住宅ローンでおすすめの地方銀行15選 | メリット・デメリットも解説

2023年8月3日

「住宅ローンでおすすめの地方銀行が知りたい」
「地方銀行で住宅ローンを組むメリットやデメリットは?」
このようにお悩みではありませんか?

住宅ローンを借りるとき、地方銀行やメガバンク(都市銀行)、ネット銀行など多くの選択肢があるため、迷ってしまう方も少なくないでしょう。

この記事では、住宅ローンでおすすめの地方銀行を15選ご紹介します。また、地方銀行で住宅ローンを組むメリットやデメリットも解説しており、銀行の種類による相違点も理解できますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

住宅ローンでおすすめの地方銀行15選

住宅ローンでおすすめの地方銀行を15行ご紹介します。

① 北海道銀行

北海道銀行は、北海道内の地域で営業している地方銀行です。

住宅ローンは、病気やケガの補償が充実しています。また、借入時の保証料が無料であることも特徴です。

② みちのく銀行

みちのく銀行は、青森市に本店があります。営業エリアは青森県のほか、北海道や東北地方の一部、東京都などです。

特徴的な住宅ローンは、M’s STYLE(保証料ゼロタイプ)と呼ばれるもので、定められた固定金利期間以外であれば、いつでも変動金利もしくは固定金利を選べます。また、「ご返済額見直しサービス」があり、将来までサポートが受けられる点がおすすめです。

③ 東日本銀行

東日本銀行は、東京都に本店がある地方銀行です。

住宅ローンの特徴としては、借入上限額が高めに設定されています。また、条件によって割引金利が適用される点もおすすめです。

④ 横浜銀行

横浜市に本店を置く横浜銀行もおすすめの地方銀行です。

住宅ローンの特徴は、給与振込口座に横浜銀行の口座を指定することで、金利優遇が受けられる点。そのほか、超長期固定金利型などのプランもあります。

⑤ 筑波銀行

茨城県つくば市に本部機能を置いている筑波銀行もおすすめです。

「つくばアトラク」という逆段階固定金利型が特徴的な住宅ローンとして挙げられます。これは、一定期間経過後の金利のほうが低く設定されているローンです。そのほか、お得なプランが多く揃っています。

⑥ 千葉銀行

千葉市に本店を構える千葉銀行もおすすめ。

金利の低い固定型や、充実した団信を低コストで提供しています。また、手厚い相談対応も特徴です。

⑦ 北陸銀行

富山県富山市に本店のある北陸銀行。

住宅ローンでは、ニーズに合った選択のできる団信の補償内容や、電子契約時の印紙代不要などが特徴です。

⑧ 静岡銀行

静岡県内の住宅ローンシェアトップを誇る静岡銀行。

申し込みから借入まで最短2週間で行えることや、配偶者への補償も充実している点などが特徴です。

⑨ 京都銀行

京都市に本店を構える京都銀行。関西地方を中心に、愛知県や東京都も営業エリアです。

住宅ローンを組むと、ATM利用時の手数料が無料になることや、期間限定での金利引き下げなどが特徴といえます。

⑩ 中国銀行

岡山県岡山市に本店を構える中国銀行。

変動金利と固定金利を自由に組み合わせるバランス・プランや、定期借地権付き住宅ローンなどが特徴的です。

⑪ 広島銀行

広島県広島市に本店のある広島銀行。

独自のスーパー住宅ローンでは、最大2億円まで借入れ可能です。そのほか、自然災害時返済サポート住宅ローンもあります。

⑫ 四国銀行

高知県高知市に本店を構える四国銀行。

土日も開いているローンプラザでしっかり相談できることがポイントです。また、取引内容によって金利優遇が受けられます。

⑬ 福岡銀行

福岡県福岡市に本店を置く福岡銀行。

全期間固定金利のプランのほか、プレミアム住宅ローン特別金利も設けており、条件はありますが低金利のプランです。

⑭ 西日本シティ銀行

福岡県福岡市に本店を構える西日本シティ銀行。

住宅ローンは、借換やリフォームを含めて6種類あり、それぞれに固定金利・変動金利プランが設けられています。

⑮ 熊本銀行

熊本県熊本市に本店のある熊本銀行。

福岡銀行と同じふくおかフィナンシャルグループに入っており、住宅ローンも似ていることが特徴です。ローンセンターが熊本県内に4つあり、相談しやすいこともメリットでしょう。

地方銀行で住宅ローンを組むメリット2つ

地方銀行で住宅ローンを組むメリットは、以下の2つです。

  • ・審査に比較的通りやすい
  • ・柔軟な対応を期待できる

それぞれ見ていきましょう。

① 審査に比較的通りやすい

メリットの1つめは、審査に比較的通りやすいことです。

地方銀行の住宅ローンは、ネット銀行やメガバンクの住宅ローンに比べて審査基準が低い傾向にあります。ネット銀行やメガバンクの審査に通らなかった場合でも、地方銀行なら審査を通過できる可能性があるのです。

特に、年収面などに不安がある方に適した選択肢といえます。

② 柔軟な対応を期待できる

メリットの2つめは、柔軟な対応が期待できることです。

土地購入時の費用や、建築着工時の着手金など、住宅を建てる際にはまとまった金額が必要になるタイミングが複数あります。これらの支払いに対応できるようにローンを分けて融資する「分割融資」について、地方銀行によっては対応可能です。

また、複数人で債務を負う代わりに、その人数の合計年収をもとにしたローン額を借りられる「連帯債務」にも対応できる可能性が高いでしょう。

そのほか、地方銀行にはネット銀行などとは異なり、住んでいる地域に窓口があります。このため、担当者に相談しながら話しを進めたい方におすすめです。

地方銀行で住宅ローンを組むデメリット2つ

地方銀行で住宅ローンを組む際のデメリットは、以下の2つです。

  • ・地域が限定される
  • ・一般的に金利が高い

それぞれ解説します。

① 地域が限定される

デメリットの1つめは、地域が限定されることです。

地方銀行の住宅ローンは、基本的にその銀行がある地域に住んでいる方限定でローンが組めます。そのため、選択肢が限られてしまうでしょう。

② 一般的に金利が高い

デメリットの2つめは、一般的に金利が高いことです。ネット銀行などに比べると審査基準は低いのですが、金利は高めに設定されています。

ただし、地方銀行によってはさまざまな優遇金利を設けている場合があるため、一度確認してみるとよいでしょう。

地方銀行以外でおすすめの住宅ローンの借入先2つ

地方銀行以外におすすめの住宅ローン借入先として、メガバンクとネット銀行が挙げられます。それぞれ特徴を押さえておきましょう。

① メガバンク(都市銀行)

メガバンク(都市銀行)とは、収益規模や巨大で、豊富な資産を保有している銀行やそのグループのことです。具体的には、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を指します。

メガバンクで住宅ローンを組むメリットは、地方銀行に比べると金利が低い傾向があることです。また、住んでいる地域に窓口があれば、担当者に相談しながら話しを進められます。

一方デメリットは、ネット銀行に比べると金利が高いことです。金利面だけでいうと、店舗や窓口業務が必要ないネット銀行には劣ります。

② ネット銀行

ネット銀行は、地方銀行やメガバンクのような店舗や窓口を持たない銀行のことです。

最大のメリットは、金利の低さです。店舗や窓口業務にかかる費用がないため、その分低い利率を実現しています。

デメリットとしては、ローン審査が厳しいことや対面で相談できないことが挙げられます。

>>ネット銀行とメガバンクについて、住宅ローンを組むならどちらがおすすめかくわしく知りたい方はこちら。

地方銀行での住宅ローンをおすすめするケース3つ

地方銀行で住宅ローンを組むのがおすすめであるケースは、以下の3つです。

  • ・居住地域に条件のよい地方銀行があるとき
  • ・銀行の担当者と面談しながら進めたいとき
  • ・メガバンクやネット銀行でローンを組めないとき

それぞれ解説します。

① 居住地域に条件のよい地方銀行があるとき

1つめのケースは、居住する地域に条件のよい地方銀行があるときです。

金利の面で優れている場合や、そのほか付随する条件面でメリットが大きい場合には、その地方銀行を選ぶことをおすすめします。

② 銀行の担当者と面談しながら進めたいとき

2つめのケースは、銀行の窓口で担当者と相談しながら話を進めたいときです。

一生に一度あるかないかの住宅ローンについて、対面しながらしっかり決めたい方は少なくないでしょう。このような場合には、ネット銀行やメガバンクに比べて距離感の近い地方銀行が最適です。

③ メガバンクやネット銀行でローンを組めないとき

3つめのケースは、メガバンクやネット銀行でローンを組めなかったときです。

地方銀行に比べて、ネット銀行やメガバンクは金利が低い一方、審査基準は高く設定されています。そのため、ネット銀行などのローン審査に落ちた場合でも、地方銀行の審査は通過できる可能性があるのです。

ネット銀行などの審査に落ちても諦めるのではなく、地方銀行のローン審査を検討してみましょう。

地方銀行住宅ローンはおすすめ | ネット銀行などとも比較検討しよう

この記事では、住宅ローンでおすすめの地方銀行や、地方銀行で住宅ローンを組むメリットやデメリット、メガバンクやネット銀行との違いについて解説しました。

地方銀行、メガバンク、ネット銀行の住宅ローンには、それぞれ異なるメリットやデメリットがあるため、比較検討することが重要です。

どの銀行が、自分の状況に最適かよく見極めて、メリットの大きい選択をしましょう。