ストックルームの実例5選 | メリット・デメリットや注意点も解説

2023年3月9日

「ストックルームを設けるメリット・デメリットは?」
「ストックルームの実例が知りたい」

このようにお考えではないでしょうか?

この記事では、ストックルームの実例やメリット・デメリット、おすすめの配置や注意点について解説します。

ストックルームを設けたいときに役立つ内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ストックルームとは

ストックルームの概要や、配置するメリット・デメリットについて解説します。

 

ストックルームの概要

ストックルーム(英語表記:stockroom)とは、自宅内のものを収納するスペースのことです。

ストックルームには、生活に必要な日用品や食材、家電や掃除用具など、あらゆるものを収納します。

 

パントリーとの違い

ストックルームと似ているものに、パントリーがあります。パントリーとは「食品庫」を意味し、食材や食器を収納するスペースです。一般的に、キッチンに隣接する場所に配置します。

一方、ストックルームにはあらゆるものを収納することが想定されており、さまざまな配置が考えられます。

>>パントリーの間取りについてくわしく知りたい方はこちら。

 

ストックルームのメリット

ストックルームのメリットは、リビングやキッチンなどの物を減らせることです。ストックルーム内に収納できるため、生活スペースを広く確保できます。

また物を収納するスペースがあるため、買い置きが可能です。安売りされている時期にまとめ買いして、ストックルームに保管できます。

さらに災害時に備えて、非常食などをストックすることも可能です。

 

ストックルームのデメリット

ストックルームにはデメリットもあります。

ストックルームのスペースだけ、ほかの間取りが狭くなります。生活スペースをできるだけ広く設けたい場合には、ストックルームは設けないほうがよいでしょう。また、ストックルームを上手く使用できない場合は、ストックルームのスペースが無駄になります。

ストックルームの設置は、必要性を十分検討したうえでおこなうとよいでしょう。

 

ストックルームの実例5選

ストックルームの実例を5つご紹介します

 

① 階段下のL字型ストックルーム

階段下のスペースを有効活用した、L字型のストックルームです。出入り口の扉は、横にあるクローゼットの扉と色が同じため、統一感があります。

また、内部にはショーケースが設けてあり、フィギュアなどのコレクションを並べられるため、趣味部屋としても利用可能です。

 

② 階段に近い配置のストックルーム

階段で2階に上がってすぐの位置にあるストックルームです。日常的には使わないものを収納する、ファミリークローゼットとして使用しています。

出入り口に扉は設けずロールカーテンで仕切ることで、出し入れが容易に行なえます。

 

③ 洗面・脱衣室横にあるストックルーム

洗面・脱衣室の横にあり、家事室として利用するストックルームです。棚が多く、収納力が高いだけでなく、天井にはホスクリーンを設置して洗濯物を干せるスペースにしています。

洗濯機からの動線がすっきりとし、ハンガー類を収納できる便利なストックルームとなっていますね。

 

④ 用途別で2つに分けたストックルーム

キッチン横にある、用途別に分けられた2つのストックルームです。キッチンに近い側に、食材のストックや調理器具を収納しています。また、もう片方は書類関係の収納スペースです。

ストックルームを用途別に分けることで、収納しているものがわかりやすく、整理も行ないやすいというメリットが得られます。

 

⑤ 中2階下に配置したストックルーム

中2階下のスペースを活用したストックルームです。高さ・奥行きが十分にあり、多くのものを収納できます。

また、引き戸をスライドさせると反対側にも同様のスペースが設けてあります。2つのスペースは中央で区切られており、別々の用途で利用可能です。

 

ストックルームのおすすめの配置3つ

ストックルームのおすすめの配置を3つご紹介します。

 

① エントランスクローク

まず、エントランスクロークへの配置がおすすめです。ストックルームを出入り口に近いエントランスクロークに配置することで、ものの出し入れが容易におこなえます。万が一災害時に家が倒壊した場合でも、取り出しやすい配置といえるでしょう。

出し入れのしやすさが、エントランスクロークへの配置のポイントです。

 

② キッチン付近

ストックルームは、キッチン付近に配置することもおすすめです。キッチン付近に配置することで、食材や日用品など日々消費するものについて、管理がしやすくなります。その結果、ストックするものの買い漏れや二重買いを防げるでしょう。

また、キッチンと玄関の動線をよくすることで、物の出し入れをラクにおこなえるため、さらに使いやすいストックルームにすることが可能です。

ストックを管理しやすいストックルームにするには、キッチン付近への配置がポイントといえるでしょう。

 

③ 勝手口付近

勝手口付近にストックルームを配置するのもおすすめです。エントランスクロークに配置することで、ものの出し入れがしやすいと解説しましたが、玄関付近には物を置きたくない方もいらっしゃるでしょう。勝手口であれば玄関ほど目立たないうえ、出し入れは容易におこなえます。

勝手口付近への配置は、収納物をあまり目立たせないことと、出し入れのしやすさを兼ね備えた選択肢です。

 

ストックルームを検討するときの注意点5つ

ストックルームを検討するときの注意点を5つ解説します。

 

① 広さに過不足がないか

ストックルームは、広さに過不足がないよう設けましょう。広過ぎるとスペースが無駄になり、狭過ぎると十分なストックができません。

あらゆるものを収納できるストックルームだからこそ、何を収納するのか、あらかじめ決めておくとよいでしょう。

 

② 出入り口の大きさは十分か

ストックルームは、出入り口の大きさにも気を配りましょう。ストックルーム内に大きな家電や家具を収納したいとき、出入り口の大きさによっては収納できないことがあります。

将来的に収納するものについて想定しながら、出入り口の大きさを決めるとよいでしょう。

 

③ 動線を意識した配置か

ストックルームを配置するときには、動線を意識しましょう。ストックルームの便利な配置は、収納するものによって大きく変わるからです。具体的には、食材が多ければキッチン付近、重量のあるものが多ければ玄関付近がおすすめです。

ストックルームは収納するものによって、もっとも便利な配置を検討しましょう。

 

④ ストックルーム内部の動線は十分か

ストックルーム内部の動線確保も重要です。内部いっぱいにストックを収納してしまうと、出し入れが難しくなります。また、ストックの使用期限や消費期限の把握も困難です。

室内の動線を確保して、使いやすいストックルームにしましょう。

 

⑤ 棚やコンセントの配置は適切か

ストックルーム内に棚やコンセントを設ける際は、適切な配置を心がけましょう。

便利に使うための棚やコンセントでも、配置が悪いと使いづらくなるためです。

何をどう収納するのか想定し、棚やコンセントを配置しましょう。

 

まとめ:ストックルームを設けて安心で暮らしやすい間取りを実現しよう

この記事では、ストックルームの実例やメリット・デメリット、おすすめの配置や注意点について解説しました。

ストックルームを設けると、生活スペースを広く使えることや、災害時の非常食をストックできるなどのメリットが得られます。

一方で、適切な広さや配置に失敗すると、生活スペースを圧迫したり、十分な収納ができなかったり、というデメリットにつながりかねません。

記事の中でご紹介した実例や配置、注意点を参考にしていただき、便利なストックルームのある、暮らしやすい間取りを検討するとよいでしょう。