インダストリアルな家にしたい!特徴は?実例とともに解説!

2023年2月27日

家のテイストはナチュラル、モダン、和風などさまざま。家を建てる際はどのようなテイストにするか家族で話し合って決めることが大切です。

今回は、いま人気の「インダストリアルスタイル」についてご紹介。場所別のインダストリアルスタイルの実例を参考に、家をインダストリアルスタイルに仕上げるコツについて解説します。

 

インダストリアルとは

そもそもインダストリアルとはどのような意味なのでしょうか。インダストリアルスタイルに仕上がる素材とともに解説します。

 

「工業的」という意味

インダストリアルとは、直訳すると「工業的」という意味。まるで工場で使われているような、無骨でヴィンテージ感のあるテイストを指します。

レトロな装いも相まって、幅広い方に人気のテイストとなっています。

 

インダストリアルスタイルでよく使われる素材

インダストリアルスタイルでよく使われる素材は、アイアン(鉄)やモルタル、タイルなどが挙げられます。階段の手すりは木製ではなくアイアン製手すりを使用したり、壁はモルタルを塗ったような雰囲気に仕上げるなど、どこか工業的でヴィンテージ感のある素材を使うことが多くあります。

 

場所別!インダストリアルの実例

具体的にどのようなインテリア・建材を用いればインダストリアルなスタイルに仕上がるのでしょうか。スペースごとに、インダストリアルスタイルの実例をご紹介します。

 

【玄関】無機質な質感×木材がおしゃれな実例

グレージュの無機質な色味にしつつ、質感はつるつるとしたマットな雰囲気の壁材。対して玄関ドア付近の壁は天然木を使用し、メリハリのあるおしゃれなインダストリアルスタイルに仕上げています。

天然木の壁は折り重なるように造るよろい調に。自然光の陰影をうまく反映するおしゃれなデザインとなっています。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

【キッチン】バー風!インダストリアルに仕上げた実例

インダストリアルに仕上げたキッチンの実例。キッチン台の側面にある木目調のデザインは、DIYで仕上げた一点もの。ダークな色合いにすることで、インダストリアルな雰囲気がより引き立ちます。

キッチン台の向かいには椅子を3つ設置し、バーカウンターとしても活用できるように。モスグリーンやブラウンの色味がワンポイントとなっていますね。

キッチンの壁はタイル調のクロスを貼り、さらにインダストリアルテイストに。本物のタイルではなくあえてクロスを用いることで、DIYをしやすいよう工夫しています。

建材によっては、家が建った後に自分でDIYしにくい場合も。「カップボードや棚は自分でつくりたい」「こだわりの家具にしたい」という方は、DIYをしやすいような建材にするのがおすすめです。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

【リビング】細部にまでインダストリアルスタイルを実現した実例

玄関から直接つながるおしゃれなリビングの実例。玄関とリビングをつなぐドアは全面ガラス張りにし、インナーガレージをリビングから楽しめるユニークな間取りに仕上がっています。

指し色として使用しているラベンダー色のキッチン台がおしゃれさを際立たせていますね。

リビング収納として設置しているクローゼットはネイビーに仕上げ、レトロ感漂う雰囲気に仕上げています。

リビングのスイッチはブラックでそろえ、スイッチもトグル式スイッチという工業的なデザインのものを使用。細部にまでインダストリアルスタイルにこだわっていることがわかります。

リビング全体に統一感があり、素敵な空間に仕上がっていますね。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

【トイレ】鉄製のペーパーホルダーが素敵な実例

トイレの床は山形の木材を組み合わせてヘリンボーン柄にし、おしゃれでインダストリアルな雰囲気に。空間のワンポイントとなっており、おしゃれ度がよりアップする床となっています。

トイレットペーパー置きは鉄製のものをDIYでつくって設置している点も大きなポイント。インテリアのひとつとしても楽しめる、インダストリアルでおしゃれな空間を実現しています。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

【ガーデンルーム】サンルームとしても使用!?インダストリアルな実例

サンルームとしても使用できる、ちょっとしたガーデンルームの実例。深いブラウンで木目調のテーブルがインダストリアルな雰囲気を醸し出しており、おしゃれですよね。テーブルの上にあるランプや植栽なども、ちょっとしたアウトドア感を醸し出しています。

ガーデンルームにつながるリビングも、ブラックを基調としたインダストリアルな空間を実現。キッチンよりリビングの天井を高くすることで、開放感のあるおしゃれな空間を実現しています。

照明ひとつとっても、こだわりを感じられますよね。

 

このお家のルームツアー動画はこちら

 

【中2階】アイアン手すりでインダストリアルな雰囲気に仕上げた実例

1階と2階の空間をゆるやかに区切る中2階。1.5階とも呼ばれ、近年人気が高まっているスペースです。

ご紹介している実例は、1階と2階の間に中2階をはさんだ空間。書斎としても機能しており、空間はつながっていながらもプライバシーは保てるようになっています。

手すりはアイアン(鉄)状にすることで、インダストリアル感をプラス。通常の壁とは異なり間隔の空いた手すりとなっているため、リビングとのつながりも生まれますよね。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

【階段】アイアン手すりの階段で自然光が行き届く実例

階段の手すりをアイアン状にした実例。南側に階段を設置して自然光を多く取り込めるようにすることで、光が1階にまで差し込む明るい空間に仕上がります。

南側階段の踊り場には大きなFIX窓を設置し、ちょっとした読書スペースとしても楽しめるような空間に。光がリビングまで届く窓付き階段とアイアン手すりを組み合わせることで、インダストリアル感を与えつつもたくさんの光が差し込む空間に仕上がっています。

 

この家のルームツアー動画はこちら

 

まとめ

今回は、インダストリアルな家の特徴や実例、取り入れる際のポイントについてご紹介しました!間取りやインテリアなど細部にこだわることで、統一感のある空間に仕上がります。

インダストリアルな家に仕上げたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。