ストックルームの実例5選 | メリット・デメリットや注意点も解説
「ストックルームを設けるメリット・デメリットは?」
「ストックルームの実例が知りたい」
このようにお考えではないでしょうか?
この記事では、ストックルームの実例やメリット・デメリット、おすすめの配置や注意点について解説します。
ストックルームを設けたいときに役立つ内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ストックルームとは
ストックルームの概要や、配置するメリット・デメリットについて解説します。
ストックルームの概要
ストックルーム(英語表記:stockroom)とは、自宅内のものを収納するスペースのことです。
ストックルームには、生活に必要な日用品や食材、家電や掃除用具など、あらゆるものを収納します。
パントリーとの違い
ストックルームと似ているものに、パントリーがあります。パントリーとは「食品庫」を意味し、食材や食器を収納するスペースです。一般的に、キッチンに隣接する場所に配置します。
一方、ストックルームにはあらゆるものを収納することが想定されており、さまざまな配置が考えられます。
ストックルームのメリット
ストックルームのメリットは、リビングやキッチンなどの物を減らせることです。ストックルーム内に収納できるため、生活スペースを広く確保できます。
また物を収納するスペースがあるため、買い置きが可能です。安売りされている時期にまとめ買いして、ストックルームに保管できます。
さらに災害時に備えて、非常食などをストックすることも可能です。
ストックルームのデメリット
ストックルームにはデメリットもあります。
ストックルームのスペースだけ、ほかの間取りが狭くなります。生活スペースをできるだけ広く設けたい場合には、ストックルームは設けないほうがよいでしょう。また、ストックルームを上手く使用できない場合は、ストックルームのスペースが無駄になります。
ストックルームの設置は、必要性を十分検討したうえでおこなうとよいでしょう。
ストックルームの実例5選
ストックルームの実例を5つご紹介します
① 階段下のL字型ストックルーム
階段下のスペースを有効活用した、L字型のストックルームです。出入り口の扉は、横にあるクローゼットの扉と色が同じため、統一感があります。
また、内部にはショーケースが設けてあり、フィギュアなどのコレクションを並べられるため、趣味部屋としても利用可能です。
② 階段に近い配置のストックルーム
階段で2階に上がってすぐの位置にあるストックルームです。日常的には使わないものを収納する、ファミリークローゼットとして使用しています。
出入り口に扉は設けずロールカーテンで仕切ることで、出し入れが容易に行なえます。
③ 洗面・脱衣室横にあるストックルーム
洗面・脱衣室の横にあり、家事室として利用するストックルームです。棚が多く、収納力が高いだけでなく、天井にはホスクリーンを設置して洗濯物を干せるスペースにしています。
洗濯機からの動線がすっきりとし、ハンガー類を収納できる便利なストックルームとなっていますね。
④ 用途別で2つに分けたストックルーム
キッチン横にある、用途別に分けられた2つのストックルームです。キッチンに近い側に、食材のストックや調理器具を収納しています。また、もう片方は書類関係の収納スペースです。
ストックルームを用途別に分けることで、収納しているものがわかりやすく、整理も行ないやすいというメリットが得られます。
⑤ 中2階下に配置したストックルーム
中2階下のスペースを活用したストックルームです。高さ・奥行きが十分にあり、多くのものを収納できます。
また、引き戸をスライドさせると反対側にも同様のスペースが設けてあります。2つのスペースは中央で区切られており、別々の用途で利用可能です。
ストックルームのおすすめの配置3つ
ストックルームのおすすめの配置を3つご紹介します。
① エントランスクローク
まず、エントランスクロークへの配置がおすすめです。ストックルームを出入り口に近いエントランスクロークに配置することで、ものの出し入れが容易におこなえます。万が一災害時に家が倒壊した場合でも、取り出しやすい配置といえるでしょう。
出し入れのしやすさが、エントランスクロークへの配置のポイントです。
② キッチン付近
ストックルームは、キッチン付近に配置することもおすすめです。キッチン付近に配置することで、食材や日用品など日々消費するものについて、管理がしやすくなります。その結果、ストックするものの買い漏れや二重買いを防げるでしょう。
また、キッチンと玄関の動線をよくすることで、物の出し入れをラクにおこなえるため、さらに使いやすいストックルームにすることが可能です。
ストックを管理しやすいストックルームにするには、キッチン付近への配置がポイントといえるでしょう。
③ 勝手口付近
勝手口付近にストックルームを配置するのもおすすめです。エントランスクロークに配置することで、ものの出し入れがしやすいと解説しましたが、玄関付近には物を置きたくない方もいらっしゃるでしょう。勝手口であれば玄関ほど目立たないうえ、出し入れは容易におこなえます。
勝手口付近への配置は、収納物をあまり目立たせないことと、出し入れのしやすさを兼ね備えた選択肢です。
ストックルームを検討するときの注意点5つ
ストックルームを検討するときの注意点を5つ解説します。
① 広さに過不足がないか
ストックルームは、広さに過不足がないよう設けましょう。広過ぎるとスペースが無駄になり、狭過ぎると十分なストックができません。
あらゆるものを収納できるストックルームだからこそ、何を収納するのか、あらかじめ決めておくとよいでしょう。
② 出入り口の大きさは十分か
ストックルームは、出入り口の大きさにも気を配りましょう。ストックルーム内に大きな家電や家具を収納したいとき、出入り口の大きさによっては収納できないことがあります。
将来的に収納するものについて想定しながら、出入り口の大きさを決めるとよいでしょう。
③ 動線を意識した配置か
ストックルームを配置するときには、動線を意識しましょう。ストックルームの便利な配置は、収納するものによって大きく変わるからです。具体的には、食材が多ければキッチン付近、重量のあるものが多ければ玄関付近がおすすめです。
ストックルームは収納するものによって、もっとも便利な配置を検討しましょう。
④ ストックルーム内部の動線は十分か
ストックルーム内部の動線確保も重要です。内部いっぱいにストックを収納してしまうと、出し入れが難しくなります。また、ストックの使用期限や消費期限の把握も困難です。
室内の動線を確保して、使いやすいストックルームにしましょう。
⑤ 棚やコンセントの配置は適切か
ストックルーム内に棚やコンセントを設ける際は、適切な配置を心がけましょう。
便利に使うための棚やコンセントでも、配置が悪いと使いづらくなるためです。
何をどう収納するのか想定し、棚やコンセントを配置しましょう。
まとめ:ストックルームを設けて安心で暮らしやすい間取りを実現しよう
この記事では、ストックルームの実例やメリット・デメリット、おすすめの配置や注意点について解説しました。
ストックルームを設けると、生活スペースを広く使えることや、災害時の非常食をストックできるなどのメリットが得られます。
一方で、適切な広さや配置に失敗すると、生活スペースを圧迫したり、十分な収納ができなかったり、というデメリットにつながりかねません。
記事の中でご紹介した実例や配置、注意点を参考にしていただき、便利なストックルームのある、暮らしやすい間取りを検討するとよいでしょう。