ダブルベッドのサイズは？｜寸法やサイズ感・向いている人も解説
「ダブルベッドのサイズはどのくらい」
「ダブルベッドのサイズは自分や家族に適しているか」
このようなことにお悩みではないでしょうか。
この記事ではダブルベッドやほかの種類のサイズ（寸法）を比較しやすい一覧表で紹介するとともに、それぞれのサイズ感についても解説します。
ダブルベッドを選んで後悔しないか迷ったときのチェックポイントも掲載していますので、ぜひ最後までお読みください。
ダブルベッドのサイズと種類別のサイズ一覧表
まず、ベッド選びの基礎知識として、ダブルベッドとほかの種類のサイズ（寸法）を押さえておきましょう。
ダブルベッドのサイズ
ダブルベッドのサイズは、標準体型の大人が2人で眠ることを想定してつくられています。 マットレスの一般的なサイズは幅140× 長さ195センチメートルです。ただし、メーカーによって若干サイズが異なることがあるため、購入前に必ず確認しましょう。
なお、シングルベッドの幅は95センチメートルです。現在シングルベッドを使用している人は、ダブルベッドにすると幅が40～45センチメートルほど広くなります。つまり、ダブルベッドの幅はシングルベッドの幅の2倍（ダブル）ではなく、実際は約1.5倍です。
そのため、大人2人で寝ると若干狭く感じられることもあります。シングルベッドと ダブルベッドで迷ったら、実寸とともに眠る人の体型やリラックスして眠れる環境かどうかを確認しましょう。
種類別｜ベッドのサイズ表
ダブルベッドはどういった人に向いているか、自分のライフスタイルにはどの種類が適しているかを見ていく前に、一般的なベッドマットレスのサイズを一覧でご紹介します。
ベッドの種類とそれぞれの一般的なサイズは以下の通りです。
なお、上記はマットレスのサイズであり、ヘッドボードやフレームの寸法は含まれません。
ちなみに、標準的な体型やベッドのサイズは国によって基準が異なり、アメリカにはダブルベッドという種類がありません。
アメリカではダブルベッドに相当するサイズとして、フルサイズとクイーンサイズがあります。フルサイズは一人用で幅135センチメートル×長190センチメートル、クイーンサイズは幅152センチメートル×長さ202センチメートルです。
海外製ベッドのサイズを選ぶとシーツや布団、布団カバーのサイズも合わせる必要があるため、注意しましょう。
h2：ダブルベッドのサイズ感と向いている人
ベッドは実寸とともにサイズ感を押さえておくと、自分に適した種類が見つけやすくなります。
ここではダブルベッドのサイズ感を、眠る人の体格やライフスタイルを考慮してご紹介します。また、ほかの種類のサイズ感と比較しながらチェックしてみてください。
ダブルベッド
夫婦用のベッドとして選ばれることの多いダブルベッドですが、標準体型より大きめの大人2人で使う場合や子どもと川の字で眠る場合は窮屈に感じる可能性があります。標準体型の人であっても、相手の寝返りが気になりやすい場合は注意が必要です。
夫婦とも、またはどちらかが小柄な夫婦や、距離感が近くても熟睡できるカップルであればダブルベッドで問題ないでしょう。また、1人で広々としたベッドで寝返りをうちたい人、大人1人が子どもと添い寝したい場合などにもダブルベッドがおすすめです。
シングルベッド
シングルベッドは、大人1人が眠ることを想定したサイズです。標準体型からやや大きめの体型の人でも、問題なく眠れます。
賃貸住宅の高層階にも搬入・設置しやすいため、子どもの成長や転勤などライフスタイルの変化に対応しやすい点も魅力です。1人用ではあるものの、以下のように台数や使い方次第でサイズや就寝環境を調整できます。
- ・ 間隔を空けて2台置き、ツインルームのように使う
- ・ 2台並べて置き、子ども含めた3人で使用する
なお、幅が約80～90センチメートルのセミシングルタイプを展開しているメーカーもあります。小さい子どもや女性、設置スペースが限られている場合におすすめです。
セミダブルベッド
セミダブルベッドはシングルとダブルの中間的なサイズで、それぞれと約20センチメートルの幅差があります。
名前に「ダブル」が入っていても用途は1人用です。 がっちりした体型の人やシングルベッドで窮屈さを感じる人は、セミダブルベッドを選ぶとよいでしょう。寝返りも打ちやすく、ベッドからはみ出したり落ちたりする心配もなくなるため、睡眠の質を上げられます。
夫婦のどちらかが標準体型より大きいためダブルベッドが窮屈に感じる場合は、シングルとセミダブルを並べて置くのもおすすめです。
クイーンベッド
ベッドの種類の中で、ダブルベッドの次に大きいサイズがクイーンベッドです。 クイーンベッドは標準的な体型の大人2人がゆったりと眠る用途でつくられています。
一人当たり約80センチメートルの幅があるため、お互いの寝返りも気になりにくいでしょう。親子で川の字になって眠ることもできます。
ただし、 ダブルベッドまでは商品展開も在庫も多いですが、 クイーンサイズ以上は店舗でも通販サイトでも選択肢が限られる点がデメリットです。運搬費用も高く、通路や玄関、間口を問題なく通れるか梱包サイズと搬入経路も確認しておく必要があります。
キングベッド
キングベッドはベッドの中で最も サイズが大きく、幅はシングルベッドの2台分です。 体格が大きめの大人2人で使ってもストレスを感じにくく、子どもが小さいうちは親子4人で並んで眠ることもできるでしょう。
余裕のあるサイズ感が魅力のキングベッドですが、存在感も大きいため、部屋を選びます。設置には少なくとも8畳は必要です。
また、フレームも含めるとかなりの重量があり、本体価格も搬入費用も高くなります。クイーンサイズと同じく選択肢は少なめです。
昨今では搬入に便利な連結してキングサイズになるベッドを扱うメーカーもあるため、気になる人はチェックしてみてください。
ダブルベッドを選んでOK？迷ったときのチェックのポイント
ダブルベッドを選んで後悔しないか迷っている場合は、以下の項目もチェックしてみてください。
体の幅と人数に応じたサイズかどうか
自分や家族が快適に眠れるマットレスの幅は何センチメートルか、確認してみましょう。
標準体型の大人の場合、仰向けでも横向けでも、リラックスして寝たときの体の幅は55～60センチメートルほどです。寝返りを考慮すると、少なくとも両幅に15センチメートルは必要です。
このことから、人が快適に眠れるマットレス幅の目安は、リラックスして寝た状態の体の幅プラス30センチメートルといわれています。ゆったり眠りたい場合は、一人につき85～90センチメートルのスペースがあるとよいでしょう。
なお、標準体型の2人が寄り添って寝た場合の体の幅（55センチメートル×2）に一人分のゆとり幅（30センチメートル）をプラスした値が、ダブルベッドの一般的な幅と一致します。ダブルベッドは2人が寄り添って寝たうえで、片側に寝返りのスペースを確保できるというイメージです。
2人で眠る場合、どちらかが大きめの場合はシングルベッドやセミダブルベッドを2台置きするほうが睡眠の質を確保しやすいでしょう。
設置する部屋の広さに適しているか
ダブルベッドは大きく重量もあるため、置き場所選びやレイアウトも重要です。
ホテルのベッドルームをイメージしてダブルベッドを選んでも、部屋が狭いと圧迫感が出てしまいます。また、マットレスやフレームがドアや窓、クローゼットの扉をふさぐことがないかも事前に確認が必要です。
ダブルベッドを置く部屋は少なくとも6畳は必要といわれます。こちらの記事を参考に、ダブルベッドの置き場所をシミュレーションしてみてください。
＞＞ダブルベッドは何畳なら置ける？寝室の広さ別にシミュレーションしてみよう
ライフスタイルの変化も考慮する
ベッドは頻繁に買い替える家具ではないため、ライフスタイルの変化を考慮して選ぶ必要があります。
小さい子どもとダブルベッドで一緒に寝ることを想定している場合は、子どもが成長しても使い続けられるかどうかを考えておくことが大事です。また、転勤や引っ越しの可能性がある場合は、運搬や搬入のことも踏まえてベッドサイズを見直してみるとよいでしょう。
昨今では、さまざまな家具・インテリアメーカーが子どもの成長や引っ越しなどに対応しやすい連結式のファミリー用ベッドを展開しています。気になる人は、メーカーの通販サイトなどで情報をチェックしてみてください。
まとめ：ダブルベッドは寸法やサイズ感を押さえて選ぼう
夫婦向けベッドのイメージが強いダブルベッドですが、眠る人の体格や睡眠の質を考慮すると、2人では窮屈に感じることもあります。ベッド選びで後悔しないためには、種類ごとのサイズを正しく把握し、体格や使用人数に合うものを見極めることが大切です。
この記事ではダブルベッドの寸法やサイズ感、選び方をくわしく解説しました。ダブルベッドが狭く感じる場合は、シングルベッドの2台置きや、シングルとセミダブルを並べて使うのもおすすめです。
快適な睡眠環境づくりのために、ぜひ参考にしてみてください。
