり、自然な温かみを感じます。外壁に使用することで、女性らしさや可愛らしさ、優雅な印象を与えられるでしょう。

 

ベージュ外壁を組み合わせるのもおすすめ!


ベージュは調和しやすい色であるため、外壁ではほかの色と組み合わせてみるのもおすすめです。組み合わせ次第では、おしゃれ度がアップしたり、個性的な印象を与えたりできるでしょう。ここでは、ベージュと相性のよい色の組み合わせを5つご紹介します。

 

ベージュ×ナチュラル素材

レンガや木製サイディングなど、ナチュラル系の素材はベージュと相性抜群です。ベージュの暖かみのある色とナチュラル素材の自然の風合いが組み合わさって、自然環境に溶け込んだ雰囲気を演出します。石材やレンガを多めに用いると、重厚感や歴史的な雰囲気を醸し出し、上品な印象を与えられるでしょう。

 

ベージュ×ホワイト

ベージュとホワイトの組み合わせはシンプルで主張し過ぎず、ツートンカラーの中でも人気です。ホワイトは清潔感や明るさを演出する色で、ベージュと組み合わせることで上品で落ち着いた印象を与えられます。

ベージュの外壁にホワイトのアクセントを組み合わせることで、立体感も生まれ、建物のデザインを引き立てられるでしょう。

 

ベージュ×ブラック

モダンで洗練された印象を与えられるのが、ベージュとブラックの組み合わせです。ベージュは暖かみのある色であり、ブラックはシックで引き締まった印象を持っています。この組み合わせはコントラストを生み出し、外観に深みや重厚感を与えるでしょう。モダンな建物や都会的な雰囲気を演出したい場合におすすめの組み合わせです。

 

ベージュ×ブラウン

ベージュとブラウンの組み合わせは同系色で非常に相性がよく、自然で温かみのある印象を与えられます。ベージュは暖かみと落ち着きを持ち、ブラウンは自然の風合いや木材の温かみを表現する色です。

この組み合わせによって、外観に優雅さや上品さをもたらせるでしょう。組み合わせ方として、ベージュとブラウンを縦ストライプにしたり、上下階で色を分けたりするのもおすすめです。

 

ベージュ×グレー

グレーは落ち着いた中立色であり、モダンで洗練された印象を与えられます。このような特性を持つグレーとベージュを組み合わせることで、相互に引き立て合い、バランスの取れた外観を作り出せるでしょう。まとまりがあって安定しつつも、おしゃれな外壁になります。

 

外壁をベージュ色にすることで得られる5つの効果


外壁の色は家の第一印象を大きく左右するため、悩む方も多いでしょう。外壁の色はそう簡単に変更できるものではないため、慎重になるのも無理はありません。ここでは、外壁をベージュ色にするメリットを5つご紹介します。

 

1.柔らかく暖かい印象を与えられる

ベージュは自然な色合いであり、暖かみや穏やかさを感じさせます。そのため、建物にベージュ色を取り入れることで、外観全体に優雅で落ち着いた雰囲気を与えることが可能です。実際にベージュを外壁の色に用いた住宅も多く人気があります。

 

2.どのようなデザインにも合う

ベージュは万能な色であり、和風・洋風・モダンなど、さまざまなデザインに合います。たとえば、シンプルな形状や直線的な要素を持つ建物にベージュ色を採用することで、上品さや落ち着きを演出することが可能です。

石や木材の要素を組み合わせた建物や、装飾的なアクセントを持つ建物にベージュ色を取り入れることで、優雅で温かみのある雰囲気もつくり出せます。

 

3.汚れが目立たない

ベージュ色は明るめの中間色であり、外壁の汚れの原因である砂ほこりや土ほこりと似た色をしています。そのため、黒や白などの色と比べて汚れが目立ちにくいのがメリットです。

 

4.家を大きく見せられる

物体の本来の大きさよりも大きく見せる効果を持つ色を「膨張色」といいます。ベージュは膨張色に分類され、家を大きく見せることが可能です。膨張色に該当するのは主に暖色系や赤、オレンジなどであるため、そういった色を組み合わせるのもよいでしょう。

 

5.周囲の住宅とマッチしやすい

外壁をベージュにしている住宅が多いため、周囲の住宅とマッチしやすいのがメリットです。またベージュはほかの色とも調和しやすいため風景とも馴染みやすく、自然な印象を与えられます。しかし馴染みやすい反面、個性を出したい方や目立ちたい方にとっては物足りないと感じる場合もあるでしょう。

 

外壁の色を選ぶ際の注意点


ベージュの外壁はメリットも多くありますが、注意すべき点もいくつかあります。外壁を選ぶ際は、ここでご紹介する3つの注意点も押さえておきましょう。

また以下の記事では、かっこいい&おしゃれな外壁塗装の事例や色の選び方について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
かっこいい&おしゃれな外壁の色50選!色選びのコツを解説 – リブタイムズ

 

実物がカラーシミュレーションや見本と同じになるとは限らない

外壁の色を決める際には、カラーシミュレーションや色見本を用いるケースが多くありますが、実物と見え方が異なる点に注意が必要です。同じ色に見えない理由としては、周りの風景や光の当たり方、画面による効果など原因はいくつかあります。

そのため、失敗したくない方は実際の外壁材や塗料のサンプルを取得し、直接確認するとよいでしょう。サンプルを直接照明や自然光の下で見比べることで、より正確な色の印象を得られます。

 

塗装面積の大きさで彩度や明度が上がって見える

色の見え方に「面積効果」と呼ばれるものがあります。これは小さな面積の色と大きな面積の色とでは見え方が異なるというものです。すなわち、小さな色見本で見たベージュより、実際の家で見たベージュのほうが強い色味(彩度や明度)を感じる場合があります。

「思っていたより明るかった」といった後悔をしないよう、外壁の色を選ぶ際は面積効果も意識しましょう。

 

光源によって色の見え方が変わる

外壁の色は、自然光や人工光の条件によって異なる印象を与える場合があります。太陽の位置や時間によっても光の色温度や強度が変化するため、外壁の色も異なって見える点に注意が必要です。

外壁の色を選ぶ際に、異なる時間帯や天候の下でサンプルや見本の色を確認するとよいでしょう。さまざまな光の条件下で色の見え方を比較することで、ベストな選択ができます。

 

外壁の色は屋根や付帯部の相性も考慮して決めよう

モカベージュの外壁は大人っぽく穏やかな印象を与えるためおすすめです。またベージュにもさまざまな色があるほか、ほかの色と組み合わせることでより自分の理想とする雰囲気にできるでしょう。

ただし、外壁の色は屋根や付帯部を含めた家全体のバランスを考慮して決めることが大事です。カラーシミュレーションを用いて、慎重に検討してみてください。