ホテルライクな家の特徴とは?実例とともにご紹介

2023年1月28日

家づくりの際はモダン、ナチュラル、カフェ風などさまざまな家のテイストがあるため、どのデザインにするか迷う方も多いのではないでしょうか。

今回は「ホテルライクな家」について解説!実例とともに家づくりのコツをご紹介します。

 

ホテルライクな家の特徴

せっかく家を建てるなら、非日常気分が味わえるホテルライクな家にしたい方も多いのではないでしょうか。ホテルライクと一言でいっても、わびさびを意識した旅館風やスタイリッシュな北欧風など、様々なテイストで「ホテルライク」を表現できます。

ホテルライクな家に共通しているのは、非日常気分が味わえる空間ということ。ホテルライクな家の特徴をご紹介します。

 

家全体に統一感がある

インテリアのテイストや素材感を統一することで、ホテルライクな家を表現することができます。テイストを統一するのに重要なのは色の使い方です。

たとえば、ダークカラーのブラックやブラウンを使うとシックな雰囲気に、白を基調に空間をつくると北欧風な雰囲気になります。色を統一することで家のイメージが定まり、テイストがブレないホテルライクな家に仕上がります。

 

魅せる収納で効果的に部屋を活用

必要以上に収納スペースを増やすのではなく、収納スペースで隠すものと魅せるものを決めている点もホテルライクな家の特徴です。たとえばギターはあえて片付けずに部屋に飾ったり、アクセサリースタンドをオブジェの一部として使用したり。

見ると思わずテンションが上がるようなお気に入りのものに囲まれて生活すると、毎日の暮らしがさらに楽しくなりそうですよね。

 

素材にこだわる

ホテルライクな家は、素材感にこだわった家づくり・家具選びがなされています。床や壁の建材は大理石調のものを使ったり、おしゃれなタイルを取り入れるなど、ちょっとしたひと工夫でホテルライクな印象に仕上がります。

カーテンやソファなど、部屋の大部分を占める家具も素材感を意識するとよいでしょう。

 

ホテルライクな家の実例をご紹介!

今回は、ホテルライクな家の実例を写真とともにご紹介!リビングとダイニングでテイストをかえるひと工夫やホテルライクな外観のつくり方など、家づくりのポイントがたくさん詰まっています。

 

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片流れ屋根でホテルライクな外観

屋根は家の印象を決めるのに重要な要素。ホテルライクな外観にするには、片流れ屋根でモダンな雰囲気を演出するとよいでしょう。

片流れ屋根のホテルライクな外観をご紹介します。

 

片流れ屋根+立体感でホテルライクな印象に

外観は黒と白のツートン外壁にして片流れ屋根にすると、モダンでホテルライクな外観に仕上がります。黒と白のツートンでメリハリもつくため、スタイリッシュな雰囲気になります。

 

外壁の色に映える!高級感のある植栽

門柱はポストも併設したおしゃれなデザインにし、玄関付近にはちょっとした植栽も。外観のダークカラーと相反した白い庭石と植栽で、高級感のあるホテルライクな外観になっています。

 

ダウンライトで壁を目立たせたホテルライクな玄関

玄関に入ると、粘土や鉱物など複数の原料から作られたタイル状の内装材「エコカラット」がお出迎え。

凹凸のあるエコカラットを照らす天井に埋め込まれた暖色のダウンライトが高級感をさらに演出し、ホテルライクな玄関に仕上がっています。

 

シューズクロークからつながる動線

家を建てる際はデザイン性だけでなく、機能性も意識してつくることが大切です。シューズクロークから靴を脱いでそのまま家に上がれる家族動線を確保することで、玄関でも混みあわずに家の中に入ることができます。

 

ホテルライク×機能性!使い勝手のよい水回り

家づくりをする際、水回りスペースの機能性も十分に意識することで使い勝手のよい家に仕上がります。ホテルライクな雰囲気を維持しながら機能性にも配慮した水回りスペースをご紹介します。

 

鏡が2つ!使い勝手のよい洗面台

洗面台は鏡を2つ設置し、混みあわないよう工夫しています。通勤・通学の用意で混みあう朝の場合、洗面台スペースが渋滞しやすいため注意しましょう。

洗面台に鏡を2つ設置すると、洗い場で洗顔・歯磨きをして隣の鏡で身支度という動線が確立されるため、混みあわず快適に身支度できます。

 

収納をなくしてすっきりとした浴室

浴室は収納スペースを大胆になくし、すっきりした空間になっています。シックな黒の内装材と清潔感のある白い壁がマッチし、ホテルライクで高級感あふれる雰囲気に仕上がっています。

 

ホテルライクなリビング

リビングは家族みんなが集まる場所のため、テイストを絞って作りこみたい空間ですよね。リビングとダイニングで採光や空間づくりを大胆に変化させた、ホテルライクなリビングづくりのコツをご紹介します。

 

ギターをかざっておしゃれなリビングに

リビングは暖色系の照明を使い、家具はダークな色合いのものを多く採用してシックな雰囲気に。カラフルなギターが映える、ホテルライクで高級感のあるリビングに仕上がっています。

 

こだわりのメイクスペース

リビングには造作の棚を設置してメイクスペースをつくっています。カラフルなタイルに円形の鏡を取り付けてかわいいメイクスペースになっています。メイクスペースのこだわりは、棚の奥行きを25センチに設定したこと。鏡との距離が近いとメイクはしやすいのですが、ヘアアイロンやメイク道具が置けなかったりと不便なことも。反対に鏡との距離が遠すぎると前かがみになるようにメイクするため、体に負荷がかかってしまいます。

棚の奥行き25センチというのは、施主の方が何度も打ち合わせをして決めたこだわりのサイズ。メイクスペースを造作される方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ダイニングは明るく

リビングと併設しているダイニングは白を基調につくり、吹き抜けにして光をたくさん取り込めるよう設計されています。

リビングの雰囲気とは一風変わったダイニングのつくり方をご紹介します。

 

ホテルライクなダイニングテーブル

ダイニングテーブルはシックなブラウンにし、光沢のある素材を採用しています。

ホテルライクな空間をつくるには、素材にもこだわるとよいでしょう。

 

ダイニングは吹き抜けにして光を取り込む

ダイニングは吹き抜けにするほか、大きな掃き出し窓を2か所設置して光が多くとれるよう配慮しています。

シックなリビングと一変して清潔感と高級感あふれるホテルライクなダイニングに仕上がっていますね。

 

キッチンには勝手口を設置

キッチン裏には勝手口を設置してゴミ出しが簡単にできるよう工夫しています。買い物帰りも勝手口から帰宅できるため、キッチンにそのままつながる勝手口は大変便利です。

 

雰囲気が変わるリビングとダイニング

リビングとダイニングでがらっと雰囲気が変わる珍しいリビング・ダイニング。平屋だと部屋数が少なくなるためどうしても部屋のイメージは固定されがちですが、光や空間のつくり方次第で家の印象を変えることができます。

また、雰囲気は変わっても床材や内装材、インテリアの素材を高級感のあるものにすることで、ホテルライクなテイストが統一されている点もポイント。非日常気分を味わえるホテルライクな家に仕上がっています。

 

まとめ

今回はホテルライクな家について、特徴と実例、家づくりのポイントをご紹介しました!どのようなテイストの家にしたいかは人それぞれ。家族で話し合いながら、理想の家をつくっていきましょう!