平屋のおしゃれな間取り実例5選!メリットとデメリット、注意点も徹底解説

2022年12月27日

あなたが家を建てるなら、平屋と2階建てのどちらを選びますか?

この記事では、根強い人気のある平屋について、おしゃれな間取りの実例や平屋の間取りのメリット・デメリット、建てるときの注意点について解説します。

坪数別の実例を見れば、理想の間取りを実現するヒントが見つかるかもしれませんよ。

 

【坪数別】平屋のおしゃれな間取りの実例5選

まず、平屋のおしゃれな間取りの実例を5つご紹介します。それぞれ、外観写真と間取り図も掲載していますのでご覧ください。

 

① 【20坪】2LDKの平屋

20坪の土地に建つ、2LDKの平屋です。比較的狭い20坪の土地でも、広いリビングのほか6畳のマスタールームと4.5畳のベッドルームを確保しています。

シンプルで無駄のない配置が印象的な間取りです。

 

② 【25坪】2LDKの平屋

25坪の土地に建つ、2LDKの平屋です。前述の間取りより土地が5坪広く、和室やウォークインクローゼットも備えたモダンなスタイルです。リビングは約20畳で、土地の割に狭い印象は与えません。

また、水回りを1か所に集めることで家事動線も良好な間取りに仕上がっています。

 

③ 【32坪】4LDKの平屋

32坪の土地に建つ、4LDKの平屋です。30坪前後の土地が確保できれば、4LDKの間取りも視野に入れることができるでしょう。間取りとしてマスタールーム以外に、2つのベッドルームや和室、ウォークインクローゼットが設けられます。

またL字型のため、プライバシーが確保しやすい中庭を配置可能です。

 

④ 【40坪】4LDKの平屋

40坪の土地に建つ、4LDKの平屋です。家の形はシンプルな長方形にすることで、室内空間をしっかり確保できています。スタディスペースやペットスペースがあり、在宅ワークやペットのいる暮らしにも対応できる、モダンな間取りです。

このほか、シューズインクローゼットやパントリーなど、あるとうれしい設備もしっかり用意されています。子どもがいる家族でも、余裕を持って生活できる平屋でしょう。

 

⑤ 【42坪】3LDKの平屋

42坪の土地に建つ、3LDKの平屋です。これまでの案件に比べると坪数が多いですが、部屋数は少なくなっており、それぞれの部屋の面積を広めにとっています。

リビングはゆとりのある24畳で、となりにはサンルームも備えているのが特徴です。シューズインクローゼットやウォークインクローゼットなど収納スペースも十分に確保しています。

シンプルでありながら、ゆったりと過ごせる印象の間取りです。

 

平屋の間取りにするメリット3つ

平屋のおしゃれな間取りの実例を5つご紹介しましたが、ここでは平屋の間取りのメリットを3つ解説します。

 

①バリアフリーにできる

まず、バリアフリーにできることがメリットです。1階のみで生活する平屋には階段が必要ないため、室内をバリアフリーにできます。

平屋のバリアフリー住宅は、階段や段差での転倒リスクもなく、特に小さな子どもがいる現役世代や老後の生活を送るシニア世代におすすめの間取りです。

 

②将来にわたって生活しやすい

平屋の間取りは、将来にわたって生活しやすいこともメリットです。歳を重ねて足腰が弱った場合、2階建ての間取りでは階段を上がることが億劫になるでしょう。2階部分は使わなくなるかもしれません。

一方で、平屋の場合は移動の負担が比較的少なく済みます。またワンフロアに生活動線を集中させられるため、家事負担も抑えられます。

平屋の間取りは、長い目で見ても生活しやすい間取りといえるでしょう。

③庭を含めて生活空間を広く確保できる

平屋の間取りには、生活空間を広く確保できるメリットもあります。特に屋内と庭が一体的な間取りにすれば、空間に広がりを生み出すことも可能です。

コの字型の平屋であれば、コの字で囲まれたなかにプライバシーが確保された中庭を設けることで、屋内と中庭の明確な境界が無くなり広い空間を生みます。

このように、平屋の間取りでは屋内だけでなく庭などの屋外も含めて、広さに余裕のある空間を楽しむことが可能です。

 

平屋の間取りにするデメリット3つ

一方で、平屋の間取りにはデメリットもあるため3つ解説します。

 

①建てるために広い土地が必要

平屋の間取りでは、建てるために広い土地が必要になります。平屋には2階部分がなく、1階部分で必要な床面積を確保しなければならないためです。

十分な面積の土地があれば基本的には問題ありませんが、土地の形によっては住みにくい家になる恐れがあります。

 

②建築費用が高くなる場合がある

平屋では、2階建てに比べて1階の面積や屋根の面積が大きくなる傾向があるため、坪単価が高くなる場合があります。

また平屋の間取りでは表面積が大きくなりやすく、それにともない壁材や断熱材などの費用も余計にかかることにも注意が必要です。

 

③日当たりや風通しの確保が比較的難しい

平屋は、2階建てに比べて日当たりの確保が難しいことがデメリットです。また、間取りによっては風通しの確保も難しくなります。

「よい平屋は設計士や建築士の腕次第」といわれるのは、日当たりや風通しを確保できる間取りを考えることが難しいためです。

平屋の間取りを建てる際には、平屋を設計・建築した実績が十分にある会社を選ぶといいでしょう。

 

平屋を建てるときの注意点3つ

平屋のメリット・デメリットをご紹介しましたが、ここからは平屋を建てるときの3つの注意点について解説します。

 

① 十分な広さの土地か

まず、デメリットでも触れましたが、平屋を建てるときには十分な広さの土地を確保しましょう。広さが不十分な場合、中途半端で住みにくい平屋になってしまう可能性があります。

平屋を建てられる広さを持つ土地探しが困難なときには、平屋以外の選択肢も含めて信頼できる建築会社などに相談してみましょう。

なお、広さは十分にあっても土地の形が悪い場合、やはり中途半端な平屋になる可能性が高いため注意しましょう。

 

② 日当たりや風通しは問題ないか

平屋を建てるときには、屋内の生活動線や間取りだけでなく、日当たりや風通しにも気を配りましょう。周囲に高い建物があったり隣の家との距離が近かったりする場合には、特に注意が必要です。

日当たりや風通しを十分に確保できる平屋の間取りで建てたいときには、信頼できる設計事務所や建築会社に依頼するといいでしょう。

 

③ プライバシーや防犯面は確保できるか

平屋の間取りのメリットのひとつとして「庭を含めて生活空間を広く確保できる」ことが挙げられます。一方で、屋内と屋外の境界が曖昧になりがちになることから、しっかりとしたプライバシーや防犯面の確保も重要です。具体的には、外壁を高くして目隠しにしたり、植栽で視線を遮ったりする方法があります。

開放感のある平屋のメリットと、プライバシーや防犯面の確保を両立できるようにしましょう。

 

まとめ:ポイントや坪数を踏まえて平屋のおしゃれな間取りを実現しよう

平屋のおしゃれな間取りの実例や、平屋の間取りのメリット・デメリット、建てるときの注意点について解説しました。

平屋の間取りには、バリアフリーを確保できることや将来にわたって生活しやすいことなどメリットが多くあります。一方で、建築費用が大きくなる傾向があることや、プライバシーや防犯面に配慮が必要など、押さえるべきポイントもあります。

今回紹介した5つの実例も参考にしながら、信頼できる建築会社などに依頼して、坪数やイメージにあったおしゃれな平屋の間取りを実現しましょう。